ウチから見下ろす首都高のカーブは事故多発ポイント。
いや、マジで多いんですよ。
しょっちゅう衝突音が轟いてる。


環状線から走って来て
混んでいるジャンクションをようやく抜けた解放感から
調子良くスピードを上げる気持ちもわかるけれど
先が見えない急なカーブではやっぱりちゃんと減速しないと危ないよ (>_<、)


思いのほかカーブがきつくて曲がりきれないってこともあるし
雨が降ってスリッピーなコンディションならなおのこと過信してはなりませぬ。


いやいや、ドライビングには自信がある?


カーブを抜けようとしたその先で、すでにやらかしちゃった先客が道をふさいでいたら??


悲劇の連鎖の始まり ((((((ノ゚⊿゚)ノ


実はこういう連動事故がすごく多くて。
それもこれも一番手がすみやかに後続車に事故を知らせていれば単独で終わる話なのです。


車には必ず発炎筒(もしくはそれに代わる非常用信号灯)が搭載されているハズで、場合によっては三角停止板とかそういうものも載っていると思います。
(車外に出て動く時はもちろん充分に注意をはらわねばとても危険なのは言うまでもありませんが)

それなのに私の目撃する限り
これらを使うドライバーが皆無といっていい。
(たまにいてもこんなありさまで。。。)


先週も今週も雨の日。
いずれもトップバッターはぶつかりっぱなしで待機状態。
後続車、カーブの先に急に現れる事故車に慌ててブレーキ!の連続。
隣の車線が空いてなければ逃げ道なし。
そんなこんなで次々と4,5台が事故車やらその次の被害車やらフェンスやらにぶつかって。。。


今日は3台目のドライバーが車を降りて
1台目のところに車線を横切ってやってきて(こんな危険も!)
何やら話してトランクから停止板を取り出し適切な場所に置いて、
すでに4台が巻き込まれていたけれどそれ以上の衝突は避けられました。


3台目ドライバーさんにしてみれば、
「もっと早くこれ出しといてくれれば。。。」とやるせなかったことでしょう。
ケガをしているひとはいなかったようで、ちょっと安心したけれど
2台目以降はぶつからなくて済んだ人たちだっただろうと思うと
これまた見ていた私もやるせない。
窓から発炎筒を投げたい気持ちで(もちろんそんなもん自宅に常備しとりません。投擲オリンピックレベルでも無理な遠投やね)ハラハラ見守っておりました。


動けないほどケガを負ってしまっている場合はおいといて
ぶつかったショックでなかなか冷静になれないという状況も考えられるとすると、殊更この非日常アイテムをどう使うのかということをもっと周知させる必要があるのでは。
学科教習で習っていても実際に発炎筒を発火させてみたことがある人は稀だろうし。


事故を未然に防ぐための啓蒙ももちろん大事だけれど
遭ってしまった事故にどう対処するのかということを、
たとえば発炎筒は車のどういうところに搭載してあって
こうやって発火させてそれをどこにどう置いて、みたいなシミュレーション。
可能なら実際に車を使って、
教習所でも更新教習でももっと具体的にレクチャーしたら
だいぶ状況は変わると思うのですが、どーでしょう?
「交通事故を起こすとこんなに辛い日々が待っている」みたいなビデオを見せられるより、まあそれも必要かもしれませんが、もっと実用的なトレーニングのほうがよくないですかね?


*****

今日の事故にはタクシーも巻き込まれていて、(首都高に乗るお客さんは急いでる人よね。お気の毒)運転手さんが事故で渋滞したところにやってきた別のタクシーに駆け寄って、お客さんを乗せてもらっていました。なんか見てて嬉しかったです。
そして到着した首都高パトカーから降りた隊員さんがいつものようにてきぱきと発炎筒を発火させては置いて行く姿に萌え(//∇//)、でも車に戻って来たらルーフの看板(「事故」「徐行」とか出る)がなぜか「チェーン規制、チェック中」になっていて慌てて操作していたのがまた珍妙でございました。


...というこれらの光景をずーっと眺めていたワタシは
今日それほどヒマだったわけではありません ( ̄_ ̄ i)