『バビロン』(アメリカ・2022年) | Cinéma , Mon Amour.。.:*☆

Cinéma , Mon Amour.。.:*☆

わたしの右脳は洋画で
左脳は邦画で出来ておりまする╰(*´︶`*)╯

こんにちは


今日ご紹介する映画は


『バビロン』(Babylon)



  *・゜゚・*:.。..。.:*・'あらすじ・*:.。. .。.:*・゜゚・*


1926年の

アメリカはロサンゼルス


メキシコ系アメリカ人の

マニー・トレス(ディエゴ・ガルバ)は、

映画会社キネスコープ重役の使いっ走りをしつつ

いつの日か、映画製作に携わることを夢見る青年。


或る日、

自社主催のパーティーで

ウェイターを務めたマニーは、

招待状なしに会場に潜り込もうとし

警備員と揉める女優志願のネリー・リロイ

マーゴット・ロビー)と出会う。


業界人とのコネを求めるネリーのため

パーティー会場へと誘ったマニー


其処には当時隆盛を極めた

『キノスコープ社』所属の大スター

ジャック・コンラッド(ブラッド・ピット)や


歌手のレディ・フェイ(リー・ジュン・リー


黒人トランペッターの

シドニー(ジョアン・アデボ)らが

場を盛り上げ活況を呈していたが、


奔放に振る舞うネリーもまた

『キノスコープ』重役の目に留まり、映画出演に

こぎつける


一方マニーも、

酔ったジャックを世話したことで彼に気に入られ


双方それを足がかりとして

ネリーは自由自在に涙を操り、念願だった女優として


機転が効くマニーは映画製作者として



二人は

生馬の目を抜くハリウッドで

伸(の)していく


さらに時代は

サイレントからトーキーへ


一大ムーブメントが押し寄せようとしていた



   *・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。. .。.:*・゜゚・*



ディミアン・チャゼルっち監督作品にハズレなし!


そういった安寧感を、

ホットドックとコーヒーと共に携えて

公開初日の昼イチの回で、観に参じたジェーン


したらアータ

冒頭の象のあのシーンですわいな∧( 'Θ' )∧


ま、それは良しとします←ホットドック完食したし


そもそもがアレくらいでメゲる

軟弱なジェーンではごぜーませんし

愛はバボー、愛はトラボー、けど本気で愛してる

フリしよぉ〜でお馴染みの、ボニー・ピンクたんが

カラオケの十八番ですよってに?


黄金のシャワーだって何のその、、、


要はわたくし

動物が酷い目に遭う系以外だったら

エロもグロもへっちゃらぴーなのですのね


それはこの拙ブログの

記念すべき(はっ?)初回にセレクトした

『コックと泥棒、その妻と愛人』だったことからして

お分かりかと存じます


(愛してるぜっ、グリーナウェイ


だがしかし

当方の申すエログロとは

それが必要不可欠か否かによります


表面上、夢と希望を与える場所がハリウッドなら 

反面、人間の欲と業が渦巻くのもまたハリウッド

ですから冒頭の酒池肉林パーティーはツカミとしても

オッケーでした


だがしかし

ガラガラ蛇にはやってきて欲しくなかったし

つーかエリック・ロバーツったら

おじーちゃんになっててオラ、びっくりしたどーーー


ハイソサエティブルジョワジー達に

馬鹿にされた後のネリーたんのあのシーンも


マーライオンネリーじゃなくて(●´ω`●)

もっとネリーにネッて欲しかったなって、、、



早い話が



思っていたのと

ちっが〜〜〜うっっ!!


だったわけです


じゃあどう期待していたかと申せば

監督チャゼルっちが描く、ショービズ界に屯する

有象無象の衆による盛者必衰の理を表す様、

それだったんですけれども、結局最後まで

掛け違えたボタンを直せなかったって言う、、、


勝手に『サンセット大通り』や『イブの総て』

のように、汚ったね〜〜水面下を観せずとも

アンタの想像力を駆使しなはれやーなどとね


そこがそもそも烏滸がましかったですな

スミマセン。


でも役者さんたちは良かったですよ


地なんじゃないかって言うくらい

ステレオタイプの哀しき阿婆擦れを確信犯的に演じた

マーゴットたんも



いつの間にやら大御所におなりあそばした
にも関わらず、脇役上等なプラピはんも


これが初めての

しかも大作(ですよね)主演とは思えないくらい

自然体だったマニー役のグッドルッキングな

ディエゴ君も


それなのに、嗚呼それなのに

ジェーンの目を釘付けにしたのは

レディ・フェイを演じなすった

リー・ジュン・リー氏、その人でした


だってさぁー

松浦美奈さんたら彼女の登場シーンの口上で

『日出る国の歌姫』とか、訳しちゃってるし

日出る国は我日本國ですからってちょいムカっとして


それに、レディ・フェイの厚遇がね

うーーん、何だろ?(`・ω・´)ってな感じでしたし


何よりこれより思わず


キンタロー。さんとみまごうばかりのお顔立ちには


わたくし、

目をかっ開いたのでございました


まぁ、黒人トランペッターの

シドニーのシークエンスですとか


チャゼルっちらしさが出ていたシーンも

あるにあったんですけど、それぞれがドラゴンボール

みたく、放射線状に飛散して戻ってこなかったような


なんか

『バビロン』を観て思い直したことがあって

一時期サイレント映画にハマっていた身としては

見目麗しきルドルフ・ヴァレンティノ様のお声を



聞けなかったことは

きっと良かったんだって


それが、3時間弱の長丁場で得た


収穫でしたかしら