1960年代の美は、確信犯的上目遣いズム 『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン | Cinéma , Mon Amour.。.:*☆

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わたしの右脳は洋画で
左脳は邦画で出来ておりまする╰(*´︶`*)╯

こんにちは


『勝手にFESTIVAL!!
   イケメンで綴るフランス映画』
ジェーンエリア 最後にご登場願うのは

1960年代を代表する
フランス映画界きっての上目遣いスト
アラン・ドロン氏でございます
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ドロン氏は
美人中の美人に相違ないんですけど
ジェーンにとりまして
アランドロン(敬称略)と言えば 
上目遣い  のイメージがありまして
本日は『太陽がいっぱい』をはじめ

様々の場面で繰り広げられる
その妙を、ご一緒に堪能しましょう
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とは言うものの、ワタクシ如きが
『太陽がいっぱい』について語るなんて
それはもう無粋の極みですから、止めといて、と

……ってアンタ、ファンの厳しい耳目に
耐えられないから逃げたろ?ですって!!

はい、そうですが、それが何か??  

だって下手なことは言えんからさぁ~  

とりあえず
未見の方のためにザックリと申せば

『持てる者』の(モーリス・モネ)の
 全てを奪おうとした
『持たざる者』(アラン・ドロン)の
 完全犯罪の行方を描いた作品ってことかしらね

今作を初めて観たのは中学の時でしたが
ラストに待ち受ける大どんでん返しには
ドロン扮するトムに肩入れして観てた分
あーー、、残念!って……思ったんです

虐められっ子の彼が醸し出す卑屈さと冷酷
自信家の金持ちぼん、モーリス・ロネの傲岸不遜さ
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男2人の間に咲いた、無垢のmon chéri
マリー・ラフォレ
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この三人が見事に共鳴し合った、
ナポリトライアングル
数ミリでも音程がズレたとしたら
それはもはや不協和音
だから……本当に絶妙の役者陣でした

松たけ子さん  さん風に表現するなれば
ここにゲイゲイしい要素が隠れていたようですが
当時はまだ中学生のジェーンですよ
そんなこと分かるわけもなく、逆にそれに気づく
中学生って一体何やねんなって話でしょ?

大人の階段はまだまだ先だったのだ……

原作は女流作家、パトリシア・ハイスミス
監督は、商業映画のどこが悪いんだ!!
ルネ・クレマン

もう亡くなりましたけど、
『網走番外地』ラブだったうちの父親が
唯一観たフランス映画が今作だったそうで
そういった日本人が多かったと思います

普通の日本人にとって
おフランス映画って敷居が高いし

ですから日本人老若男女に周知された
『異国民的アイドル』の走りが
アラン・ドロンだったのではないかと?

一過性のアイドルなら
それまでもいたんでしょうけれど

例の『ダーバン…セデデアンス  デ  モデアム』
          (と、わたしには聞こえた)
このCMのおかげもあって、長期に渡る人気者と言えば
アラン・ドロンその人になります←断言しちゃうよ
(それからマリリンも 

そして……

お待たせいたしました
『太陽がいっぱい』からの上目遣い
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もひとつ、究極の上目遣い
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これは、観る側からすると
気持ちの良い表情ではないですね
だって何かを企んでいることが
丸わかりですもん。
だけどここに感情の動きが凝縮されてます
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『目は口ほどに物を言う』

はい、そのとおりでございましょう
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⬆︎ こちらは『太陽がいっぱい』には非ず

来歴によると
ドロンは実のママンとの折り合いが悪く
若くして家を飛び出してます
鉄格子の向こうにいたこともあったし
インドシナ戦争に従軍もしておりますね
帰る場所も、後ろ盾もない
そういった背景から匂い立つ野望、野心臭を
表すかのような、この上目遣い
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……最強のウェポンですな\(//∇//)\

しかしこの人はこれだけではないんです

その証拠に何処に出しても恥ずかしくない
フィルモグラフィーをご覧あれ

わたしの大好きなブロガーさんの
おんさんが『サムライ』を
絶賛レビューされております
                   ⬇︎

やはりね、観て損がないんです

こちらは話題になった『ショック療法』の
ワンシーンですが、このように
何事においても出し惜しみもなさいません
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最後に観たドロンの作品
『カサノヴァ最後の恋』でも
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年老いた色事師カサノヴァを演じ、口説いた
小娘から『爺さん口が臭い!』なんて
ディスられちゃって、形無しのドロンさん

こいつ!
ドロンさんに何を言うのだっ 
お尻がソワソワしちゃいましたけど

当のドロンさんたら
そんなことはどこ吹く風で、いよっ、太っ腹!

やりたいことを、やりたいようになさった
いい役者人生だったのではないでしょうか

その生き様からは破滅の匂いも感じましたが
今も元気に存命で←失礼なっ!
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貴方は今もいい男ですよ




ねっ! ロミーさん……
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と言ったところで
ジェーン・ドゥによる
フランスイケメンの集いは
これにて終了です

イベントを立ち上げてくださった
ZELDAさん、お疲れ様でした

参加者としてお知り合いになれた
松たけ子さん、 sonaさん

引きずり込んじゃったみどりさん

場外からフレー、フレー
してくださった  みなみさん

ウキウキとして
とっても楽しかったです
ありがとう♬


そして

いつもと変わらず

『Cinéma, Mon Amour。.:*☆』に

ご訪問いただきました、皆さま

ご精読ありがとうございましたm(_ _)m



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