ぶら探訪で、お隣・北斗市の名家建築めぐり | 函館・青柳町暮らし

函館・青柳町暮らし

2010年4月、函館暮らしを始めました。
風景、食、イベント、街のあれこれ……、
愛する函館の日常や
季節の移ろいなどをお伝えします。

昨日はいろいろなイベントの集中日でしたが、

私は函館ぶら探訪の特別編、お隣・北斗市の

清川口駅界隈~福山( 松前) 街道みちさんぽ~

に参加してみました。

まずはJR函館駅から道南いさりび鉄道に乗って。

旧国鉄時代に運行された時のカラーを復刻した

国鉄首都圏色(タラコ色)の車両。

 

20分ほどで、集合場所の清川口駅に到着。

トワイライト・ネイビーブルーのながまれ号と

同じデザインの、ロマンチックな外観です。

ちなみに、この日の参加者80人のうち、

鉄道利用は20名ほどで、車社会ぶりが伺えます。

 

今回は「旧上磯地区の発展に貢献した老舗住宅、

および3寺、2神社の巡り」がテーマ。

大火のまち・函館と違って、今も住み継がれる

明治中期以前築の住宅も見られます。

こちらは、大正建築の種田剛邸。

 

大正8年建築の旧福士邸。

 

明治20年代に建てられた旧種田幸右衛門邸。

 

裏庭は、函館の香雪園の造園にも携わった

京都の庭師「辻地月」宗匠によるものとされます。

後出の種田家・熊谷家の庭も同じ庭師の作らしく、

当時の力がしのばれます。

 

昭和9年築の和洋折衷様式住宅、落合邸。

明治29年頃から数年かけて造られた店蔵は、

平成5年の南西沖地震で失われたそう。

ほかにも庭の灯篭が倒れるなど、

南西沖地震の影響があちこちで聞かれました。

 

江戸末期の1850年頃の建築と推定される熊谷邸。

 

住みつづけているからこそ保たれる風格に

圧倒されます。

なじみのなかったまちをじっくり案内してもらい、

トラピスト修道院や桜回廊だけでない北斗の魅力を

改めて知ることができました。

 

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