ゾイドその150 ガリウス | tanishi a.k.a. 田螺のブログ

tanishi a.k.a. 田螺のブログ

プラモ、玩具、フィギュア、音源等持っているものを紹介していくブログ

たまにそれらで遊ぶ。


ゾイド記事が150回目になりました。


ちなみに100回から2年かかりましたが、


1回→TANK、50回→ビガザウロ、100回→SERPENTとやってきてるのと、今月末にゼノレックスという最新の2足歩行恐竜ゾイドが発売されることもあり、150回目は…



ガリウスです。


モチーフは恐竜。何の恐竜かは明記されていません。


 

 

後ろから。


ガリウスは共和国軍のゾイド。シリーズにおいては重要な存在となっています。


活躍はというと、バトルストーリーが始動した時点…中央大陸戦争開戦時には既に第一線を退いた旧式機とされ、殆ど登場せず活躍はありません。


劇中では出番の無いガリウスは重要な存在、というのはキット自体が重要だからです。




ガリウスはゾイドとして発売される以前にメカボニカというシリーズで「メカギラス」という名前で発売されており、更にそれ以前には海外において、「ZOIDS」として発売された経緯があります。




(画像はエレファンタスのもの)


海外版「ZOIDS」では個別名称は存在しませんが、TOMYのロゴがもうひとつ古いものが使われています。


海外で「ZOIDS」が好調→日本で「メカボニカ」として発売するも不調→名前を「ゾイド」にしたら大ヒット、という経緯になっているそうです。


長きに渡るゾイドシリーズの記念すべき1体目のキットであり、ゾイドが始動する以前から存在した本キット。ここから全てがはじまった…という意味でシリーズにおいて重要な存在です。


 

頭部。


ここから様々な機体に流用されていく共和国共通のコクピット。


コクピット横の共和国マークは、海外版「ZOIDS」時代から存在しメカボニカでもありました。


また国内ゾイドがスタートしてしばらくは、宇宙のどこかにある惑星ゾイドゾーンにいるアニマルメカがこれだ!!というざっくりした内容だったため、共和国のマークというのはバトルストーリー始動時に後付けされた設定だったりします。



 

ハッチオープン。


パイロットは金メッキ。



 

腕。


ゼンマイで上下に動きます。


海外版「ZOIDS」はともかく、メカボニカは機構を見て組んで楽しむ知育玩具として扱われていたため、そのコンセプトがそのまま採用されており造形もシンプルなものになっています。


ゾイドでは最早シリーズの特徴のひとつといえるゴムキャップも、何度も分解して組み立てられるようにと採用されたものでした。


このコンセプトは10体目のフロレシオスまで受け継がれ、そこにビガザウロを含めた11体はファンの間では通称「骨ゾイド」と呼ばれています。


 

右腕の内側にはトミーロゴと製造国の刻印。


ここを見ると、メカ生体期か復刻版かを見分ける事はできます。


今回撮影に使ったのはトイズドリームプロジェクトで復刻されたものです。



 

脚部。


清々しい棒っぷりですがちゃんと歩行しますw


 

背中から尻尾。


背鰭があり、これがギリギリ恐竜っぽさを出せてる部分。


当時の学説では恐竜…ティラノサウルスは尻尾を下げ上半身を起こしたもの…いわゆるゴジラ体型が定説でした。


 

股間部と腰には武装があります。


腰のはエルバミサイルランチャーですが…ガリウスにはあと、マクサー35mmビーム砲とバイクラーエレショットという武装があります。


股間部のやつだろうなとは思うんですがハッキリと明記されていません。



以下、適当に。



 

 

 

 

ちなみに、アメコミ版ZOIDSにて、ガリウスも登場しています。


…が…



 

 

登場した次のコマでは見事に爆散するという残念な扱いでした。


同じ骨ゾイド枠のグランチュラは主人公サイドが奪って乗ってるからかメチャクチャ活躍してるのに…



 

パッケージは…トイドリの5体セットのものです。


…これ当時新品で買ってるんですよね。4000円で買えてた時代が懐かしい…


 

ガリウスの部分だけ抜粋。


この頃は改造が推奨されており、とんでもない改造例も載ってました。


ちなみに一番上のヤツが見切れてるのは、当時のパッケージも何種類かあり、復刻版は後期のパッケージを採用しています。


初期には機体説明が書かれていないモノもあり、それだとハッキリ写っていますw


オマケに…


 

海外版のパッケージも。


某所でパッケージセットを落札したときに混ざってたものです。


左上のロゴが丸文字TOMYなので81年版では無いですね。



 

 

 

 

 

後ろは各ゾイドの解説が。ガリウスの部分を調べて翻訳すると…


このゾイドは背が高く痩せている。彼は奇妙で強く、凶暴で意地悪だ。


あんまり良い印象じゃ無いw


 

全ての始祖、ガリウス。


このキット自体の誕生は、海外版「ZOIDS」が発売された1981年。今年でちょうど40年前となります。そして、今月には最新作となる2足歩行の恐竜型ゾイド、ゼノレックスが発売されます。


40年であらゆる部分が進化していると思われます…が、40年前には既に今にも通じるしっかりした基礎が出来上がってたんだなぁ…と。


これ以降のゾイドと比べると流石に見劣りする部分はありますが、ゾイドの歴史の第一歩となる…そんな名作キットでした。


以上、メカ生体ゾイドより、ガリウスでした!!


次は…40年を経て進化したゼノレックス…!!(予定)