書くだけ堂

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心がぴょんぴょんするんじゃぁ〜!
書きたい時に書き殴るだけ。

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お久しぶりです、筆者です。

『DTC 〜湯けむり純情篇〜 from HiGH&LOW』というのは、『HiGH&LOW』っちゅードラマ・映画シリーズのスピンオフ的な物語。
それが先日公開されたので観て来ました。



そもそもHiGH&LOWとは、顔のいい男たちが24時間365日ところ構わず殴り合う!という分かりやすいようで全く分からんお話なのですが、そのスピンオフと言うからには漏れなく殴り合いが見られるのだろうと思っていました。
しかし、そうは問屋が卸さないのがHiGH&LOW制作陣のクレイジーなところで、なんと殴り合いが一切無い映画に仕上がっているらしい!どういうことだ!なんでだ!

確かに、HiGH&LOWの中でもダン・テッツ・チハルは珍しくお笑い担当のキャラクターではある。あ、ちなみに3人の頭文字を取ってDTCね(ダサい)。とはいえ、あれだけ年がら年中、日がな一日喧嘩をして過ごしていたHiGH&LOWがここに来て喧嘩を封印するとは何を考えとるんだ!?

映画の予告でダンさんも声高らかに言っていた。
映画DTCは「喧嘩ゼロ、笑い80、感動20や!」と。

…。

なぁ〜〜にが喧嘩ゼロじゃ!
HiGH&LOWは「喧嘩100、喧嘩100、喧嘩100、合わせて300」だろうが〜〜っ!!
けしからん!いくらスピンオフといえど、喧嘩の無いHiGH&LOWはHiGH&LOWじゃねぇ!タイトルの『from HiGH&LOW』取っちまえ!

そう憤慨しながら「期待ゼロ、不安80、怒り20」といった具合で映画館に向かった筆者であります。

映画観た後。

筆者「喧嘩ゼロ、笑い80、感動20や…」

出た〜〜!!出ました〜〜!!
これぞ必殺、手の平返し!!

まさにHiGH&LOWお得意の〝期待値を超えてくる仕上がり〟というやつで、下げた頭が上がらねぇ。喧嘩しなくても面白かったし、喧嘩しなくてもこれは紛れもなくHiGH&LOWだった。

観る前に風の噂で「DTCを見終わった後は(本編)HiGH&LOWを見終わった後のように感じる」らしいとは聞いていた。いや、まぁでも流石にんなワケは無いやろ。と漫才の前振りのような事を思っていたが、この噂は正しかった。

筆者が初めてHiGH&LOW映画を見た時の感想がこれ(『HiGH&LOW THE MOVIEとかいう偏差値2になる映画観た』)なんだが、この時の感想を一言でまとめると「いいぞ」だった。
頭悪そうな感想なのは重々承知なのだが、何分それしか言葉が出てこなかった。あまりに強い衝撃を受けると脳みそって退化するんだなぁ〜、という良い見本である。

で、何が言いたいかというと、今回のDTCを見終わった感想を総括すると「良かった」の一言になってしまったという事だ。

友人と2人で観に行ったのだけれど、終わってすぐサイゼリヤに駆け込んでしたアホ丸出しの会話がこれだ。

友達「良かったね…」
筆者「いやぁ……良かった…」
友達「何ていうかさ、こう………」
筆者「良かった?」
友達「うん…良かった……」
筆者「わかる、良かった………」
友達「良かったね…」

脳みそにダメージを受けて単語が全然出てこない。Siriの方がもっと会話上手い。

色々感想はあるんだが、何はともあれ「良かった」に全て集約されているし、「良かった」の一言で事足りてしまうところがまたHiGH&LOWを脈々と受け継ぐ『理論じゃねぇ!脳直だ!』の構図を体現している。

でも一点違うのは、HiGH&LOWは「いいぞ」だったのに対して、DTCは「良かった」ってこと。

「いいぞ」には強さだとかゴリ推ししたい気持ちだとかが篭っているし、なんなら語尾にビックリマーク付けて「いいぞ!」と窓開けて大声で叫び出したい感じ。
一方「良かった」は、縁側でしみじみ茶でもしばきながら呟くような、語尾に三点リーダー付けて「良かった…」と頬杖ついて夕日を眺める感じ。

友達「最近いろんな映画見てるけど、DTCが一番良かったかもしれん」
筆者「おぉ」
友達「マーベルより良かった」
筆者「そんなことある!?」

そんなことある!?というのは流石に多方面に失礼な気もするが、でもだって天下のマーベル作品にDTCが勝つことってある?
予算数億円で世界を救うヒーローと、かたや温泉街でバイトするだけのおバカ3人組だぞ?
ちょっと友人氏〜〜さすがに言い過ぎでしょ〜〜

友達「だって最近のマーベル、終わり方が全部不穏だから……」
筆者「あぁ……(頭を抱え納得する絵文字)」

最近のマーベル作品は全てインフィニティーウォーに集結するので、絶望に打ちひしがれるエンディングが後を絶たないらしい(詳しくは各自マーベルを見てくれ)。

一方、DTCにはものすごく興奮するシーンがあるわけではないし、血湧き肉躍る!シーンも無いんだが、その代わり〝満足感〟だったり、いわゆる〝多幸感〟と呼ばれるものが充実していた。
世界も救わないし、日本も救わないし、何なら町ひとつすら救わないDTCだけど、見終わった後にサイゼでハンバーグセットを食いながら「良かったね…」と水で乾杯するような、それくらいの小さな幸せ。その小さな幸せをつまみに食ったハンバーグはめちゃくちゃ美味かった。

正直、HiGH&LOWを知らない人が見ても面白いのかは分からないし、たぶんそんなに面白くないのかもしれない。
でも逆に言うなら、HiGH&LOWを見てきた人にはDTCを見てほしい。

あんなにドンチャン滅茶苦茶ハチャメチャ破天荒ビックリ大合戦!みたいな日々の乱闘を過ごしてきたキャラクターが、一通りの祭りを終えたあとどうやって生きてんのか?っていう疑問。これはずっとあった。
夏休みのあと学校に行きたくないように、コンサートのあと会社に行きたくないように。
彼らも大乱闘のあと、いつもの日常に戻れなくて戻りたくなくてヒマと堕落をぶっこいているのではなかろうか?と思っていた。
それでも彼らの日々は続いてるし、キャラクターも生き続けてんだよなぁ…なんておセンチな事を考えているところに今回のDTCがぶっ込まれたわけである。

詰まるところ、この映画が見れて良かったと思うのは、この疑問やおセンチな妄想が解消されたから。ちゃんと公式から「おら!これが大乱闘のあとのキャラクターの過ごし方じゃい!」と突きつけてもらえたのが、HiGH&LOWシリーズの福利厚生の良さってワケだ。はぁ〜〜、いままでたらふくHiGH&LOWに納税しといてよかった〜〜!!

公式も公式で憎いのが、その過ごし方に「喧嘩ゼロ」で挑んできたところ。HiGH&LOWで『拳じゃ解決出来ねぇ』という台詞を聞いた時は「お前ら今まで拳で分かりあってきたじゃねぇか!?」と驚きとショックが入り乱れたものだが、なるほど、拳が無くても解決出来る物語はここにあった。

ネタバレは避けるので詳しいストーリーについては触れないけども、DTCの3人が「サイゼのハンバーグが倍美味くなる」程度の幸福を、愉快に頑張って成し得ていく物語。
とても「良い」ので、ぜひ観て、それからサイゼでハンバーグ食ってくれ。野菜ソースハンバーグ499円は美味い。

(本編)HiGH&LOWは見たけど、DTCはちょっと興味ないわ〜〜観に行く予定ないわ〜〜という人。これは紛れもなくHiGH&LOWなので、HiGH&LOWシリーズとして観に行ってほしい。

友達はMUGENを推しているんだが、DTCを見終わった後にこんな事を言っていた。

友達「DTCの3人がバイクで走る姿………昔のMUGENを思い出した…………」

そう言って友達は、焼肉とハンバーグの盛り合わせ599円を幸せそうに噛み締めていた。

ただバイクで旅をする。
それがMUGENの、龍也と琥珀と九十九が3人並んで走っていた頃の想い。それを、めぐりめぐってコブラ達ではなくDTCの3人が体現してみせている。先代から脈々と受け継がれる魂は、こうやって輪廻していくのか…。


筆者・友達「HiGH&LOWは永遠じゃねぇ……MUGENだ……………」


『DTC 〜湯けむり純情篇〜 from HiGH&LOW』の公開は3週間限定なので、劇場に駆け込んでくれよな!





恋に盲目なチハルが若干のサイコパスでちょっと怖かった。

ふじこ

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