書くだけ堂 -2ページ目

書くだけ堂

心がぴょんぴょんするんじゃぁ〜!
書きたい時に書き殴るだけ。

※コメント承認制にしました

〜前回のあらすじ〜
お泊まりオフ会を夢見るオタク、筆者。一念発起して主催になり埼玉の城を占拠。天守閣があるのをいいことに深夜まで酒池肉林のパーリナイを繰り広げた。しかし翌日、幹部のひとりであるイエティ氏の発言により思わぬ場所へと導かれるのであった……。


どうも、筆者です。

前回はお泊まりオフ会1日目の様子を書きましたが、文字数がオーバーしてしまったのでまさかの二部構成、前編後編、幕張メッセ2Dayとなりました。
(1日目の記事はこちらからどうぞ)

それでは早速、2日目のオフ会日記はじまるゾイ!

(24時間の拷問に耐え抜いたシルバニアの赤ちゃん)

おはよー!
さあ!オフ会2日目の始まりだーー!!!

と思ったけど、みんなダラダラ二度寝、三度寝を繰り返し、ベッドから出られないまま「みいつけた!」「おかあさんといっしょ」「いない いない ばぁ!」を見続ける成人女性たち。ダメだこりゃ………。
でもしかし、これも筆者がやりたかったオフ会の姿である。終電も翌朝も何も気にしないで、欲望のままに時を貪る。時間に追われないオタ活。
これが自由ってやつだ………。

自由を噛み締めすぎて、結局チェックアウトぎりぎりまでダラけきっていたオタクたち。あまりにぎりぎりすぎて化粧は適当でいいかと放り投げた。
やっつけメイクのままホテルを出発。
幸い、宿泊代が一桁間違えていたとかはなかった。本当に本当によかった。

まずは大宮駅中のルミネでランチ。
2日目のことは何も決めておらず、まぁランチ食べて解散でもいいかな〜くらいに思っていた。
が、イエティちゃんがクリームコロッケを食べながら放った一言がこちら。

イエティちゃん「新宿に香水を作れるお店があるんですけど…」

なぬ。

イエティちゃん「好きな匂いをオリジナルで作ってくれるそうで…」

つまり、だ。
つまりこれは、憧れのアノ人やアノ人を想像しながらイメージに合う香水を生み出せるということ!?

筆者「いくらするの?」
イエティちゃん「2000円くらい」
筆者「安っ」

筆者「新宿って遠い?」
ツチノコちゃん「ここから30分」
筆者「近っ」

イエティちゃん「行きませんか?」
筆者「行きましょう!!!」

オタクは正気を失って血迷っている間にすぐ行動!
これ鉄則。
悪・即・斬!即・行・動!

途中、池袋のポケモンセンターでポケモンにまみれるなど普通にショッピング。
いや〜〜〜〜、へんしんメタモンのヨーギラスかわいすぎ…。あっ、サワムラーもかわいっ。エビワラーはどこ?やべ、ポケカのエネルギーパック欲し…。
などとやっている間に、香水屋さんの閉店時間が迫る!あーーーっ!無計画のオタク!!

慌ててやって参りました、新宿の香水ショップ『finca』さん。



着いたの18時。
香水作るのに必要な時間、約50分。
閉店19時。
あぶねー………

でも実はこのギリギリが功を奏した。
筆者は存じ上げなかったんですが、オタク界隈では有名なお店らしく、普段は整理券が要るんですね。あとから知りました。平日の遅くに行ったおかげか、整理券もなく入れたのはラッキー。

入口付近でうろうろしているとお姉さんが出てきて、何も言ってないのに「オリジナル香水ですか?」と言われ、溢れるオタク感を隠しきれていないことに動揺した筆者「アッ、ハイ、ソッス」と返事。

香水とかジェラピ●以上に縁がねぇよ〜〜
おらドキドキするだ〜〜〜〜

やべぇ、オシャレだ。(オシャレ恐怖症)

匂いとか全然わかんないけど大丈夫かな…
と思いつつ、店員さんにアンケート用紙みたいなの(インタビューシートと言うらしい)を渡されて説明を受ける。



イメージの希望を書き込むと、それに合った香りを調合してくれると。魔術師か?
加えて、説明時に念を押された注意事項が。

お姉さん「著作権などの関係で、キャラクター名やアーティスト名を聞いたり、画像を見たりすることは出来ません」

なるほど。

お姉さん「なので、イメージする方への熱い想いを言葉で伝えてください!あなたが語ることが大事になってきます!」

なるほど…!!!

お姉さん「SNSにも“誰の”とか書いたり、本人の写真と香水の写真を一緒に載せたりしないでくださいね」
筆者「ガッテン承知」

以上の理由から、この香水が「何を、誰をイメージしたものか」は明記しません。あくまで“私個人が勝手に想像したした架空の存在”に対するイメージの匂いなので。
ここではそのイメージのことを仮に“彼”と呼び……いや、なんだか生々しいから“汝(なんじ)”と呼ぶこととします。なんじ!

待ち時間、インタビューシートに“汝”のイメージを書き込む。しかし、いざ紙を前にすると(あれ…どんなだったっけ…)と宇宙猫になる筆者。
改めて“汝”の存在・イメージを「言葉にする」となると難しい。横を見るとツチノコちゃんもイエティちゃんもうんうん唸っている。互いにシートを見せ合いながらなんとか書いた匂いの希望がこちら。

▼20代男性
▼血液型:AB型
▼イメージカラー:ピンクか白
▼イメージフルーツ:桃
▼性格:面倒みがいい、兄貴肌、ミステリアス
▼立ち位置:中間管理職、頭脳派

シートを渡すと、お客1人に対して店員さんが1人ずつ付いくれた。筆者を担当してくれたのは陽気なお姉さん。入口でオタクを見抜いてきたエスパーお姉さんだ。カウンターみたいな所でエスパーお姉さんと向かい合い、シートを見ながら“汝”について話し合う。

(60種類くらいあるらしい。ここから1種類〜3種類くらい重ねて調合していくぞ!)

エス姉「え〜、“汝”はどんな人なの〜?教えて教えて?なに、桃なの〜?」

ズッ友か?くらいのテンションで話しかけてくれるエスパーお姉さん。めちゃくちゃ話しやい。

筆者「アッ、ハイ、桃ッス…でも甘すぎない感じで…」
エス姉「甘すぎないな感じね〜」

細い紙(リトマス試験紙みたいなの)に『桃』と何かの香水を2種類吹きかけて渡してくれるお姉さん。

エス姉「桃だけど、ちょっとスパイシーなの混ぜてみました!」

くんくん

筆者「おお…!桃だけど甘ったるすぎない!」
エス姉「もうひとつ作ったから比べてみて〜。コーヒー豆を嗅ぐと匂いリセットされるから嗅いでね〜」

横に置いてあるコーヒー豆の瓶をスーッと嗅ぐ。確かに鼻腔がリセットされた感がある。すごい。
2本目の紙をくんくん。1本目との違い分からず。

筆者「…桃が強いですかね」

桃!と、何か。

って感じで、桃の存在感が強すぎてこれじゃ“汝”ではなく“桃”の香水だな。エスパーお姉さんも察してくれたのか、別方向から責めてくれることに。

エス姉「え〜、“汝”は面倒みがいいのぉ〜?」
筆者「はい、お兄ちゃん的な感じで優しいです」
エス姉「頭がいいの〜?」
筆者「喋り上手というか、話をまとめる係です」
エス姉「ふんふん。あ、“汝”はAB型なのね〜」
筆者「はい、ちょっとたまに奇行に走ったり…」
エス姉「変わってるところもあるのね〜」
筆者「ありますね」
エス姉「体格は〜?ムキムキ?」
筆者「いや、あー、ムキムキ…んー…。しっかりはしてますけどムキムキでは…。色白で小柄です」
筆者「そうなんだぁ〜」

めっっっちゃ質問してくれる。相槌も的確に打ってくれるし、お姉さんオタクの話聞くのうますぎて壺とか売られたら買ってしまいそう。危ない。
お姉さんと対話している間、“汝”のことをたくさん考えた。自分で話しながら「ああ、私は“汝”のことをこう思っていたんだな」と新たな自覚と発見があって面白い。

エス姉「じゃあ賢い感じで、これはどう〜?」

3本目の紙をくんくん。

筆者「ミントっぽい、スーッとした感じ!頭良さそうですね!」

でもちょっとトゲトゲしいというか、鼻につくインテリ感がある。“汝”は知恵が回る方の賢さだが、これは勉強が出来る方の賢さだ。

筆者「もっとこう…丸い感じですかね。あったかいというか、優しい匂いがいいです」
エス姉「じゃあフルーティな感じ入れてみましょうか〜」

4本目くんくん。

筆者「!!!!!!」

落ち着いた大人の香り…。洗練された聡明な印象だけど、トゲがなくてふんわりとした、丸みを帯びた温もりを感じる…。ほのかに甘いけど甘すぎず、凛としたスタイリッシュな頭脳派の面影もある。しかし全体的にぼんやりと掴みどころがなく中性的で、本音が見えない、どこかミステリアスなこの感じ…。

筆者「これめっちゃイメージに近いです!!!」

突然イメージにしっくりくる匂いが出てきて驚き。さすが魔術師。
このあと何本か違う匂いも作ってもらうが、結局どうしても4本目に帰ってきてしまう。“汝”の香りはこれに決定!!


『ラピスラズベリー』
ベリー系の匂い。フルーティで甘みがあるけど、甘ったるくなくて子供っぽくもならない。落ち着いた大人感が味わえる。

『ミルム』
ムスクの匂い。温かみがあって柔らかいけど、どこか影を含んだミステリアスな感じ。

この2種類を重ね付けすると“汝”の香りになるのだ!

香水1本:2,400円×2なので4,800円。
スタンダードは2本だけど、1本で当てはまる人や、3本重ね付けになる人もいるらしい。
理想の香りをこの世に生み出してこの値段は安いよな〜〜!!(ガバガバ価値観のオタクなので基準わかりません)

ツチノコちゃんもイエティちゃんも無事に作り終え、店をあとにする。帰り際に手首に香水を付けてもらったので、みんな往来で手首をくんくんしまくる不審な人になっていた。仕方ない。だって手首に“汝”が「いる」んだもの。
みんなの作った匂いを確認し合いたいのでファミレスに直行。各自なにをどう伝えてどんな匂いになったのか気になるぞ!(ちまみにみんな別々の“汝”)

ツチノコちゃんの“汝”
▼海
▼太陽みたいな笑顔
▼ムキムキ

これを伝えて出来上がったのが『ホワイトマリン』と『サンダルウッド』の重ね付け。
なんかもう雄!オス!♂!て感じ。
海辺の爽やかな風の香りがありつつ、どっしりとした重厚な男の匂いがある。ワイルドなんだけど優しくて、めちゃめちゃ分かる〜〜!だった。

イエティちゃんの“汝”
▼自分に甘く人にも甘い
▼遅刻魔
▼美人

出来上がったのは『モネリア』と『スマイルウインド』の重ね付け。
これは甘っっっっ!!だった。甘ったれちゃんのパステル夢かわキャンディって感じ。美しさと妖艶さを兼ね備えてはいるんだけど、隠しきれないポンコツ感の匂いもあって、これも分かる〜〜!

ドリンクバー飲みながらお互いがお互いの手首を匂う図は、横のサラリーマンの目にはどう映っていたのか我々には知る由もない。

ファミレスをもっていよいよ解散!
突発的ではあったけど、思いがけず“汝”の香りを生み出すことが出来て2日目も実りあるオフ会だった…!
参加してくれた珍獣のみんな、本当に本当にありがとうございました!!!

読んでくれた人も、ありがとうございました!

筆者は「落ち着いた大人の匂い」だと思って“汝”の香水を買ったけど、後日妹に「赤ちゃんの匂いがする」と言われた。
くんくん…。
確かにちょっと石鹸の幼い匂いがするな…。
バブ……。

……………それはそれでアリ!(ガバ判定)


ふじこ