アルインコDR-735H
こちらのSメーターは1/3/5/7/9が打たれていて
視認性が良い。ただし限られた液晶面積に配置
するので文字が細かいのが惜しい。
固定機ではないのでこのあたりは仕方ない。
液晶のあるコントロールパネルを大きくする考え
は目の衰えたシニアには嬉しい仕様。
FTM-6000は簡単操作が売りであるが、DR-735
は液晶を大型にして視認性をアップするのと同時
に操作性にしてもV/U独立したスイッチ・音量VR・
スケルチを備える。スケルチが電子式のような
階段状でなくアナログVRなのか連続可変なので
扱いやすい。
もう一点便利だと思うのはマイク端子がフロント
パネル側と本体側いずれにもあることだ。
パネルと本体を離して設置する場合、端子が
本体側だけだとマイクを遠い本体側に延長ケー
ブルを使って接続することになる。
現行機種で両方に端子があるのはDR-735と
八重洲FTM-500Dシリーズくらいだと思う。
FMモービル機すべてに標準で欲しいものだ。
液晶画面が大きいモービル機は他にID-5100や
FTM-400(ただし生産終了で流通在庫のみ)が
あるが、D-STARやWIRES-X搭載で価格が高く
なる。シンプルイズベストでV/U選択受信なら
FTM-6000、V/U同時受信ならDR-735になる。
受信感度においてもFTM-6000と同じくDR-735も
同軸切替器を使用してIC-9700と受信感度を比
べたが互角の勝負。FM専用機だからと言って
受信感度は劣らない。
昨年秋以降は隣接エリアからのSSBがほとん
ど聞えなくなったので移動用IC-9700はお飾り
状態。内蔵バックアップ電池の補充電のため
週末だけ電源を供給している。
春以降にコンディションが良くなれば出番が
来るが、それまで移動のメインはFM機です。