上に立つ者の難しさ。 | 通りすがりの薬剤師が、好きなこと言っちゃいますが、よかですか?

通りすがりの薬剤師が、好きなこと言っちゃいますが、よかですか?

ある国内トップ製薬会社で営業部門、学術。教育部門を長年経験したリタイア薬剤師。そのへんの薬剤師とは一味違った独自の視点で医療を中心にした旬な話題を語ります。

今回の松本人志に対するアテンド事件、前にも書いた通り、強制的な性加害はひとまず置いて、上(先輩や上司)の在り方、

そして、企業風土の改革について、考えてみたいです。

 

権力をもつ、優越的立場にある人間ですが、後進国で贈収賄事件が多発しているように、下の人間が、上位の人間に対して忖度したり、なんらかの利益を与えたりするような行動は、日本においても戦後から大きな復興を遂げる段階では、一つの成長要因であったことは否めません。

 

はっきり昭和のやり方といっていいでしょう。

そう考えると、吉本芸人などは、まだそんな昔の慣習に縛られている企業をいう印象ですね。

 

しかし、経済が成熟し、大きな成長が見込めず、マンパワー限られてきた現代では、今持つ人材を、いかに効率よく動かすかがカギになると思います。

 

なので、現代では、上に立つ者は、下にいる人間を、現在よりもいかに成長させるかを考えないといけない時代です。

 

上に立つ人間は、ふんぞり返るのではなく、頭をフル回転して、今いる人材の成長を促して、結果として企業を発展させる必要があるのではないかと思います。

 

なので、しっかりとしたエビデンスを有する中堅から若手にマネジメントを任せることも選択肢として、考える方法もありますね。

 

最近の若者、自分の成長のために、さまざまな研修やセミナーで、手弁当で勉強をしている方々が数多くいます。

最近は、お笑いの世界でも、高学歴で、文学賞をとったような芸人さんも出てきていますよね。

 

だからなんです。

 

本来は企業が投資し、育てなければなければならないはずですけどね・・。

 

今の吉本は、ただただ有望な人材を浪費、疲弊させているだけのようにしか見えません。

 

そこに売れっ子と呼ばれる先輩たちが、拍車をかけている感じですね。

 

吉本は、お笑いの学校は作っているわけですが、その成功は個人の力量に任せられているというのが現状です。

 

しかし、その成功を促す、M-1などのTVメディアを主体とした、大会の審査員は、たしかに実績はあるわけですが、時代に合った、人材を発掘する人材ではないというのが私の見立てです。

 

なぜか・・・。

 

この方々は、今の厳しいコンプライアンスの上で成長してきた方々ではないからですね。

 

松本人志を例にとると、彼らが手掛けた過去のTV番組を見たらわかりますが、セクハラ、パワハラ満載で、今はもう放映できないレベルにありますからね。

 

当時は、これをおもしろいと思った。

今は老害としか思えない、特に男性中心の視聴者に支えられ、松本擁護の立場をとるオジサンの存在の問題点は、ひとます置いておいて・・・。

 

私は、直近のお笑い界で人気のある旬の若い人材を主体に、お互いの審査、評価をしたらいいと思います。

 

結局、過去の遺物である重鎮を駆り出すのは、TV局の視聴率を稼ぐための遺物を持ち出している感じですね。

 

先輩は、後輩の欠点を弄って遊ぶのではなく、良い点を引き上げ、先輩が後輩の成長に尽力してあげるべきだと思います。

会社は、何も考えてないわけですから・・。

 

吉本も、目の上のたんこぶになるような大物は、とっとと独立させればいいです。

売り上げを、補充できる人材は、必死になって作らなきゃ。

これをしてこなかったから、今の吉本の社風が出来上がっているわけでしょう。

 

きわめて、昭和の風土、もうこれからは成立しにくいビジネスモデルです。(ビッグモータに似ています)

 

新たなメディアが発掘される中、有望な人材は、どんどん会社を見限り、離れてくことになるでしょう。

 

吉本という会社は、必死に改革しないと、崩壊していくと思います。

 

まぁ、幹部が昭和に人間たちですから、経営陣刷新が先かもしれませんね。

ただ、そういう人材いる???って感じです。

 

まぁ、私は、お笑いに興味なので、どーでもいいですけどね。

どうせ、TVは終わりの始まりですからね。

 

早く停波させて、携帯のために電波を明け渡せって感じです。

 

ではでは。