タンザニアは永遠に夏だと思っていたが、今は落葉していて春が到来するところだった
朝晩と肌寒く過ごしやすかった
景色もすっきりしていて葉っぱの落ちた木には空の鳥の巣だけがぶら下がり、それが時より落ちていて良い焚き付けになる
前回のエコビレッジ滞在の後、海辺にはベンチ付きのデッキをエコビレッジメンバーが作っていて、朝に昼に夜とリラックスするのに快適な場所となっていた
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今日は久しぶりの歩き漁、新しい日本人メンバーを連れ海に行き、魚を捕った
前回の経験を思い出しながら、浮きを一個一個離しながら沖に進み、網を広げる
久しぶりの海、なかなか思ったように水の中を進めず戻るのに苦労したが、それも楽しい
棒を地面に突き立て体浮かし、岸へ体重をかけて棒を前進させる
太陽はギラギラと照りつけ、縛っていたドレッドは解けて水に浸り
時間は止まる、そう海の中では時間が無くなる感覚になる
一回一回棒を前進させる
やっと水位が膝上くらいまでの所に来るとメンバーの方に近寄り網を寄せて囲うようにする
囲いの真ん中に入り、わざと水をバシャバシャと音立て魚を網に引っかからせる
少しだが魚は掛かった
季節のせいか水は冷たく2、3回入るともう行く気にはなれず、浅瀬の水が暖かいところに入って休んだのち皆のところに戻った
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あれからエコビレッジの食生活は基本ウガリと自分たちで獲ったものだけになり、油も使わなくなったようだが
今日は特別に魚を揚げることに
魚を捌いたり、調理したりは短期間しか滞在できないメンバーに体験してもらいたいからと言われ、後は任せて隣の集落シマを訪れた
マンボ、アリファ!
大尊敬の地元の漁師アリファに再開!
相変わらずの風貌にレイカーズのタンクトップを着ていた
「へっへーサム、カリブテーナ(おかえり)」
と言い、チャイ淹れ、遊びに来た少年アムディにケーキ(揚げ菓子)をお使いし、もてなしてくれた
彼の家の敷地には、葉っぱの屋根に軽石を混ぜた土壁の母屋と物置兼、来客用の小屋、そして葉っぱ屋根のキッチンスペースがある
Nataka jenga yangu, inachukua muda gani ?
家を作ろうと思っているんだが、どれくらい時間がかかる?と尋ねると
Wiki mbili
2週間くらいとのこと
ならギリギリ出来なくはないかな
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ちょうどエコビレッジでも新しい家を建築専攻の大学生が作り中、しかし明後日にはエコビレッジを去るとの事
なら手始めに色々観察しようと手伝うことに
壁と屋根が兼用の大きい三角形の家で、屋根が緩い傾斜で雨漏りしてしまう母屋の改善版だ
普通の梯子もないので、不安定な木材の上にビールケースを3つ重ね、フラフラとしながら屋根の固定ロープを縛り付ける
人力で家を作るってこういうことなんだ
日も暮れ、ご飯の時間になると皆のところに集まりウガリと揚げ魚を頂く
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今回は同世代が三人ほどいて仲良くなりたいところだったが、二人は体調が優れずあまり声を交わす機会がなかったが、クラウドファンディングを募って来ていて、一人はタンザニアの後はインドとインドネシアのエコビレッジなどに出向くと聞いた
建築志望のJ君も発起人の日本でエコビレッジを作るプロジェクトに興味を持ち、その前準備と称して来ている
他のメンバーも色々な理由でタンザニアに足を運び、新たな道を切り開いている
どうやら世界は面白い流れになって来ているようだ
夜風は涼しく、星も前より観測出来た
相変わらず蛍は木々に群がりお尻を光らせている
明日もどんな1日になるか楽しみだ

