朝、目覚めると外は雪がチラホラと舞っていた
この土地では「ああ雪って綺麗」という気持ちよりも、ちゃんと道路を走れるか、それが気にかかるだけだ
そして二階に泊まっていたのだが、階段を降りると昨夜まっ暗だった窓の外は、単に暗いのではなく、雪が降り積もって窓を塞いでいたのだったことに気がついた
別の窓からは白い平原が見える、いや陸だけといわず空も、その間の空間だって白いのだった
それでも日が出て雨に変わったり、少しマシに降ったりで、今日は山形観光
まずは団子屋に行く
場所は最上川、千本団子という、団子と豆腐が有名な人気なお店だ
幸いにも平日でこの雪、外からの人は少なくて快適に過ごせた
店の外には細いパイプが張り巡らされ、そこからチョロチョロと水が絶えず出ていて、雪を溶かしているようだ
それは道にも見られることで、初めは雪で白線が見えなくなった時に知らせるために、素材の違う仕切りがあるのかと思ったが、そこからも控えめなスプリンクラーといった具合に水が出ていた
雪国は、街の作りから徹底している
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串に四つ連なった団子にバリエーション豊かなトッピング
綺麗な緑色は、ここの名産だだちゃ豆、それの「だだちゃ豆ずんだんだんご」すごい量の「だ」だ
クリーム3倍の団子は、まるで山形の積もった雪のようだった(頼んでいない)
団子は美味しく、原材料はもちろん地元のお米、砂糖も酵素も入れない、その日の気温に合わせて硬さを調整、そして人の手で作っているのがとても良い
千本団子の由来は、「明日には固くなるだんごはいかが!」とデパートのフェアで一日千本売ったという、ところから来ている
手作りの餅は次の日には固くなるのだ
しかしトッピングは甘い、理想的には団子とトッピングの割合を逆にしたいところだ
もちろん見栄えによるエンターテイメントは大事だ、バリエーションを楽しむためにも数人で行って違う味を頼んでシェアするといい、食べきれなくてもご安心、持ち帰りもできる
お茶も機械だが飲みたい放題なので、茶が進むし、ストーブにあたりながら畳の座敷で食べることもできる
ちょうど桃の節句で、雛人形も飾られ、和のバイブスを味わえる
こういうものは愛国心をくすぐる、日本全国にだんご屋を増やしたらどうなんだ、と呼びかけたい、おにぎり、だんご、そば、は日本のファストフードにするべきだ
話はそれたが、山形には秘伝豆という青豆があり、これがまたうまい、千本団子で売っている、おぼろお豆腐を買っていったのだが、なんというか素材のエネルギーがみなぎっている味だった
もう一つクジラ餅というお菓子がありこれまた美味しい、これは桃の節句に食べるものだそうだ
ここでは作りたてで、まだ温かいうちに購入できる、どっしりとそしてモチモチで贅沢な気分だ
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道の駅にも寄り、観光気分を味わっている
玉こんにゃくも食べた、これも名産、山形はなんでも採れて、郷土になっている力のある土地だ
全部雪で白く覆い隠されていて、実際の規模はわからないが、それでも田んぼも果樹も広大な面積であり、自給率は高いのは言われなくともわかる
きっと雪深くなる土地柄、物流に頼っていては飢え死にしてしまうからだろう
そしてこの雪が春に溶け、地面に染み込んで土を潤し、山からも綺麗な水が湧き出し、全ての田んぼに行き渡るのだろう
乾燥の秘伝豆も買った
さてお次は元高校をリノベーションした施設でコーワーキングプレイス、貸しオフィス、ベーグル屋などのほかにゲストハウスも作り中のLinkという場所を訪れた
学校の校章、ワラビっぽいなと思ったら本当にそうだった、縄文ぽさも感じる
Linkではスケボーも出来るエリアがあり、みんなで遊んで腹ごなしをした、最近タンザニアでローラースケートが流行り始めたらしい(都会で)なので7歳のあきかちゃんも練習
施設内のゲストハウスは昨晩集まったメンバーの一人と、その旦那さんのサムさんが(サムも二人)手がけていてエスニックな装飾と、良い意味で簡素なベッドゾーンが、へき地の安いバックパッカーの泊まる宿みたいな、いい雰囲気を醸し出していて、インスパイアされるものがあった
近年廃校利用は全国で盛んで、八ヶ岳にも数カ所あり、一つには室内のプールをスケボーができるように改築した場所があるが、ゲストハウスまであったらもっと面白いだろうと思う
さらにそこのゲストハウスを手掛ける夫婦が経営する「もちやかた」という食事どころで少し遅めのランチ
といってもまだ腹の底には団子が眠っていて、シェアして何品か頼んだ
もちやかたでは、おもちとおこわ定食が食べられる、ここでもバリエーション豊かな味付けでお餅が頼める
さっきは団子屋で甘い系を食べたので、おすすめのチーズいそべを頼んだ
普通チーズものは、チーズで味が凌駕してしまうところ、ここの餅は負けずにチーズを利用して旨味を増していた、帰りにそこのおもちを買って帰り、後日家でもチーズいそべをした、やはり餅が優勢だ
鳥五目おこわ定食も食べた、小鉢に汁物とデザートも付いているし、またまた素材の味が良く至れり尽くせりといったところ
今回山形はご飯でハズレ無しだ
この後は車で長距離ドライブ、なんともう一人のおさむ君も東京に新幹線で今日中に帰るそうで駅まで送って頼まれたが
自分達も東京に向かうので、だったら一緒に乗っていったら良くない?と乗組員が増えることとなった
続く






