ここは山梨県、尾白渓谷
この時期になると遊びに来る人で一気に賑わう場所だ
滝が有名で、川では家族や若者達がワイワイと水遊びをしている
そこから登ること約2時間前後、頂上に天空のビーチがある日向山(ヒナタヤマ)がある
標高1660メートル
簡単と聞いていたので、こっちの年上の友達と誘い合わせて行くことにした
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始めに駒ヶ岳神社に寄った、ここにはたくさん不動明王がいてタッチもそれぞれ違い、ピノキオみたいな鼻のもいる
ファイアーパターンのかっこいい不動明王
そして湧き水を汲める、最近湧き水のテイスティングで神社に出向くことが増えた
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さて登山の始まり
初っ端から登山道というよりは獣道が育った様な道、セミがたくさん鳴いている
少し暑いくらいだ
行けども行けども角度がわりかしある様に感じる
そのうちにカーブミラーが見えた
獣道の交差点かい?
と思ったがなんと車道があり、車で半分まで登れる様だ
車が通れる道を見ると拍子抜けしてしまう、ここまでは誰でも来れるじゃん、、、
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ここから人力だけだぞ
プレートがあり10-1と書いてある
進んで行くと10-2のプレート
もしかしてこれ10-10まであるの?
簡単と聞いていたので、誰でも行ける近くの山を想像していたが、すでに想像を超えている
もしもっと険しい山を想像していたらなんのことないが久しぶりで湿度の高く汗びっしょりだ
10-5まで来て休憩した、もう蝉の声は聞こえない
曇っていたのが救いだったかもしれない、直射日光はさらに体力を吸い取る
だんだん生えている植物も熊笹ばかりになり、空気もより澄んで涼しい
道も八ヶ岳みたいだ、まだ景色は開けていない
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10-8を見て、もうあとは頂上だった
急に視界が開けると、そこには砂地が広がっている
本当に砂だ、砂浜と言っていたが正確には砂場といった感じ、もっと晴れが続いていたら砂浜っぽかったかもしれないが
遠くには八ヶ岳が雲に隠れ両袖だけが見えていた
とりあえず、やったぞ!
バサッとドレッドを舞い上げてパシャリ、心なしか不動明王みたいだ
時間は12時ちょっと前、お昼にしよう
弁当は米だろっと思っていたが、今日は思いつきでホットサンドにした
山もサンド(砂)だし、ぴったりだった
一つは、最近頂いたブラムリーという野生のりんごみたいな果物(生食は向かない)があり、ナスと玉ねぎと炒めてチャツネを作っていたが使い道がイマイチわからなかったのを、炒めたベーコンとはさみ純胡椒を添えた、隠し味に少しギーをパンに塗っておいた
もう一つは、登山なら甘いものが必要だと思い、あんことバターを少し塗って、バナナと庭で採れたブルーベリーを挟んだフルーツサンド
どちらも成功だった
お酢を結構入れた酸味のあるチャツネにベーコンがマッチし、たまに口の中で弾ける純呼称がたまらない
フルーツサンドは蜂蜜などをかけておいても良かったかもしれないが、カバンの中でいい香りを振り撒いていた、これは後でに半分取っておいた
風が吹き出し砂が舞い上がる、少し昼寝
だんだん人が登頂して来た、でかいワンコも来ていた
今来たところとは逆サイドに少しスリリングな場所があってそっちも行ってみた
祠(ほこら)があって風もなかったので岩っ縁に立ってみた、砂と石の世界にモコモコの山が綺麗だった、天気も程良くいい
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そして下山、角度もあり足は止まらない
タッタッタッタッタ
と駆け下りるほとんどトレイルランナーだ
楽しんでいるが足元はしっかり集中して確認しているので徐々にゾーンに入っていく
車道に面してからはショートカット、なんて言って道なき斜面を下り1時間で降りた
流石に同行した友達は膝が笑ってると言ってたが、川に行って冷たい水に浸かりに行った
ついでに滝も少し手前から拝んで水を汲んで帰りかけた
しかしなんとも柔らかそうな苔が岩を覆っている、気持ち良さそ~なんて触ると
想像よりも2.5倍くらいフカっとしていて気持ちよく横たわった、自然に笑ってしまうくらい気持ちがいい
苔に沈む、誰かの石碑でしたすいません
そして雲から出て来た日光がメロメロと体を溶かす
体を動かすって最高だ!
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帰り道にコーヒー屋で一杯ご馳走してもらった
ここで取っておいたフルーツサンドをシェアして
そこで買ったチョコのマカダミアナッツも少々頂く
登山で身体感覚が研ぎ澄まされどれを口に運んでも感動だった
頂上の石
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そしてなんと夜は星の下映画祭!夏の野外上映
昨日別の友達2人に話を聞いてチケットを買った
7時くらいに集合して長野県の原村というところの自然文化園に行った
実はもう向かっているところから雨が降っている、でも雨天決行とのこと
車でギリギリまで粘るが降り続けている、雨が降った時の登山の格好になり傘をさして向かった
まだまだ降り続ける、ブルーシーを友達が持参していたので3人で寄り添って座り真ん中の人がメインの傘をさし、横では斜めにさす
バラバラと傘に当たる雨音で映画の音が小さい
が集中すればどんどん聞こえてくる
映画は「サマーオブソウル」
ブラックミュージックにおいて大事な歴史だ
ウッドストックが行われ人類が月面着陸している間に、アメリカのハーレムに住むアフリカンアメリカンそして有色人種の人たちが集まり、グルーヴを感じブラックであることの誇りを思い出す、もちろん人種に縛られるな、が根本だ
ニーナシモンにスティービーワンダー、スライ&ファミリーストーンも出演し会場は盛り上がる
ここで全ては解説できないが、面白かったのはガガーリンが月面着陸しリポーターが会場の観客にインタヴューしたときだ、
どう思う?とリポーター、すると「確かに月に行くのはすごいかもしれない、でももっと重要なことがある」
それはこのフェスティバルかい?リポーターは聞く「そうだ」
「もし月に行くお金をこのハーレムの人たちに使ったら貧困はなくなったかもしれない」
彼らは貧困に差別に苦しんでいた、そんな彼らの救いになったのはこのフェスだ
雨も止んで来て、研ぎ澄まされた感覚とセッティングで最高の時間を過ごせた
このソウルの熱はしばらく冷めそうにない










