コストコは人生初だった

 

とても大きく、売ってるものもでかい

 

こんなもの買っても普通の家に入らないだろうって物も沢山あった

 

お目当ての物はというと、とても良さそうで、石垣の村作りの休憩場所にもってこいなデザインだった

 

横にはそれを畳んで箱に入れたものが置いてあった

 

大きさは想像していた様なモノだったが、いざ持ち上げようとすると2人がかりでも、びくともしない

 

でも頭領たちはなんとしても持って行きたいようだ

 

とりあえずこれが入るスペースがあるか、メジャーを借りてトラックに測りに行くことにした

 

辺りはもう暗くなっていた

 

トラックの後ろのバタ板と呼ばれる、囲いの板の蝶番が既に2つ取れてしまってぎりぎり一つで止まっている

 

それを恐る恐る外し

 

すでにビス留めした扉を再び開けた

 

奥行き、高さ、横幅

 

空けてきたスペースにぎりぎり収まりそうだが、全ての物の上なので、そのまま入れたら潰れかねない

 

詰め直す前提と、商品の積み込みはコストコの人が手伝ってくれるということで、買うことが決まった

 

しかし個人的にそんなことが可能なのか、はなはだ疑問だった

 

なので再び易を引くことに

 

出たのは「火地晋」(かちしん)

 

これは吉の卦でキーワードは「進歩」

 

「すべてに自信を持って突き進んでよいでしょう」

 

「それに見合うだけのエネルギーが与えられます」

 

「いま、一番してはいけないこと、それは消極的な思考と行動です」

 

さらには「いまのあなたはあらゆる面で成功の馬に乗っているのです」

 

とまで言われたらやるっきゃない、もう一度汗をかくことを見越して昼間の服に着替え直し、建物の裏にある搬入口にトラックを移動させた

 

モノは既にフォークリフトに乗せられ、搬入倉庫の入り口で待機していた

 

トラックをもう一度開け、物の多さに店員さんたちも唖然としていたはず、、、

 

積み替えることを伝え

 

右側の棚部分の荷物を残し、左の荷物を奥行き部分全てを外に出して、格闘が始まる

 

店員さん5人が集まり、フォークリフトでトラックギリギリまで荷物を付けた

 

ある店員さんのフォークリフトの操縦が華麗すぎてビックリ

 

立って操縦するタイプで、表情を少しも変えずにススー、ササーっサーと動かす

 

そこからは人力で積み込む(こちらはほぼほぼ見物しているだけなのだが)

 

やり方はこうだ

 

まず箱を入れる向きに立て、先端を入り口に乗せ、押し込む

 

しかし荷台の床には柱があり、それを超えるために1人が奥に入り持ち上げる

 

でも重すぎるので、もう1人入った

 

見てるこっちも歯を食いしばるほど力を入れ、ようやく1つ目の箱が収まった

さてもう一つ

 

もう一つの箱のサイズと空いている所のサイズを測り、もう少しだけ箱を寄せて積み込み

 

もう1人しか奥に入れず、そこもなんとか気合いで入れて最後は上から這い出てもらった

超ピッタリ!

「ありがとうございました!」

 

「後は自分たちでやるので」

 

スタッフたちは立ち去った

 

いよいよここから僕らの仕事

 

空いてる空間と外に出てる荷物のサイズを見ながらパズルのように積み込む

 

天井との空間はもうそんなに無く、半分寝転びながら頭で脚立を支え、手と足を両方使って荷物を入れた

4人で力を合わせること30分以上

 

ついに全てを収め切った

 

実はこういうことは得意であったが、こんなところで役立つとは思ってもいなかった

 

扉をねじ止めし、バタ板も閉めると(これ結構力がいる)頭領たちとお別れ

 

コストコの従業員たちももう帰る所だった

 

今日はもう遅いので、仙台で泊まり、明朝に出発することに決めた

 

続く