続き

 

農家の小野さんが勧めてくれた本で表紙の年季の入り方から繰り返し読んだことがうかがえる

 

彼曰く、色々な手法を良いとこ取りをしているそうだ

 

小野さんのトマトの木は4、5メートルあるそうだ、そして例の蜂というのはマルハナバチといって蜜のないトマトやナスといった作物には相性が良く、人を刺すことはまずない、そして丸くて可愛いと言っていた

 

受粉は蜂のおかげでできている、世界中の植物や作物は蜂によって受粉が成功し、それに寄り添う生き物たちが生き延びていられるのだ

 

そのことを数年前に知って以来、蜂と聞くと興味を持つようにしている、蜂の話はまたどこかで

 

まだまだ沢山聞きたいことは沢山あったが、日も暮れてきたので小野さんにお礼を言って帰路に立った

 

今日の結論は、作物にあげられる水も限られているタンザニアでは、遮光をして水分が蒸発して逃げて行きにくいようにし、現地で手に入る肥料になるもの、例えばカニの身などを肥料に使い土の養分にすることなどだった、あとは向こうで実践してみてどうなるかだ

 

タンザニアで農業実験、楽しそうだ、次回の渡タン(タンザニア渡航)はそれもやってみよう

 

今夜はマヤさんのお友達のフーさんがやっている、民泊工房Fuuという七宝焼のワークショップを体験して泊まれる古民家に泊まる

 

そこで山形の郷土料理とマヤさん特製のタンザニア風料理を振る舞ってもらうことに

 

民泊に着くと、すでに地元の人たちが集まって盛り上がっていた、マヤさんの旦那さんも初のご対面、彼は日本に居続けていてこの間初めてタンザニアに行ったようだ

 

先に郷土料理を紹介しておくと、ひっぱりうどんと芋煮(里芋)

 

ひっぱりうどんは、サバ缶が重要になってくる料理で、今回試したやり方は、各自の器に納豆を入れ好きな具合に糸をひかせ、生卵、サバ缶のサバ、ネギ、味付けに醤油や麺つゆなど、今回はだし醤油を入れた

 

そしてテーブルの上でうどんを茹でる、茹だったら箸を突っ込んで、うどんを引っ張り合い食べる

 

らしいが、今回は控えめに?各自順番にうどんを取った(ひっぱった)

 

うどんを取るこの道具、とても便利だ、別に山形の物ではないらしいが、竹の枝を持ち手に使っていてうどんが滑り落ちない、今度作ろうと思う

 

里芋煮込みには、名産の里芋、ごぼうやにんじん、ネギといったものを、みりんやなんかで甘く煮込んでいて、ほくほくでもっちり、ぬるっとした里芋がうまい

 

今これを書いていて、ハッキリ言ってお腹がいっぱいなので次に話に移る

 

さてここでこの土地の文化や伝統、衣食住を聞いてみた

 

特に工芸など物作りについて聞いてみると、米沢織りという絹織物、紅花染め、楯岡焼きという薔薇の灰を混ぜた焼き物などがあるという

 

ついでながら、その米沢では若月という自分の苗字をよく聞くと聞いた、福島の会津から上がって来たのだろうかルーツの旅は続いている

 

民泊の掲げている七宝焼きは愛知のもの、実はフーさんはお母さんや旦那さんと愛知から山形に移住して来た人たちで、七宝焼きをここで広げているそう

 

伝統や文化を発祥の地ではなく違う土地で広げ、継承していく、そんなやり方もいいなと思った

 

旦那さんは、山形に来て、冬が来て、フーさんのお母さんの家と民泊の二軒分の雪かきをしてヘロヘロになり、「聞いてないよー」と嘆いたそうだ

 

そんな過酷な雪には抵抗があるものの、楽しさに変えるためたんとサウナを購入したと言っていたので、次はテントサウナに入り雪に飛び込みに行く

 

そうここでの住、暮らしは雪という大きな自然と共生するという条件がある

 

古民家や家などを気軽に「やるよ」と言われることがあるらしいが、軽い気持ちで引き受けてはいけない

 

なんせ雪が降れば、雪かき、放っておけば雪の重みで古民家などは潰れてしまうという

 

自然恐るべし

 

だが夏、初秋は気持ちいいそうだ、農作業を終え、風通しのいいところでばったり昼寝

 

山形には農泊というのが盛んで、農業体験をして民宿に泊まり、郷土を満喫するために毎年たくさんの人が都会などからわざわざやってくるらしい

 

山梨だって、農業が盛んで郷土もあるが、農泊なんてさっぱり聞いたことがなかった

 

他に集まった山形ネイティブ達は農家であったり、ゲストハウスを経営し、クリエイティブな活動をしている人たちで、色々面白い話を聞かせてくれた

 

これからは山梨という看板を挙げて行きたいなと、ふと思った

温泉に行き体を温め、強風の吹き荒れる古民家で眠った