干潮にも種類があり、凄く水が引く時と、そうでない時がある
大きく水が引くと姿を見せる岩場がある
そこにプウェザ(タコ)がいる
こないだもアリファはそこから獲ってきたと言ってたし、確かに以前から岩が見えてる時に人が歩いていたのを覚えている
そこでアリファに頼んで一緒にタコを捕まえに行くことにした
ゴツゴツ珊瑚やら岩やらが入り組んだ場所で小魚などもいる、ここでタコの穴を見つけて突くらしい
それらしき穴を探して岩場を歩き回る
こんな時にさすがの足の分厚い彼もサンダルを履く
それもタイヤをリサイクルしたものだ
マサイが履いてることが多く、分厚くてしっかりしている
タコは細長い棒で穴を突くと棒に絡み付いてくるそう
しかし行けども行けどもハムナ プエザ(No タコ)
今日は諦めることに、帰り際他の人がタコを持っていた
明日来よう
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さあ今日はラマのもう一つの家に泊まりに行く
日本人メンバーも2人も一緒だ
車で30分ほどの村に家があり、奥さんと娘さん家族が住んでいる
子供を学校に行かせるために学校が近くにあるところに家を建てたみたいだ
村にはヤシの木がたくさん生えてて、村の人はそのでかい葉っぱを編んだりして壁材、屋根材を作っていたりカゴを編む人もいる
ココナッツも食べた
マチェットでカツーンカツーンと4辺叩いて上をパコっと開け中の水を飲み、さらに割って果肉を頂く
家は土壁の家でエコビレッジ横の集落の家より大きく、雰囲気は博物館にある昔の人の住居のようだ
大きな灯りはなく、豆電球を電池でつけられるようにしているだけで、屋根の下に少しあるスペースから光が入るようになっていた
夜ご飯はマンダジという三角形のドーナッツみたいな物を近くで調達し、家ではチャパティにウガリそしてトマトベースのスープが出た
またそのスープの良い塩梅がしみる、そしてやっぱり上手い人が作るウガリの美味しさ
家の外にゴザを敷いて、星空を見ながら食べた
ごちそうさまでした
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ラマともっと色々なことを喋りたかったが翻訳アプリを使ってもあまり深いことは聞けず、スワヒリ語をもっと覚えたいと思った
一方ラマは自分の分はいいからクラ(食え) クラ ウガリ(ウガリ食え)とずっと言っている
タンザニア人はすごい、もてなしてくれる
その後近くをぶらぶらしていると床屋があり小さい子や若い人が集まっていた
ラマが「ドレッドを切らないのか」と、いじってくる
それじゃタンザニア人の奥さんはもらえないぞと
そこで1人の日本人メンバーが髪を切ることにした
若者の間ではソフトモヒカンのような髪型が流行っていて、壁にはたくさんのモデル写真が貼ってある
その中から適当に選びいざカット
彼らはバリカンだけで髪を整える
上下だけでなく、斜めにも横にもバリカンを動かす
日本人の硬くて量の多い髪の毛に手応えを感じているのか流していた音楽の音量を上げ汗を垂らしながら挑む
カットしているのは見習いのようで、横には監督のように年上の人がじっくりと観察をしている
なぜだかもの凄く時間がかかり、ラマも外で軽く寝ている
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やっとの事で終了、カッコよく仕上がっている
切った方もやり切った顔をしている
ジャパニーズの髪をカットしたという称号が手に入ったんではないだろうか
皆ねむけまなこで家に戻り就寝
しかし家の中でも蚊やハエがいるし風がなくて寝苦しいので気づいたら全員外に出ていた
外は幾分涼しく、なんとか寝たり起きたりを繰り返し朝を待つのだった
