紐を自給する国タンザニア

 

朝、大使館の人を見送りにバス停に行くと、急遽必要なものがあると連絡が来て

 

そのままパンガニという町に行く事になった

 

パンガニは離れた街で片道40分くらいかかるところにある

 

しかもたった2、3分だけだがフェリーに乗らないと渡れない対岸にあって、人も車もそれを使う

 

そこまでガタガタ道を砂埃を上げながら走り

 

一面のキャッサバ畑やムコンゲ(mkonge)と言われる紐に加工される植物の畑を通り過ぎる

 

タンザニアは中国や韓国からの輸入プラスチック製品が多く出回っている半面

 

植物の屋根材を縛るための紐を、大規模な土地を使って自給している

 

日本でこれだけ大きな面積で自給しているものがあるんだろうか

 

改めてタンザニアの文化に関心した

 

乗り場に着いてチケットを買い、いざ出発

 

と、対岸を見ると

 

なんとその景色は数日前に夢で見た町にそっくりだ

 

こういうことってあるんだ!

 

水辺の道の感じなどがそっくりで、未来を見て来たのかなと思わせられた

 

対岸にはあっという間に着いた

 

人が沢山いて商店や露店がありバイカーも沢山いた

 

こっちにはタクシーよりもバイクの送迎や配達がありボダボダ(バイク)と呼ばれる

 

焼きとうもろこしを試した

 

割と白っぽく日本より甘くない、きっとそういう品種なんだろう

ここではタンクの注文と網を買いに来た

 

タンクがあってもそれに穴を開けるドリルをお店は持っていない

 

そういうことってよくあるんだな~

 

店員さんがよく知らないものを売ってるし、値段だって気分で変わる

 

網は鶏の小屋に使うために買った

 

斜め前のお店にドリップコーヒーとピーナッツを黒糖で固めたお菓子を売っているところがあってまたまた試した

 

なかなか美味しいし、暑い国によく合う

 

エコビレッジに戻ってから、ゴムボートで川に散策に行った

ゴムボートとマサイ布を着こなす日本人メンバー

 

川の水は満潮になると海につながるが水が停滞しやすく濁っていて、歩いては入りたくないと思っていたがボートがあったので行くことに

 

川から見る両側の景色は綺麗で見たことないカラフルな鳥など見れた

 

そしてそこで見つけた船着場に、ムツゴロウに似た魚がいてそいつを捕まえたりヌマエビがいて、また新しい食材を見つけた

 

ものすごく探検気分で楽しかった

 

手漕ぎの感じもすごく良い

 

茂みから吹き矢を持った部族が出て来たらどうしよう

 

なんて考えたが、もちろんいない(笑)

 

もうちょっと探索しがいがありそうなので、日も暮れて来たしまた来よう