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Jamlips 1998-

VocalのEmmyです。

10歳の頃よりかきためた言葉を記録。
詞、詩。日々の思いや想いをここに。

Another Side - - - http://ameblo.jp/trump-emmy/

夜にさよなら =LongLyrics Ver.=


夜にさよなら
星の見えるところへ

夜にさよなら
君に会えるところへ
君を抱けるところへ行こう

いちいち星座を説明する君
横顔 さりげなく奪う薄紅色
君の咲ける蜜に夜を溶かしてみても
もう 濡れていくだけの 夜にさよなら

月は手づくりでぺらぺら
枯れない花よりも香りない花

永遠性の自由を
先天性の自由を

自由を 消えないで
枯れない 咲かない 離れない

夜にさよなら
二人で自由をさがしにいこう


こぼれた言葉が君を遠くに流しても
さりげなく浮かべた夜に溶けないで

永遠性の僕だけを
先天性の君だけを

自由を 繋いで
見えない 行けない 届かない

無重力の最後の月
一握りの君の一滴で

夜にさよなら
二人で永遠をさがしにいこう


041020

海底


粉をまぶしたまんまの状態で
君と僕が同じところに立っているのなら
つかずはなれず 鼓膜が揺れあうほどに
ずっとまだここにいられるのだろうか


泣いたりするにはまだ早いくらいの粘着力を
君とだけの距離をむせながら縮めていくこと
灰がふっていくように窪んだ君の内側を
こするように傍にいたい 筋肉が歪んでいくように


だんだん夜が延びていくように
掻き毟って残した痣が虚しいようで
咲いてばっかり色のない君が見えない


ひび割れていく
色褪せていく
ぬるま湯増えていく
海の寝床が温まっていく


いろのないきみがどんどん僕の中で増殖するよ
味のしない塩水が垂れ流れていく夜中なのに
無色の世界がひび割れながら広がっていく


白い粉が雪に見えるほどの眩暈で
降られた僕と君 塗された塩水の夜中
咲いてばっかり色のない君が潰れていく

君と見た白昼夢が痛いほどドライ
張り裂けそうなほど恋焦がれたい
地面に食い込むほどの雪を降らせて


040824

ベースメント


涙 ちょうどいいくらいに染み込ませたスポンジであなたの背中を流してあげる


暗いとこはやだよ、ミスター

なるべく太陽の近くがいい

あなたが忙しいならあの白熱灯でも構わないよ


そんなに首伸ばさないでよ、ミスター

気付くとここは地下室でした

手首と足首を縛ったらどうせちょうどいいくらいに僕の夢を潰していくんでしょ


だから暗いとこはやだよ、ミスター

あそこはみどりでいっぱいだったね

くるくるくるくるおどりながら てつないでた

それが印でしょ

むらさきいろを頭からかぶった僕の夢


ほっぺにいくら棘さしてもここは地下室


そんなに舌を出さないでください、ミスター

もう僕に雲の上はないから目尻からもう一度注ぎ込んでよ


桶にはこぼれだした僕の構成物


つついたら

      せーのっ   の合図で

なくなっちゃいそうなあなたの傑作


片目で見るとムラだらけの再生物


意外と地下室は暖かいんですよ、ミスター


目ん玉の隙間から覗くのはやめてください、ミスター

ミスター
あなたの背中が泣いてるのを知ってるのに

助けてあげたいのに

こんなに笑っててすみません

涙ばっかりで悪いけど

このスポンジでいいならあなたの背中に触れさせてください



040813

未来が死ぬ


未来がとても近い気がする
ねえ 世の中でいろんな人が死んでいくのは何故だろう


大分傾いてしまったものがたくさんあって
枯木とか枯葉とかがすごく新鮮で

あたしはあたしの足の踏み場を切り崩す

強く強くマイクを握るけど

歌が全然出なくて声も枯れてもどかしい
気持ちが一緒に干からびていきそうで

息の多い歌が響かず漏れる

ねえ 未来はすごく近く感じるのに

こんなに人がどんどんいなくなるのは何故だろう

ただ同じように過ごしているだけなのに

揺さぶられる幅が小さくなっていって
人の思いの幅も狭まっていく気がする


どうしてこんなに
こんなに地球の熱は冷めていくんだろう

もう世界中一人一人と会うことはできないのに
あたしとかあなたには会えるのに

それでももうずっとずっと気持ちは遠くなってる

大切にする物 はかる物

ねえ 世界中のいろんな人が死んでいくのは何故だろう

そのずるさや儚さをあたしは全て消化できるだろうか

救うことは 生きることは可能だろうか

ストロボ

なんだか世の中が停滞して見える
スローな風景にあわせてストロボが


だんだん肌に触れることの少ないものが
少しずつ確かにあたしの中を流れ始めてる


この街の中に網を張って
狩れるだけ狩った人の中にいる誰か

あたしは探し続けてる
海月のように漂って毒を盛る


一瞬を一瞬として見て
永遠を永遠として感じ

あたし達なんてほんとにちっぽけだ
時に勝とうだなんて思わないで

こんな時はどうしたら良いのか
こっそりあたしにだけ教えてくれないかな


いろんなものに計られることに気づいてしまった今だから
こんなに言葉は詰まるし君の目を素直に見られないんだ


1mmも変わらない愛の器を求めていたわけじゃない
ただ食い違いの先にあるものが

思っていたよりもずっと霞んでぼやけていた

あまりにもたくさん食べ過ぎて

なにも消化できずにそれでもまだ満たされない
誰に逃げても抱きついても構わないのに

確かにあたしは否定する存在をつくっていた

なんだか目に見えるもの全てが留まっている

揃いに揃った姿で徘徊してる誰か
あたしは探し続けてる


スローな風景に合わせてストロボが

このチャンスを逃しちゃいけない

こっそりあたしにだけ教えてくれたこと
停滞してる世の中をあたしが駆け巡って掻き乱してやる


JOKER


騙されちゃいけないよ

彼は貴方を食べにきたんだ

裏切られても裏切られてもついていく貴方を

心を開いてはいけないよ

これ以上傷つきやすいところを見せてはいけない

脆くて弱い不透明なダイヤモンドを持っているところを

これ以上信じてはいけないよ

大きな可能性をもつ貴方がきっと枯れてしまうから

せめて傷跡を残してやろうだなんて考えはやめた方がいい

彼は貴方を蝕みにきたんだ

嬉しくても笑顔を見せてはいけないよ

それを見た彼はきっとまた貴方をずたずたに引き裂くから

裏切るから

傷つけるから

そしてまた愛させるから

彼は無表情で醜悪な蜘蛛であることは知ってるでしょう
捕まえたのに無関心 震える蝶の燐粉を浴び続ける

打って変わって貴方は片翼だけくすんだ蝶
必死に隠して必死に見せびらかす陳腐で幼稚な2枚羽


ねぇ 何度言わせれば気がすむの?


騙されちゃいけないよ

彼は貴方を食べにきたんだ

裏切られても裏切られてもついていく貴方を


がんじがらめの糸を切れないようにつなぎとめるように

飛ぼうと思えば飛べるんでしょう?


それなら

それならもう食べられてしまえばいいのに


そこであたしは最後のジョーカーを引いた。


夕焼けのような燃える赤を待ってる
全身の奮い立つ熱い情熱を求めてる

オレンジ色のあたしの心の中が見えてるのかしら
少し冷めてファンキー あたしの原動力

光り輝く黄金の世界にあたし達は生きているの
月も星も優しいのは生きているからだよ

緑の溢れる木漏れ日の中であたしは見てる
鳥達のざわめきも 残り少ない蝉の命も

青ざめるほど寒い朝は
たどり着いた朝日がものすごく綺麗だってしってる?

藍色に落ち込む夜のこうもり
誰も知らないあの世界を一つ一つ知っていく喜び

何も考えずにあなたと交わす時間は紫
本能が残るんだけどやっぱりちょっと色っぽい


あたしに架かる虹はきっとこんな感じ
でもやっぱり一色一色みんながいなくちゃ意味なんてない
虹と一緒にあたしと一緒にいてね
友情も愛情も家族愛も自己愛も全部ひっくるめて大きな虹を架けよう

赤 橙 黄 緑 青 藍 菫
あたしの心にはまだまだ7色じゃ足りないけどね
虹は儚いものだよ
ホースの先から見え隠れする小さな世界
雨で潤う湿った空気に漂う不思議な世界

そう あたしの心は無限大 幸せに架かる虹を
みんな みんなみんな 大好きだよ





高校入ってすぐくらいかなぁ。


絵の具がほしかったなぁ。色鉛筆も。


ネオン


また、夢を見た。また何度も同じように目に蓋をして。願わずにはいられない。

あなたのネオンにして欲しい。真っ赤な、ネオン。


もう生まれてこないと知りながら、真っ暗闇にぽつぽつ浮かび上がる記憶の種を信じてる。
もう太陽も月も、その子どもたちもどこにもいないから。アンドロイドのふりして今、ここに。


今、ビル、に。真昼の月を葬りに。


聴こえるのはネオンの声。あなたの声。偽者。


そう。ただひたすら悔しくて、時間に色をつけてみたら、傷だらけのプラスチックがぺらぺらで。
そこはそんなに遠くも無く、近くも無く、無責任なカタルシス。やっぱり、あなただけのアタラクシア。

ここは90階、あなたの家の踊り場。どうして、いつもみたいに避けないの。先に歩かせないで。
下はちかちか煩わしく愛しいネオンが喚く。まさかこれは夢じゃなくて?べたべたな悪夢の匂いが。

ただ赤になりたかった。どれだけ気持ちが狭くても、どうにかして、赤になりたかったんだ。
どれだけわめいたって、悲しくたって、それでもこの赤には勝てない。情熱を屠るような眼差しで。

さして何を映すでもないその瞳に。この声すらまともに感じないその耳に。意味無くかたい左手に。
嘘しか吐き出さないその唇に。それでもその声だけがこの心をネオンへと導くから。


突然、冷たい鉄の棒に乗っけて無理矢理。


悲しいほどに、この空気いっぱいに飽和する声でもって、あなたが溶け込んでくる。呆れるほど。
下から吹き上げる風は色も無く香りも無く、ただ生温く、狭まる気持ちを燻すから。踊り場の影。

少しずつ赤に染まる身体がネオンへとダイブ。いつか見たヘブン。もっと飛ばして、とおく遠くまで。
いつだったか、あなたと、ひらり、かわした宇宙。最果てのエメラルド。涙を固める夢のお菓子。

触られるたびに蠢く何かが汚い笑い浮かべてあなたをのっとろうとしてることに気づいて。
あなたが誰のものであってもかまわないから。あなたが何者であってもかまわないから。

もう何かを失うのは嫌だよ。あなたをこれ以上薄めて、弱くして、遠くへ追いやるくらいなら。
早くここからおろして。もう繋がりたいだなんて言わないから。軽々しく持たないで。もう嫌だよ。


このまま、一緒に、ここから。


真っ赤になりたい。あなたと。

昼間の月を殺したから、そこには、もう太陽もなくて、なにも、なにもなくて、

残るのは、本物のあなただけ。扉を開く鍵はその声。もっと、呼んで。名前を。


真っ赤なネオンの底から、呼んで、もっと、名前を。その、あなただけの声で。


そう。
あなたと溶けたネオンの夢。
踊り場の情事。
絶望の合図の後の、ネオンの夢。
偽者の恋人。


もう、どこにもいかない。さよならに出会ったセフィロト。鍵はいつだってあなたの声。

下から潜り込んで、いつまでだって愛しむよ。あなたが望む限りに愛で尽くしたなら。

染み出す涙が乾かないうちに、早く、実現させて。今すぐにでも、ビルの、踊り場。


無機質な鉄の棒。露骨な赤。あなたのネオンになれたあの刹那。ダイブは、嘘の証明。


080218

ヘマトディプシア


僕は今、白い部屋にいます。壁が真っ白です。ただただ見えるものは。
去勢された甲高い声のカストラートとその恋人エイミー。
やわらかくあたたかいかわいらしい一羽の文鳥。
あしをひきずって嘆く一羽のフラミンゴ。
それからいちばんだいじなもの。
真っ赤なあなた。


カストラートが言う。空はつながってると。だからこの身体は自由だと。
男であることなんてなんでもないことなんだと。目に余るすがただった。
傷口からとりとめもなく溢れ出る血はもはや腐る寸前のザクロの実。

文鳥が言う。早くこの檻から逃げ出したいと。だけど、その涙の浴槽で、
きみは死ぬんだよ。冷たくかたくちいさくなって。その時にはきっと僕が、
その血を全部のみほしてあげるから、きっとだいじょうぶだよ。大丈夫。

エイミーが言う。私がいなくなってダメになる人間などいらないと。なら、
なぜその瞳を開ききって、おおきなこえで嘆き悲しむの。いっそのこと、
アイアンバージンに抱かれ一滴残さず。貧血の嵐でジルと果てましょう。

フラミンゴが言う。早くこのひ弱で虚弱な産物を代わりに壊してくれと。
その肌に鬱血した痣を見て哂うやつがいるのかい?なあ、どうなんだよ。
驚くほど無様に、尊敬せずにはいられないくらい、華麗に散りなさい。


だから、僕は飲んだんだ。あの夜。あの白い壁の部屋で。喉をならして。


歌をうたう二人が言うんだもの。だって。繰り返し言い聞かせるんだもの。
身体を流れてる真っ赤な液体は、上から見下ろしてるかみさまのなみだ。
こぞって処女性をきそう世界を生きているからそれはおいしいんだよって。

飛び立つ二羽が言うんだもの。羨ましい小さいのと疎ましい大きいのが。
彼らに流れてるのは赤くない。なんてったって、彼らは背いてしまったから。
そうだとしても、飲みつづけるしかないんだ。"おいしくない方"のそれをね。


たすけて。
止まらないんだよ。
欲しくて欲しくてたまらないんだよ。
この手首を流れてるのが悲しいくらいに見えるんだ。
こんなことならむしろ、バンパイアになれた方が楽だったんだ。
あなたのなんて飲まなきゃよかった。あの夜。あの白い壁の部屋で。



080104

太陽の子  


言葉を無重力に投げ出したんだ。確かそうだったと思う。
   
口からこぼれていくのはあまりにきれいで。そのきれいなまんまがもったいなくて。
   
壊しちゃえって何度も自分をかき乱したんだ。それでもやっぱり、あまりにもきれいだから。
     
ながれだす涙にだってあなたを想って、かき乱す自分にさえ。壊されたい衝動。
   
   
あなたを、無重力においてきたんだ。確かそうだったと思う。
   
その涙も笑顔も全部ふわふわなまんまで、つかめなかった。どうしてもさわれなくて。
    
叩くリズムに重ねて歌うんだけど、違うんだ。魂が違ってた。なのに、心の鼓動はおんなじ。
    
あわせ鏡みたいなあなたを想って、その重力に飛び込みたい。溶けてしまいたい願望。
     
   
あたしは、無重力にはなれないんだ。確かにそれだけがほんと。
   
金木犀が呼吸をはじめるころ。まだあたし達が流れ星にはならないって決めるころ。
   
重力はどんどん、どんどんその美しさを増してく。聴こえるおとは、あなただけのもの。
    
ふえていく体の皺にあなたを想える幸せの中で、そんな世界におぼれたい漂白感。
   
   
あなたは、他の誰よりもきれいで
   
あなたは、他の誰よりもつよくて
   
あなたは、無重力をたべる、太陽の子。
   

060913