ストロボ
なんだか世の中が停滞して見える
スローな風景にあわせてストロボが
だんだん肌に触れることの少ないものが
少しずつ確かにあたしの中を流れ始めてる
この街の中に網を張って
狩れるだけ狩った人の中にいる誰か
あたしは探し続けてる
海月のように漂って毒を盛る
一瞬を一瞬として見て
永遠を永遠として感じ
あたし達なんてほんとにちっぽけだ
時に勝とうだなんて思わないで
こんな時はどうしたら良いのか
こっそりあたしにだけ教えてくれないかな
いろんなものに計られることに気づいてしまった今だから
こんなに言葉は詰まるし君の目を素直に見られないんだ
1mmも変わらない愛の器を求めていたわけじゃない
ただ食い違いの先にあるものが
思っていたよりもずっと霞んでぼやけていた
あまりにもたくさん食べ過ぎて
なにも消化できずにそれでもまだ満たされない
誰に逃げても抱きついても構わないのに
確かにあたしは否定する存在をつくっていた
なんだか目に見えるもの全てが留まっている
揃いに揃った姿で徘徊してる誰か
あたしは探し続けてる
スローな風景に合わせてストロボが
このチャンスを逃しちゃいけない
こっそりあたしにだけ教えてくれたこと
停滞してる世の中をあたしが駆け巡って掻き乱してやる