お早うございます。今朝の茨城の朝は素晴らしい青空が広がっています。気温が徐々に上がってきています。日中の気温は25度の夏日になるので、服装で上手に調整してくださいね。

 

さて、ファイターズ情報ですが、

 

日本ハム・田宮裕涼(左)はシュアな打撃と強肩が光る。右は伊藤大海

プロ野球は5月の戦いに入った。1日までの試合を終えて、予想通りのチームもあれば、「おっ!」「あれれ…」と驚かされるチームもある。

 

「おっ!」は2年連続最下位から巻き返しを図る日本ハムと中日。日本ハムは開幕から投打ともに好調を持続している。来日5年目(日本ハムは2年目)のマルティネスは勝負強く、千葉・成田高から入団6年目の田宮はシュアな打撃に加えて強肩。いい捕手だ。クリーンアップに期待されていた野村と清宮がまだ万全ではないので、さらに上がり目がある。

 

中日は開幕に間に合わなかった岡林と〝打てる捕手〟木下の調子が上がらない中、よく頑張っている。昨季までとの違いは、巨人から移籍の中田と昨季24本塁打をマークした細川がクリーンアップにどっしりと座り、勝負を決める点が取れるようになったこと。もともと投手はそろっているから、そうなれば強い。

 

両チームとも若手が育ち、選手層が厚くなったからこそ。日本ハム・新庄、中日・立浪両監督の苦労が、ようやく報われてきたように感じる。

 

上位争いの条件はまず投手力。次がいかに得点できるか。投手が失点しなければ負けないが、点を取らないと勝てない。いい例が4月にプロ野球初となる月間3度の「0-0の引き分け」を記録した広島。借金1なら健闘というべきか…。

 

「あれれ…」の代表格は西武だ。他球団の関係者に取材すると、「西武の投手陣はいいですよ」と口をそろえる。なのに借金9は多すぎる。

 

原因はソフトバンクに0勝6敗、ロッテに0勝4敗と苦手ができつつあること。4月13日のソフトバンク2回戦は山川に2打席連続で満塁弾を許し、27~29日の同4~6回戦は3試合連続でサヨナラ負けと、同じ敗戦でも大きなダメージが残る敗戦だった。それでもプロは、気持ちを切り替えて次戦に臨むしかない。

 

3日からは4連休。どの球場にも子供連れのファンがたくさん訪れる。西武は本拠地で、早くも今季3度目となるソフトバンク3連戦。声援を力にして、まず1勝を挙げたい。西武だけでなく、下位チームは巻き返しへ弾みをつけてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)      (サンスポより)