先日、大学学部時代の恩師が急逝しました。
退官してからではなく、現役だった先生です。
亡くなる2日前まで、教壇に立って授業をなさっていたそうです。
しかも健康にとても気をつけていらして、いつも元気だった先生。
亡くなったという事実が本当に信じられません。
先生と最後にお会いしたのは、今年の2月。
本当は8月の一時帰国のときもお会いしようとしていたのですが、
お盆だからお会いするのは難しいと思い、会うのを渋ってしまいました。
「あの時会っていれば」なんて、軽く言えるけど、渋ってしまった自分が
ちょっと許せないです。
大学の他の先生から、先生はずっと「辛かったら日本に帰ってきなさい」と
おっしゃっていたよと言われ、ずっと私のことを気にかけてくださり、
本当にやさしい先生なんだなと。
私にだけでなく、すべての教え子に対しても、学業のことから進路のこと
まで真摯に考えてくださいました。
研究はもちろん、教育者として本当に素晴らしい方でした。
先生の研究室を訪ねるたびに、いつも笑顔で迎えてくれ、ほっとしました。
学部時代、まじめにゼミ活動していなくても、卒業後ちゃんと向き合って
くださいました。
常に先生はアジアの平和を願っていました。
先生が志半ばで天国に行ってしまった今、私にできることは何だろう。
やっぱり先生の志を受け継いでいくことなのではないだろうか。
これから自分の夢を実現しながら、アジアの平和のために、
何か貢献していけたらと、思っています。