2024.11.14
James Setouchi
石破第2次内閣の閣僚の学歴、世襲
R6.11.12~ (官房長官もカウントする)(長文)
10月始めに第1次内閣でこの表を作っていたが、組閣直後に実施した10月の総選挙で2人落選し3人交代したので、表を作り直し、かつコメントも前回長文で書いていたものにさらに加筆した。
交代したのは、
法務(牧原さん→鈴木さん)、農水(小里さん→江藤さん)、国土交通(斉藤さん→中野さん)。
*斉藤さん自身は落選ではなく、公明党の代表になったため。
敬称略。ご本人のプロフィールや新聞報道などからまとめた。間違っていたらごめんなさい。
(念のためにおことわりしておきますが、私は「支持政党なし」の無党派層です。)
首相 石破茂 慶応大法 ・2世(父も大臣)
総務 村上誠一郎 東大法 ・曾祖父から3世
法務 鈴木馨佑 東大法→大蔵省、ジョージタウン大院でフェロー、通産省、父は
サラリーマン
外務 岩屋毅 早稻田大政経 父は医者で県議
財務 加藤勝信 東大経 ・加藤六月農水相の娘婿
文科 阿部俊子 アラバマ州立大看護、同院修士 イリノイ州立大院博士 親は社
長だが苦労した
厚労 福岡資麿 慶応大法(政治) ・祖父が参議院 本人も参議院
農水 江藤拓 成城(経済) ・2世(父も大臣)・ハーバード
研究員
経産 武藤容治 慶応大商 ・2世(父も大臣)
国交 中野洋昌 東大教養、コロンビア院(国際公共政策) 公明党
環境 浅尾慶一郎 東大法 スタンフォード院(経営) 父はイタリア大使
本人は参議院
防衛 中谷元 防衛大理工 自衛隊 ・祖父は衆議院
官房 林芳正 東大法 ハーバード院(政治行政)・4世(高祖父から)
デジタル 平将明 早稻田大法 父は青
果物仲卸業経営
復興 伊藤忠彦 早稻田大法 伯父が県知事
国家公安 坂井学 東大法 松下政
経塾
子ども政策 三原じゅん子 非大卒 タレン
ト出身
経済再生 赤沢亮正 東大法 運輸省からコーネル院経営 ・祖父が大臣
経済安全保障 城内実 東大教養 外務省 父は警察官僚
沖縄北方 伊東良孝 北海道教育大教育 市議・
道議からのたたき上げ
以上20人。自民党役員は除く。
大卒19人。非大卒はタレント出身の三原じゅん子のみ。
大学院は5人。(うちアメリカ5人。つまり全員アメリカ。)
2世3世など・・9人が「父が大臣」など。他の人も、「父が高級官僚」「伯父が県知事」などがある。全くそうでない方はわずか。
女性は2人。
大学の詳細を見ると、
学部は、法学部10,政経1,経済2,商1、教養2,教育1、理0、理工1、看護1
大学の所在地は 東京16,北海道1,神奈川1,外国1
大学別では・・東大9、慶応3、早稻田3、成城1、北海道教育1、東工大0、防衛1、外国1
なお、この20人の平均年齢は(計算していないが63歳よりやや若いくらいか?)。
人間の値打ちが学歴(学校歴)で決まるわけではない。が日本の舵取りをする閣僚の学歴を研究してみることは、日本がどれくらい学歴社会かを見るための一つの視座を与える。ここで浮き彫りになるのが、①東京一極集中だということと、②学歴よりも2世3世の議員が多いということだ。もちろん①「東京の大学を出た人を大臣にするのはやめよう」とは言えないし、②「2世3世だからダメ政治家に違いない」とも言えない。全くの私見だが林芳正官房長官は実力があり尊敬もできる(私見です)。学歴や家系がどうであれ、国民を幸せにする政治家がいい政治家なのだ。だが、全体の趨勢として、①地方出身者や②世襲でない人の数が減っていることは事実。①東京一極集中と②階層の固定化が進んでいる、とは言えるだろう。地方の人や親が大臣ではない階層の人の声を吸い上げる政策をどのようにして実施するか? どうすればいいのか?
地方出身で東京の大学に進学しようとすれば、学費だけではなく、生活費も高い。ゆえに地方出身者は東京の大学に進学することを断念しがちだ。このハードルを越えるには? 今の奨学金は多くが貸与であって借金と同じになる。地方出身で優秀な人が東大法学部を出てロースクールを終えて法曹になったとき300万円の借金があったらどうなるのか。
また入試(選抜)の方法も、「実績」なるものを重視したとき、東京の富裕層が有利になるのは明々白々だ。地方の貧しい家庭の子弟が大学の先生の指導を受けながら物理オリンピックで世界大会で金メダルをとることができるだろうか? まして国際会議の参加(東大農学部の場合)など・・!
意欲と能力のある人を発掘して育てるには?
知恵のいるところだ。
その中で、例えば阿部俊子文部科学大臣の経歴はすごい。ご本人のHPによれば、父上は社長だったが、会社が倒産、阿部俊子さんは働きながら勉強し、アメリカでも働きながら勉強し、御覧の通りのすごい学歴になった。もともと能力の高い人だ、と言ってしまうことも出来るが、大変な努力だったろう。・・そこで次の問題だが、「私もできたのだからあなたも努力しなさい」と一足飛びに言うとすると、大事なことを見落とす。全ての人がそんなに努力できるわけではないのだ。(大山倍達はすごい努力家だが弟子たちに同じことを要求するので弟子たちがムリだと感じて離れていった、という話を聞いたことがある。)大変な努力をして逆境を跳ね返した人は確かにすごいが、そうではない人(逆境を跳ね返せない人、跳ね返す気力自体を奪われている人)の痛みがわからない場合が時折あるようだ。阿部俊子さんは看護師出身なのでそこは大丈夫だとは思うが・・誰もが希望を持ち無理なく努力へとシフトしていけるサポートとは、どういうものであろうか? 相撲でも、いい親方はそれができる親方だ。大横綱必ずしも大親方ではない、と言う。
もう一人、伊東良孝沖縄・北方大臣もすばらしい。釧路の地元の学校を出て北海道教育大学へ。釧路分校だろうか? 釧路市議、北海道議からのたたき上げだ。かつてはこういう方がもっとおられた。野中広務もたたきあげで偉大な政治家だった。最近はこういう方が減った。こういう方もおられないといけない。詳しい事情は存じあげないが、努力・勉強しておられるはずだ。趣味が読書、座右の銘が「至誠、天に通ず」というのもよい。
『中庸』:「誠は天の道なり、之を誠にするは人の道なり。」
『孟子』:「誠は天の道なり、誠を思うは人の道なり。至誠にして動かされざるものは、未だこれ有らざるなり。」
吉田松陰『講孟余話』も孟子を踏まえて議論している。
内田魯庵『社会百面相』:「至誠天に通ず」
中村哲:『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る』
(「誠」とは何か? は儒学史で論じられてきた、一大テーマだ。)
注意! 文鮮明(統一教会)が「至誠感天・・」と言ったそうだが・・!?
補足:坂村真民「念ずれば花開く」とはどういう意味か。仏教的ないい意味とも取れるが、受験予備校のキャッチフレーズにしてしまうと、意味が少しおかしくなる。「どんな欲望でも執念深く追求すればいずれ実現する」の意味にもなってしまう。どんなよこしまな欲望でも!?
では、「至誠」はどうか。一歩間違えれば、「誠心誠意ひたすら追求すれば欲望が実現できる」と歪んで解釈されるかもしれない。実は「至誠」、ここが本当は難しいのだ。「至って誠」なる事態を我が身に実現できるか? それができれば聖人だ。「修己」一つろくにできていないのに、「誠心正意」を実現することなど・・? しかしそれは捨ててはならない高邁な理想だ。ただしそれが「自己のつまらない欲望を念じ続ければ・・」ではなく、「我が心を誠そのものにし、我が意を正す」という、極めて自己に厳しいものであることを、覚えておかなければならない。そうすれば「天」がこれを嘉(よみ)されるであろう。そのさい、「天」はまずは自己とは別の存在だ。
念のために付言するが、誠心誠意己の信念を貫いて他者を理解せずテロ行為に走る人がかつて歴史上にいた。それは不可。他者は自己とは別の論理、別の価値観・世界観で生きているかもしれない。異なる他者と対話し理解しようとしたのが中村哲だ。(だから「愛」という言葉が入っている。アガペーの愛は他者と忍耐強く付き合おうとする。アガパーオという動詞で捉えるとよい。己の愛欲を貫くのではない。)「誠」に他者へのリスペクト、他者理解が入ってるか? 入っていないなら、「誠だけでは足りない、他者理解を」と付け加えなければならない。そうしてはじめて「天」は嘉されるであろう。
キリストの「求めよ、さらば与えられん」「汝の隣人を愛せよ」はどうかな。
さて、例えば石破さんは慶応大だが、小中は鳥取で過ごした。特に田舎の小学校では都会のサラリーマンだけではなく多様な農林水産業もふくめた仕事をしている人の子が同級生としていただろう。石破さんは地元ではいわゆる「いいお家の子」と見なされたかもしれないが、それでも地元の小学校で庶民の生活に触れ、そこで民主主義の練習ができているはずだ。小学校から慶応幼稚舎(附属小学校をそう呼ぶ)に行って田舎の庶民の生活を知らない人とはそこが少し、いや決定的に違う。(石破さんも中学は大学附属で高校から東京の慶応だ。だがそこは自戒されるであろう。)
出身大学だけ見れば東京一極集中だが東大や慶応や早稻田を出た人ももしかしたら地方の中学、高校を出ているかも知れない。地方の実情を全く知らないというわけではないかもしれない。この点で、上の表は不十分だとは言える。(下に高校を補足)
三原じゅん子さんは非大卒。田中角栄大先生も非大卒だ。政治家は本当は学歴不問のはずだ。国民のためになるいい政治をしてくれればよい。だが、田中角栄という人は、弱い人困っている人の気持ちが分かり、その味方だった。三原さんはどうかな? タレント出身でも、よく勉強して、いい政治をしてくれるならいいのだ。一つ期待できるのは、若い女性のいのちやくらしや未来について守ろう、という強い気持ちを持っておられる、と報道で見た。ここは必ずやってくれるだろう。それに諸般の事情で、中卒や高校中退で苦しんでいる人は、日本には実は結構いる。大卒エリートにわからないことが三原さんはおわかりになるかも知れない。期待したい。
だが、気をつけたい。往々にして、タレント(俳優)出身政治家は国を滅ぼす。春秋戦国時代を見るとよい。ポピュリズムは不可、ということでもある。三原さんは大いに戒めとするとよいだろう。
(有名な「恥を知りなさい!」発言について、その前後の文脈を私はよく知らないのだが、裏金や公文書偽造などでいろいろ嘘をつく人々に対して、三原さんは「恥を知りなさい!」と𠮟咤されるのだろうか・・? それなら一貫しているかもしれない。但し、法然上人なら人に向かってそんな発言はなさらないだろう。一般的には、「己は恥を知る高邁な人間だ」と思い込んだ傲慢な人間の発言だろう。道徳心があって内省する人は、不正や悪をよしとするのではないが、そんな発言はしないのでは・・? 玉木さん(国民民主)は週刊誌にすっぱ抜かれたある件で「恥を忍んでやってまいりました」「私の不徳の致すところ」(文言は正確ではない)と自らを顧みる発言と姿勢を見せた。誰かさんの「あんな人たちに負けるわけにはいかない」「丁寧に説明します(と言って実際には当初の方針を繰り返すだけ)」という答弁とは、違う。
高校は・・
石破さん慶応高校、村上さん教育大附属高、鈴木さん開成高校、岩屋さんラサール高校、加藤さん都立大泉高校、阿部さん宮城学院高校、福岡さん佐賀西高校、江藤さん宮崎西高校、武藤さん慶応高校、中野さん関西創価学園、浅尾さん栄光高校、中谷さん土佐高校、林さん下関西高校、平さん早稻田実業高校、伊藤さん早稻田高等学院高校、坂井さん都立国立(くにたち)高校、三原さん明大付属中野高校(中退)、赤沢さん教育大付属駒場高校、城内さん開成高校、伊東さん道立釧路江南高校(太字は私立)
ここから、
東京・神奈川の高校:12人(中退含む) 地方の高校8人
私立の高校:12人(中退含む)、国立大附属の高校:2人、公立の高校6人
となる。
高校時代から東京にいた(小中は田舎の場合もある。石破さんがそう)人が多い。
私立・国立の受験進学校が多い。中高一貫校(麻布・開成など)も結構ある。(高校からそこに進んだ人も。)
麻布・開成・栄光などに中学から進むためには、小学校から塾に行き、かつ麻布・開成・栄光時代6年間も私学なので学費が高い。ある程度豊かな家庭でないと行けない。本人の頭も良く(それも本人の努力ではないが)、努力もしていないはずはないが、同時に、出身階層(「親ガチャ」)つまり環境の問題もある。この点、湯浅誠(武蔵高校→東大法)(注1)の言うことが正しい。麻布・開成・栄光・武蔵などから高学歴になった人は、たまたまラッキーだった面もあるのだ。このことに謙虚になり、いわゆる「親ガチャ」に恵まれなかった人も幸せになる方策を懸命に探るべきだ。「ノブレス・オブリジェ」という言葉を思い出してほしい。(Y上事件で明確化したはずだ。)既得権益にしがみついている政権は、支持基盤を失って、遠からず崩壊する。歴史が証明している・・
注1 湯浅誠氏は大学院で伊藤東涯の研究をされたとか。これもすばらしい! 伊藤仁斎、東涯父子はすばらしい。「仁は愛なり」「まごころを尽くし、人を思いやって恕(ゆる)す」「世俗の中に聖人の道は生きる」(意訳)と言ったのが仁斎だ。東涯はその堀河学派の継承者。
なお、早稻田実業高校は高卒で実業界に進むのかと思えば、早稻田大学への進学も多い。明大付属中野高校はタレントやスポーツ選手が多い。タレントは売れっ子で中退も多い。少年隊の東山君も中卒だと自称していた。運動選手も本当は学歴不問の筈。大横綱北の湖は中卒だ。だが最近は力士も高学歴化してきた・・
ここで注意。中卒でありさえすれば大横綱や大スターになれるわけではないし、慶応高校から慶応大学に行きさえすれば総理大臣になれるわけでもない。学歴(学校歴)に強い関心がおありの教育パパ・ママさんたち、勘違いなさらないように!
しかも今の閣僚は結構な年齢だ。例えば石破さんは67歳なので、慶応高校に進学したときは50年以上前。20人の平均年齢は(計算していないが63.55歳よりやや若くなりそう)(注2)で、50年前に中学2年。(当時1975年ころには東大法学部卒大蔵省出身で政治家、というコースが強かった。政官業の癒着も問われた。)では、今から50年後にどういう方が総理大臣になっているか? というと、ちょっと分からないところがある。だから、今の趨勢を見て、直ちに慶応高校・慶応大学に行かなければ! と思い込むことはない。全然違う。「スカイキャッスル」(TV番組。もと韓国ドラマ。韓国の学歴差別ものドラマはすごい)みたいなことになってはいけない。受験勉強で得られるものもある(和田秀樹参照)が、受験勉強が絶対善ではない。
スポーツも絶対善ではない。一世風靡した野球の田中将大(マー君)は高卒(駒大苫小牧高校)でプロに入りガンガンやったが、35歳で振るわず、1軍から登録抹消(R6.10.1のニュースで言っていた)。このあと彼はどうやって生きていくのか? かつて伊良部(高卒でプロ入り、大リーグにも)というすごい投手がいたが、その後どうなったか? 陸上をやりすぎて心身をやられた人の話もよく聞く。勝利至上主義はダメと分かっているのに、大衆は選手を娯楽として消費する。マスコミも選手を商品として消費する。政府も大衆の目くらましのためにスポーツを使う。ローマは「パンとサーカス」で愚民化した挙げ句に滅んだ。日本は・・? タレント業も絶対善ではない。子ども時代からスターになって金儲けに使われて、一般教養と健全な判断力(例えば古典を読んではじめて培われるそれ)が身につくのか? クイズで勝てばいいのではない。ジャニーズの少年タレントはこの意味でも犠牲者と言うべきか。ただ単にジャニーさんの犠牲になっただけではない。他のプロダクションも同じ。どこかの国で「児童労働」「少年労働」があったら「ダメ!」という割に、芸能人やスポーツ選手を子どもの時から使い倒し使い捨てることについては、疑問を持たないとは? 加藤周一が、五輪に出る十代の選手(体操など)について、子どもの虐待の疑いがある、と指摘していた。関係者は襟を正すべきだろう。
注2 かつては大臣の平均年齢が高く「若返りを」と言ったこともあった。今回の平均年齢がそれらと比べて高いかどうかはワカラナイ。印象としては「大人の内閣」の印象がある。高齢者だと言うのではない。落ち着きがあっていいかも。トップの年齢は気になるところではある。2024年11月12日現在で、バイデン81歳、トランプ78歳。年齢で行けば、これにつりあうのは森山裕先生79歳(昭和20年4月生まれ=空襲の中でお生まれになったはず)。ネタニエフ75歳、プーチン72歳、習近平71歳は引退して日本に来れば高齢者として大事にしてもらえる。これに釣り合うのは伊東良孝さん75歳、村上誠一郎さん72歳。石破さん67歳、オバマ63歳、ハリス60歳はまだ十分やれる。金正恩40歳。ここが若い。アメリカや日本は政権交代でなくてもトップの交代があるが、あそこやあそこは終身でトップのようなので、どうなることやら。安倍さんの10年でもあれだけ腐敗したので、何十年もやっているところはどうなっていることか。一般ピープルから不平不満が出そうだ。
西太后は1861年クーデターで実権を握り(26歳だった)、1908年に73歳で亡くなるまで47年間猛威を振るい大清帝国を崩壊に追い込んでしまった。ううむ・・・
韓国は戦後大統領が交代してきた。韓国のためにはよかった。現在のユン・ソニョル氏は63歳。
台湾も選挙で平和裡にトップ(中華民国総統)が交代する。なお蔡英文氏は67歳で引退、頼清徳氏は65歳。
党の役員も見ておくと
最高顧問 麻生太郎 学習院大政経 吉田茂首相の孫。閨閥がすごい。
副総裁 菅 義偉 法政大法(政治)工場で働いて大学へ進学した。国会議員
秘書・市議から。
幹事長 森山 裕 非大卒(鹿児島の日進高校=鶴丸高校の夜間)市議からの
たたき上げ。
総務会長 鈴木俊一 早稻田大教育 鈴木善幸首相の子
政調会長 小野寺五典 東京水産大(今の海洋大) 東大院(法・政治) 松下政
経塾
選対委員長 木原誠二 東大法→財務省 ロンドン大LSE(経済)修士
国対委員長 坂本哲志 中央大法(政治)県議から。
組織運動本部長 小渕優子成城大経済 早稻田大院 小渕首相の子
ここでも、2世3世が大勢おられる。
大学はすべて東京、学部は法・政経・経済系統が多いが水産・教育もおられた。
非大卒の苦労人は森山さん。菅さんもどうやら苦労人。
院は3人(うちアメリカ1)。女性は1。
ここまで中立を保とうとしつつ結局石破さんの応援団のようなことを言ってきてしまった。これは一つには、安倍一族に長年いじめられてきた石破さんに対して義侠心からお助けしたいという気持ちも多少以上はあったのだ。が、「解散はすぐにはしない」と言っていたのに、「解散します」と急に変わった(R6.10.1のは、なぜか。これはおかしい。「閣僚の失言などでボロが出ないうちに」とマスコミで言っていたが、小泉さん(すぐ解散総選挙を主張していた)を選対に据えるために解散を急いだのか。野党の準備が整わないうちに(自民党内部の反石破が結束しないうちに? )総選挙すれば、大勝、または敗れても傷が小さくてすみ、裏金・統一教会議員の問題をごまかせる、もし大勝すれば向こう4年間安定的に政権運営できる、と考えたのか。私は今までこの人がいいと思った時はたいてい裏切られている。今回はどうかな・・・
アメリカの二軍はいやだというのは、一軍になって対等の立場で同じように前面に出ようという意味ではない。アメリカの犠牲・捨て石としていいように利用されて前線で人が沢山死ぬのはいやだ、という意味だ。従来は自衛隊が専守防衛のタテ、米軍がイザというときのホコだった。タテとホコがあるから誰も攻めてこられない。それでいいのでは? 自衛隊も前面のホコになると危険が増すのでは? 前面の米軍のさらに前面で捨て石になれ、というのはいやだ。いや、そもそも紛争も戦争も起こさないのがよい。そのためには? (トランプがアメリカ第一で日本に多大の要求をしてきても、呑まないことが大事だ。うまくやれるだろうか?)
*北朝鮮兵士はロシア軍の捨て石にされてしまうだろう・・残酷だ・・
戦争は何を攻撃し何を守るのか? 「国体」を守り続け国民生活がすっかり破壊されたのが先の敗戦だ。この場合軍部(だけではない軍産複合体)に退場して貰って国民生活を守った方がよかった。あの独裁国家でもこの独裁国家でも同じことが言える。国民生活が優先だ。近代国民国家は歴史上の産物だ。時代が変われば近代国民国家というコンセプトは通用しなくなる。「国体」が絶対善ではない。帝政ロシアとドイツ第二帝政(ウィルヘルム2世)は無謀な戦争を続けて自壊した。ハワイ王国はアメリカの50番目の州になった。琉球と蝦夷(北海道)は大日本帝国の一部になった。吉田茂はアメリカ軍の駐留を受け入れることで軍備にカネを使わず国民生活を立て直した。民族主義を主張する方面ならスコットランドやアンダルシアは独立の動きもある。近代国民国家を超克する方面ならフランスとドイツはEUで一体化しようとしている。そもそもアメリカ(USA)は合「州」国と言える。南北戦争で二つの国に分かれるやりかたもあったはずだ。中国も2~3以上に分裂していた時代が実は長い。今の地図が絶対ではない。英雄豪傑による政治的・軍事的活躍の史観(政権争奪史観)ではなく、民の生活を中心に歴史を見ると、どうなるか? すると・・・?
孔子曰く、「政は正なり。子帥(ひき)いるに正をもってすれば、たれか敢えて正しからざらん」と。(『論語』顔淵12-27)・・まず為政者が自らを正せ、と孔子は教えた。
孔子曰く、「政治の要諦は、食糧と軍備と民の信頼だ。このうち優先順位は、第一に民の信頼、第二に食糧、第三に軍備だ。第一の、民の為政者への信頼がなければ国家はなりたたない」(『論語』顔淵12-8)(大意)・・最後の一文は複数の説がある。「民は相互信頼がないと成り立たない」「民の為政者への信頼がないと政治は成り立たない」など。「信頼」がキーワードではある。
孟子曰く、
先王(いにしえの偉大な政治家たち)にも「人に忍びざるの心(人のつらい部分を見過ごすことのできない、優しい心)」ありて、すなわち「人に忍びざるの政」あり。(『孟子』、公孫丑29)
孟子は言った、
「民が最も重い。国家(民に直結する土地の神と穀物の神)はその次だ。天子は最も軽い。民に望まれてはじめて天子となる。天子が諸侯を、諸侯が大夫を選出する。為政者が国家(民に直結する土地の神と穀物の神)を危うくすれば為政者は交代させられる。為政者が国家(民に直結する土地の神と穀物の神)に対してしっかり尽力しているのに災害が起きたならば、国家(民に直結する土地の神と穀物の神)自体を変えてしまう。・・」(『孟子』尽心14-14)(大意)・・「民が、国家よりも天子よりも、最も重い」とする点がポイント。なお、「社稷」の解釈は諸説あるかも知れない。簡単な解説には「土地の神と穀物の神、国家」などとある。ここでは「社稷」=国家(民に直結する土地の神と穀物の神)、としてみた。為政者が国家(民に直結する土地の神と穀物の神)に対してしっかり尽力しているのに、災害(天災を最小限にとどめ得ず人災によって拡大する)が起きるなら、国家(民に直結する土地の神と穀物の神)自体を変えてしまう」とは、現代風に言い換えれば、「為政者なりに裏金作りなどをせず誠心誠意民のためによかれと思って力を尽しているがそれでも災禍が起き、自然災害が最小にとどめられず、人災によって拡大するのならば、それは国家のシステムに問題があるのだから、国家のシステム(納税システムを含む)自体を改変する。」とでもなろうか? 大前提は、為政者なりに「誠心正意」尽力していることだ。そこがまず問われる。・・・どうですか?
イスラエルのレバノン侵攻を止めさせるには?
ヤコブは神と相撲を取り「神と争う者」という称号をもらったかもしれないが、その後神はモーゼを通じて「殺すな」と啓示した(十戒)。「私だけを主とせよ、他を崇拝してはならない」とも。富や国家や領土や武器や科学技術を拝むのは偶像崇拝だ、と神は言うであろう。イスラエルの中の良識派が気付いてほしい。
かつてバビロン捕囚から救い出してくれたのはペルシア人(キュロス2世)だったはず。神は殺し合いを望んではいない。私はそう考えるのだが・・?
2024.11.12付記
私は無党派で「支持政党なし」だが、・・
次期アメリカ大統領はハリスではなくトランプに決まった。「またトラ」というやつだ。こうなった上は、トランプに世界平和を実現できるか? 我々はトランプに世界平和を実現させることができるか? トランプの法外な要求をはねのけて日本国民の生活を守ることができるか? が重要となる。安倍さんはトランプにいい顔をするために法外な値段で武器を買う約束をしてしまった。国民の税金がどんどんアメリカの武器産業に吸い上げられる。これは大失敗だ。石破さんは安倍さんとは違う。知恵を出したいところだ。スタッフが知恵を出すべし。
北朝鮮の若者はロシア・ウクライナ戦線で沢山死んでしまう。つらいことだ。ロシアの小説『静かなドン』でも、ドン川あたりの若者が故郷を離れてポーランドあたりで戦争をするのが、理不尽で、戦争なんかもう厭だ、というのがあった。それもあってロシアの帝政は倒れた。
10月の総選挙は自民は大敗と言われているが大敗ではない。確かに小選挙区制度で助かった部分はあるが、それを言うなら安倍政権時代は「歪んだ鏡」度がもっと大きかった。あれだけの混乱があってあれだけの議席減ですんだのだから、小敗(善戦)と言うべきだろう。「裏金」「統一教会」「2000万円」で有権者がウンザリしていて自民党にお灸を据えた、ということだろう。もっと言えば安倍派独裁はもうウンザリだ、ということだろう。もし高市さんが総裁だったら、もっと大敗していただろう。インボイスはじめ貧しい国民からはがっつり徴税しておきながら裏金と統一教会癒着と為政者のウソはもういやなのだ。どこかのIT・PR会社の人が高市さんがエライ風なPR記事を毎日入れ込んでいるが、ああいうマスコミジャックにだまされないようにしよう。高市さんが自民党を割って出て保守党と組むやり方はあるだろうが、少数党になり、ますます国民からそっぽを向かれるだろう。国民は奇妙なイデオロギーよりも生活が大事だ。国民の生活を抑圧して(経済的にも社会的にも文化的にも)靖国だ何だと奇妙なイデオロギーを主張したって、それはダメだ。支持されない。自民党総裁選挙の党員党友の支持率を冷静に振り返ればよい。小泉・石破より多かったから皆が色めきたっただけで、得票数は全体の何割かにも達しない、少数に過ぎない。しかも総選挙では安倍派がどんどん落選した。対して石破さんは、現実が見える人だから頼りになる、と期待したいのだろう。スタッフも支えるだろう。林さんはじめ優れたスタッフがついている。
戦後の政治史を振り返ると、保革伯仲や保革逆転の時期は実はあった。その場合与党(自民党)だけではダメダ、と民意が言っているのだから、社会党など野党の主張を受け入れながら自民党は政策を実行してきた。おかげで日本は人権、平和、福祉、男女平等など(まだ十分ではないが)で割合にいい国になった。世界の人がうらやんでいる。それができたので自民党自身も生き延びてきた。最近はおかしなことになっていたので、修正の時期が来ただけだ。積年の某政権のひずみに選挙民が怒った結果であって、石破さんは恥じることはない。と、私は思う。多少お疲れだとは思うが、必要以上に悩む必要はない。胸をはってやっていただいてよい。(これは応援しすぎだろうか?)
韓国も日本もアメリカもたよりになる(なりそうな・・民主党に言わせればとんでもないが、共和党支持者から見ればトランプ氏はたよりになるのだろう)人物がトップになった。将来が不安だからたよりになる人物を求めているのではないか? だがカリスマリーダーに一任するのは不可。ヒトラーの例で分かっている。私はアメリカ国民ではなく選挙権もないので放言気味で申し訳ないが、私はハリス氏がよかった。ハリス氏だったら公正だし開かれた精神を持っている。弱い部分はスタッフが頑張るだろう、トランプ氏だったら部下の失敗を他責的にまた部下に押しつけてどんどん首にするのでまた人がいなくなるのではないか? そこが心配だ、と思った。「またトラ」になった以上は、そこを本人が改善してくれれば良いが。ここも、周囲がどう支えるかだ。トランプ氏は(選挙用の宣伝かもしれないが)戦争が嫌いだと言う。その線でいけるならそれがよい。但しロシアの「占領したもの勝ち」というのはおかしい。ロシアが兵を引いて戦争前に戻すのが本来では? ロシアも弱ってきているはず。北朝鮮から兵士を呼ばなきゃならないほど、兵の数に逼塞(ひっそく)しているということでしょうかね? ロシアの若者も可哀想だ。故郷に帰って家族と暮らしたいだろうに。
国民民主の玉木さんはいいことを言っていた。103万円では憲法の保障する生活ができない、だからこの上限の壁を取っ払うとよい、財源の問題ではない、と言っていた。正しい。私も103万円でなく500万円に(所得税も社会保険料も国民年金も、年間収入が500万以上の人から徴集、それ以下の人は出さなくても守られる仕組みに)してはどうか、と思ったことがある。但し、年収100万円の人から見れば500万円の人はすごいお金持ちに見える。500万円の人は相応に負担すべきだ、と言う人も多いだろう。500万が高すぎるなら、例えば240万にすれば月収20万だ。180万にすれば月収15万だ。せめてそれくらいにはしないと。103万円や130万円ではダメだ。憲法の保障する最低限度健康で文化的な生活をするには。生活保護の額も上げる。
子どもを二人育ててせめて高校を出してやるには、いくらの年収が必要ですか? また、地方の国立大に、あるいは東京の私大に二人進学させるには、いくらの年収が必要ですか?
(それにしても、玉木さんの情報をつかまえておいて、この時期に週刊誌にリークしたのは、誰か。恐ろしいですな・・)
繰り返すが、社会保険料も国民年金も同様。106万円、130万円の壁を上へ引き上げる。月収20万で税金・社会保険料・国民年金の分を引かれずまるまま手元に20万円残るなら、生活は今より楽になる。しかも老後が守られないといけない。加えて、現物支給(教育、医療だけでなく住宅も?)。今は物価高で税収は増えている。物価に10%の消費税をかけているのだから。消費税を上げて法人税を下げたのも間違い。どうしても財源がないなら富裕層から取ればいいのだ。年収1億円で暮らしたら正常な判断力を失ってしまうのでは? 武器も買わなくていい。みなさんはファントムやオスプレイやトマホークやイージス艦の値段がいくらかご存じですか? 高級官僚や政治家のお給料も減らそう。トップとヒラのお給料の差を縮めよう。今は広がりすぎた。地位を上げるために醜い席取り競争ばかりする国・社会は、国力・民力そのものを失う。ヒラでも胸をはって仕事と人生に打ち込める社会がいいのだ。「親ガチャ」なんて言葉が死語にならなきゃいけない。
川が氾濫してから被災者支援をするのではなく、川が氾濫しないようにする。どうやって? 土砂が溜り雑草や雑木が生えている川底を、雨の降らない季節に、土砂さらえをしておけば、相当防げる。(事前防災、というのだろうか。)「国民の生活を守る」石破さんに期待したい。誰かさんは「国民の生命と財産を守る」と言いながら実際には自分たちの利権しか守らなかった。ああ・・・
家庭を壊し少子化を進め日本を破壊するつもりなら、103万円の壁を下へ下げ、配偶者控除をなしにする。若い人々は結婚せず貧乏しながらアルバイトをするしかなくなる。年寄りもボロボロになってシルバーのアルバイトに出ては怪我や事故を招くことに。闇バイト、犯罪、うつ病、自殺、非婚、少子化が加速する。結局税収はなくなり医療費も増大、富裕層に多大の負担が来ることに。あるいは、人々の絶望の果てに、もしかしたら戦前同様のテロ社会の再来? それはいやだ。それだけは避けなければならない。
女性の社会進出・若者も含めて働き手確保なら、この壁を500万円に引き揚げる。せめて240万円に。譲って180万円に。
格差是正なら、世帯所得(夫婦の所得合計)に課税。ドイツがやっている。これはいいですよ。
子育て支援なら、世帯所得を、子どもの人数も足した人数で割り算して、それに課税。フランスがやっている。いずれこっちに移行?
税収増なら、富裕層に累進課税でより大きな負担を。(所得税(累進課税)の最高税率を70%に戻そう。)国外に逃げるカネを止める。カルロスなんとかという人から取り戻したのですか? 日産の最前線の労働者に分配すべきだ。海外からCEOか何かをやとって高額のサラリーを払うのはやめる。海外の投資家の取り分を減らす。働いても内外の経営陣と資本家が持って逃げるシステムを直す。できるだけ国内で富を循環させる。
但しタダで家庭内や地域の仕事を引き受けてくれている人がいることを見落とさないように。耕作放棄地、山林、空家などの世話を誰がしているのか? 登記を明確にして持ち主が判明したとしても、持ち主は都会に出ていてやる気がない、地元にいてもひどく高齢化している、かつ貧しい。世話のしようがない。もはやどうしようもない。「負の遺産」をどうすればいいのか? 国や自治体が引き取って管理するのがベストだろう。そうしておいて、公務員やシルバーが見回れば良い。草刈りや竹林の伐採は毎年必要だ。東京の私立を出て東大法から財務省に入ったとか慶応大学をお出になって一部上場企業に就職したエリートの皆さんには実感としてワカラナイかも知れないが、実はここは大事。財務省・経産省エリート、一部上場企業エリートも、採用してから3年間は地方の過疎地で生活して貰い、タダで地域(高齢者や竹林、空家を含め)の世話をしてもらうというのはどうですか? お年寄りのお世話を3年以上した人のみ国会議員になってよいとか?(←放言ですが、意外といいかも。)
石破さんは地方担当の大臣だったのでここの苦しみはおわかりになるはず。
*タダで家庭や地域の世話を誰がしてくれていたかというと? 今までは、退職金と年金が豊かにあって時間と健康のある高齢者(60代とか)と、豊かな家の専業主婦、だった。彼らが町内会に出て、タダでいろんな仕事を引き受けてくれていた。宅配便や書留の受け取りや近所の子の見守りも。「サザエさん」のフナさんやサザエさんがそうだ。サラリーマンは会社人間だから事実上できないのです。・・では、今は? 高齢者は貧しく、定年延長で(非正規で)働く。(無理をして怪我をする、病気になる。)専業主婦は激減。夫も妻も貧しいので働くしかない。誰がタダの仕事をしてくれますか? 宅配便を受け取るのは誰か。フナさんもサザエさんもパートに行って、家は留守だ・・・
*「103万円の壁」うんぬんについて、先日ある民放を見ていると、「壁をなくす」で要は取っ払ってしまって収入0円の妻を配偶者控除からはずせ、という方向で視聴者を誘導しようとしていたので、気になった。そこには女性コメンテーター(男性も同じですが)も出ていたわけだが、彼女らは働いて高収入があり自信もあるだろうが、タダの仕事を引き受けていないだろう!? 「私はやりました」と大きな声で言うべきではない、その程度ではやったうちに入らないから。また、たまたま努力できかつ努力が報われる環境に育ち、今も本人も家族も体も元気で、世話をすべき高齢者も障がい者もいないから、今テレビに出ることができているのであって、もしあなたに父方と母方の90代の4人の高齢者の世話をせよと言われたら、できますか? と私は問いたい。配偶者控除の壁をなくすのではなく、上方へ修正すべきだ。下方修正ではない。上方修正だ。103万円や106万円を、240万円とか300万円にすればいいのだ。この当たり前の理屈がどうして分からないのか? 不足分は富裕層からとりなされ。ほら、2000万円とか、随分配っているじゃないですか。会社(法人)もあやしいですな。まじめにやって賃金を目一杯払ってカツカツの中小企業もある(そういうところが多いと信じたい)が、あれこれ節税して法人税0円に持っていっているわりには大きな家に住み高価な車に乗り高価な背広を着ているとは? まして大企業は、パーティー券を大量に購入する鐘があるわけですな!? しかもそれを必要経費で落としているのですか? それより、最前線の非正規の人の賃金を上げてはどうですか?
司馬遷の『史記』及び曾先之の『十八史略』に曰く、古の聖帝・堯(ぎょう)は、御殿も粗末だった。階段は3段しか無かった。屋根の端も切りそろえていなかった。冠や衣服や車も質素であった。(民から収奪しなかったから、質素に暮らしたのだ。これが立派なリーダーの生き方だ。秦の始皇帝のように高い高い御殿に住んで外面を飾り立てる人は、民から収奪しているのだから、リーダーとしてはつまらない奴なのだ。)
あなたが高価な衣服を購入し高価な住居に住み高価な食事を楽しむとき、聖帝・堯はぜいたくをなさらなかった、自分は誰から収奪しているのだろう、と一度は考えてみるべきだろう・・
経団連の土光さんはメザシを食べて質実に暮らした。
*安全保障:「戦争をします」に賛成した議員とその家族は10時間以内に最前線に行って下さい。大臣と次官はもちろん。それをプッシュした圧力団体のメンバーも。
(長谷川如是閑、戦争絶滅請け合い法案。)
今回はだらだらと長くなった。よく分かっていないことをああでもないこうでもないと書くと長くなる。実際短い言葉で断定できないコンテンツの方が多い。有益な部分もあるだろうが、そうではない部分もあるかもしれない。読者は、納得いくかどうかはご自分で研究して、ご判断下さい。今回は、
・総選挙について、少しだけ石破さんをかばう。(私は「無党派層」ではありますが。)
・アメリカ大統領選挙について
・玉木さん(国民民主)の主張について
等に触れた。