千葉県市川市の路上で同市の無職、湯浅栞(しおり)さん(22)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された元交際相手の無職、岡逸人(はやと)容疑者(23)=同県松戸市=が、「逃走中に服を着替えた」と供述していることが30日、県警市川署捜査本部への取材で分かった。
繁華街での犯行で、多くの通行人が逃走する岡容疑者を目撃。防犯カメラで足取りがつかめないよう逃走途中に服を購入して着替え、警察の捜査を欺いて東京都の八丈島に渡り、逃走を続けるつもりだったとみて調べている。岡容疑者は逮捕時に現金20数万円を所持していた。
捜査本部によると、犯行時の岡容疑者は黒色ニット帽にフード付き上着、ジーンズのような服装をしていたとみられるが、八丈島の船着き場で身柄を確保された際は黒いダウンジャケットにスエット姿だった。犯行時に着ていた服は見つかっておらず、逃走中に捨てたとみられる。
捜査本部は30日、岡容疑者の自宅の家宅捜索を実施。普段使われていない携帯電話などが見つかったという。
また、岡容疑者は、取り調べに対し、「なんでこんなことをしてしまったのか,エルメスバーキン 25センチ。今は後悔している、罪を償いたい」と、反省の弁を述べているという。