南浦和「ライブカフェ宮内家」にて。今や日本におけるカントリーギターの第一人者なぎら健壱師匠のライブへ
今回もすこし早目の到着にて最前列の席を確保。楽屋からの通路の横です。テーブルナンバー13。最初の注文はトルティーヤとハイボール
なぎら師匠登場。ベース雨宮直己 ギター松本典明 今日もカントリーギターが冴えわたる
宮内家は小さな会場です。しかしなぎら師匠曰く「お客さんが多ければ良い演奏が出来るってもんじゃあないんですよ。今日は良いライブになりますよ!」ざっと数えたところ観客数38人。どうなるんだこのライブ!
ところが盛り上がったのなんのって。前半あっという間の1時間がすぎて休憩へ。歌よしギターよしトークよし。これほど1時間が短く感じるライブは珍しい。特に「ぶらり途中下車」のエピソードは抱腹絶倒で会場が揺れるほどの大爆笑を巻き起こす。おそらくなぎら健壱タイムは観客が少ないほど「ここだけの話」に磨きがかかる。休憩時間にハイボールをお代わりして後半のステージを待つ。後半はまたさらに盛り上がる
やっぱりライブハウスは良いですなあ。音楽は全身で聴くと体中の細胞が歓喜しますね。なぎら師匠は5月にはじめて宮内家に来て、そのとき会場とお客さんを大いに気に入ってくれたとか。その第2回目なんですよね今回。ライブ終了後は普段着に着替えた師匠再び会場に登場。「皆さん一緒に飲んじゃいますか」ですと。すげー宮内家!このアットホームさは一体なんだ。そうかだから「宮内家」なんだ
私はこの千載一遇のチャンスを逃すことなく、トートバッグで密かに運んできた愛用の燗銅壺を取り出し「私の酒道具にサインを戴けますか?」とお願いしてみました。すると快くサインを
燗銅壺になぎら健壱師匠のサインを戴きました。酒道具にこれほど似合うサインがあるでしょうか。我が家の家宝にいたします。宮内家のライブは「飲み会ライブ」と言っても差し支えない楽しさ。全員がイスに座って一杯やりながらカントリーを聴くひととき。満席でも50人くらいかな。ライブは少人数なほど贅沢です。今日は奇跡のライブを観ることができました
アルバムも購入。なんとふざけたジャケットでしょうか。絵は東陽先生かもしれませんね
こちらもサインをしてくださいました。なぎら師匠はすべてのサインに全力投球するお方です
次回のチラシも
一夜明け。早朝から燗銅壺のサインを防護するためにクリア塗装を重ね塗り開始。ひと吹きして30分乾燥。またひと吹きして30分乾燥。これを半日繰り返す。一気に厚く塗るとサインの文字が溶けて滲みますからね
さらに丸1日乾かして完了。夜を待って火入れ式を挙行す。酒は木曽の七笑。この酒はなぎら師匠のイメージに合います。一見コミカルな印象の酒だけど実は本格派。温まるほどにその実力を発揮します
この燗銅壺の火壺はロストルがなく炭火の花が咲く設計。昔の日本人のセンスには恐れ入りますなあ。江戸後期の燗銅壺なので150年モノです。それが今も同じ性能を発揮します。江戸時代の粋人も同じ炭の花を見たんでしょうね
水温上昇して酒も飲み頃に。湯煎の燗酒は理想的に温まるので、直火や電子レンジとはひと味違います。アルコール臭が鼻にツンとくることもありません。この違いが大きい。温度は上燗が良いですな
鳥皮は焼きたてが旨いんですよ。皮の表面がカリっとして中しっとり
今年も燗酒の旨い季節がやってまいりました
我が友人の名言「60過ぎると面白いぜ~」
この境地に達するには若いころから趣味を持つことが大切です。ハイボール飲みながらカントリーギターを聴くなんて最高。どうせなら最高が多い人生の方が面白いだろう
今回、ライブハウスのオーナーさんとも音楽の会話が弾んで某SNSの友人となりました。若いころから聴いてきた音楽もまた人生を豊かにしますなあ。思い起こせば中2で初めて行ったライブがムーンライダース。あのころ年に1~2度しかライブは行けなかったけど今になってみると実に良い趣味をスタートすることができました。リタイヤしたら年金でライブや落語や映画館行くのが今から楽しみ























































