ワイルドビレッジの村長さんから楓の原木をいただきました。というか「これでククサ作ってくれ」とのご依頼。お作りしましょう
電動チェンソーでブロックを切り出して型取りします。そこにドリルで穴を
ノコギリとノミで切り出し
ディスクサンダーで成形。ナイフはケラムのプロウラー刃長75mm。このブレードはとてもコントロールしやすい
初日はここまで。製作途中の作品を観ながらウイスキーを味わう。今夜はブッシュミルズ12年
ヤフオクに出展されていた鑿。12本のうち6本が丸鑿。ライバルなく出展価格のまま落札。売主さんは女性の方で「このセットのまま使ってほしかった」とのこと。ククサ作りに使いますと言ったらとても喜んでくれました
驚くべき切れ味。長年眠っていた鑿たちが目覚める。堅いカエデの木をサクサク削る。左手の手袋は「防刃手袋」。これはククサ作りの必需品
L型クランプ2個で作業台に固定してます
内側の仕上げはフックナイフとサンドペーパー
右利き用なので取っ手は右が丸く膨らんだ形状で、指の穴も右から入りやすくカットしてあります
防水は熱した蜜蝋を使います
蜜蝋は半分乾いたところで取り出しドライヤーで内部を熱して木目に浸透させ上から乾性油を塗り込みます。乾性油はベニバナ油を使用。よくオリーブオイルを使う人がいますがあれは乾性油ではありません
焼印を押す
チョーカーには鹿角と象牙をお付けしました
残りのブロックも使います。こちらはウイスキーのショットグラスが作れそう
作業開始
カエデのショットで味わうジャックダニエル
2個完成しました。床柱のような風格あり
こちらは樫のトレイをリメイク
低く削り直してオイルフィニッシュしました
クヌギのナッツトレイもオイルフィニッシュ
日本で使う器は日本で育った木から作ったものが最適です。上記の作品の原材料はすべてゼロ円