花見キャンプで平成を飾る | James-kozoのブログ

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女影(おなかげ)の森に置いてあるドラム缶風呂を積み込んで出発

今年は桜の開花にバッチリ合いました ここは埼玉県の某所。時代劇や映画の撮影で使われるほど何にもない場所に3本の桜あり。この桜は低く水平に枝を広げて咲く。花見に最適な枝ぶり

その桜が満開です 

ドラム缶風呂の水汲みにこれほど最適な川は滅多にありません

初参加の大学生 水汲み隊のリーダーに任命

かつて天皇陛下が車より降り立った場所

いよいよ夕暮れである。他にはもう誰もいない。ドラム缶風呂に点火

夕陽に染まる満開の桜とドラム缶  いいね日本の花は この花を韓国の花とか言ってる奴は頭おかしい

乾杯のラフロイグ。この花見キャンプは参加費無料で各自が飲みたい酒と食べたいものを持ってくるというシステム。するとこういう酒を持ってくる風流人がいる。これ以上の乾杯があったら教えてほしい。

アイリッシュのカネマラもあります。カティングボードはコナラの原木から切り出したDIY。

絵になりますなあ

そこにレッドツェッペリンのレインソングを奏でるギタリスト  この曲が流れると俺たちの花見が開始です

この会は「燗銅壺研究会」の花見キャンプです。茶弁当ラックは松平玄蕃頭(後の紀州藩主・徳川治貞公)より領民が拝領したとの記載が残る博物館クラスの逸品。この道具も博物館より桜の下が嬉しかろう。

今年はキジ酒もあり。 雉酒は天皇家や武家の祝い酒です。 野生の雉はビリーザキッド氏がエアライフルで仕留めたもので、猟期に獲って冷凍保存してあったもの。これも日本の春にぴったりです

雉肉は焼きすぎないように注意して、上から熱々の酒をジュっといく。味がしみ出たところを飲むべし。高貴な風味あり。雉には18種類のアミノ酸が含まれているんだそうで確かに旨い。なんとも心地良いほろ酔いを誘う。酒は桜正宗

大型燗銅壺の上でアヒージョ この燗銅壺はアラジンストーブより火力が強い。材料は家で仕込んで持ってくる。現地は火に掛けるだけ。花見にはこういう下準備が大切です

ダッチオーブンで鶏とジャガイモ  味付けはシンプルに塩とブラックペッパー。こちらは冷めてもウマイ料理。こういう肴が酒に合います

熱々の煮込みうどん お玉は椋の木を削って作ってきた 宴会の仕上げはこれです

夜桜には燗銅壺の酒。この徳利の中身は澤乃井「銀印」。お燗グランプリで優勝した酒です。その酒を錫のチロリで温める

思わず一句 「軍盃の武勇つたえよ春の風」

映画「ぽっぽや」のロケ隊もこの地で撮影したそうです。

竹笛とアコースティックギターが宴会を盛り上げる。アンプを通さない自然の音色が圧倒的に最高だ。いつか三味線奏者と噺家にも来てほしいなあ。誰か来ませんか。ノーギャラですが、食べ放題飲み放題+ドラム缶風呂でどうでしょう。しかしなんだこの飛び交う白い水玉模様は。もしかして森の妖精でも現れたのであろうか。ますます良い夜になってきたぜ

桜の下では露天風呂がちょうどいい感じです

水汲みを頑張った大学生が今年の一番風呂です。彼は自転車でこのイベントに参加。 来年も頼むぞ。ちょうど桜が夜風に舞ってます。そこで一句 「見上げれば染井吉野に夜風あり」 職業も年齢も関係なく人と知り合うことは人生の宝ですな

燗銅壺研究会の花見キャンプの夜は更ける。 「それぞれの酒あたためる花見かな」

熱燗という酒文化をよくぞご先祖様は残してくれました。 「夜桜やひとつ参ろう燗どうこ」

翌朝  なかなか起きてこない参加者の皆さん このときウグイスが鳴いてます

注目を集めた厚さ10センチを超える豪華マット。エアは電動式の小型コンプレッサーで入れる。ちなみにこの小型コンプレッサーは燗銅壺の炭おこしにも活躍

いい花見でした

レインソング⇒https://www.youtube.com/watch?v=zDVnjCwCYCs