古い映画の中にいるような居酒屋 | James-kozoのブログ

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青梅駅の待合室に風情あり。ここで電車を待って「沢井」へ

沢井駅からは徒歩。風光明媚な道路を歩き、遮断機のない踏み切りを渡って細い坂道を降りてゆくと楓の巨木あり。

眼下を流れる多摩川本流 左が青梅、右は奥多摩

車もバイクも入れない細い道の先に映画のセットのような居酒屋あり

そこが「居酒屋ハリーズ」

これは映画のセットでしょうか!なんたる懐かしさ

庭ではさっそく燗銅壺の撮影会。私が発明した「自動風流装置」もスタンバイ。酒は麻原酒造「琵琶のさざ浪」。お燗に合う純米酒

撮影中。ハリーズは南向きの斜面に建ってます。

ハリーズのお座敷は12人で一杯。ムード満点の和室に中型の燗銅壺3台が湯気を上げました。本日は庭の楓を見ながら燗酒を味わおうという趣向。床の間に並んだ一升瓶の雄姿!

ハリーズの窓から西日が差し込む。縁側は、居間の南面から西面を結ぶL字型。1日中、日向ぼっこが可能な造りである。

いろんな酒が揃いました。片っ端から味わっていきましょう皆さん。「秋風や 大和の国の稲の穂の 酒の味わい日にまさりけり」牧水

庭で収穫してきたユズをくり貫いて燗酒を注ぐ。風味よし。柚子酒は、1杯目は鮮烈な柚子酒。2杯目は柔らかい柚子酒。3杯目は苦みが出るので2杯までという贅沢な飲み方でした。「つぐ酒は これ風流の眼(まなこ)なり」

燗銅壺の上で焼くイワシの干物。これが日本酒に合うんですよね

おおいに盛り上がるこの日の参加者たち。絵になるなあ。燗酒は日向ぼっこしているように酔ってきます。このしあわせ感。「朝顔や 宵から見ゆる花の数」 (江戸時代の後半、朝から赤い顔をしている二日酔いを朝顔と呼んだ)

土鍋のおでんがまたイケる。燗酒に合うこと申し分なし。燗どうこは中型で開閉式ならお銚子2本が同時にお燗できます。この日は、1台の燗どうこで4人が飲む設定。ちょうどいいね。

燗どうこでは煎餅も焼けます。炭火で焼きたての煎餅の風味はひと味違いますね。焼ける醤油の匂いがまた良い。。。。

ハリーズの帰り道は、来た道は暗い登り坂になるので、ムリをせずに下りの道を歩いていくと国道に出ます。そこから舗装された道を右へ歩いていけば「御嶽駅」があります。酔った顔に夜風のここち良いこと。今日もいい日だったなあ。「酔いを勧める盃は 寒月 袖に静かなり」

BGMは加藤和彦の「ハリーズBAR」でどうでしょう⇒https://www.youtube.com/watch?v=u5a1gJcLqGs