自動風流装置をスィッチON ボリュームはMAX

今夜はここでキャンプです

燗銅壺(かんどうこ)愛好者の集い

今年もいろんなタイプが揃いました まさに「野燗炉」ですね

芭蕉の句碑の前を流れる清流の水を燗どうこに汲む
ここまで風流な水も珍しい。「風流を満たしてわかせ燗どうこ」

仕上げのうどん用に小野式1型製麺機も特別参加

炭を入れて水温上昇 まずは焼き鳥で一杯
かの有名な日高の「やきとり三佳見」で買ってきた焼き鳥旨し!

酒は各自で飲みたいものを持ち寄るのがこの会のルール

ひょうたん型燗どうこは火力絶大。たまげたことに、全体的に上方へ拡がる設計を採用しています。これは上昇気流を促進するのが目的だと思われ、あっと言う間にお燗温度に達しました。1個ほしいねこれ! 昔の人はスゴイもの作ります。
わが葛城もお燗温度40℃を超えました。呑み頃の上燗ですな
お燗は湯煎が最適。なにより、花見は冷えますから。お燗酒が体を温めてくれます。これぞ日本の伝統

ドラム缶風呂に点火。野風呂です。
あとはお湯がわくのを待つばかり この日は70分ほど。途中で2度薪を追加。炊きつけの杉は会社で出た廃材。機器の梱包材。 太い薪は近所の友人からもらった栗。

風流な宴会が進行中 大酒呑みはいないので、ひとり1本の4合瓶があれば十分。桜の下で会話を楽しむのが楽しいんですよ。温めたアルコールは吸収が早いので燗酒はすぐに心地よく酔ってきて体も温まる

現代の技術で作られたB6君「お燗グリル」も真価を発揮 これまた素晴らしい!やるね昭和プレス!折りたたみ式というところが秀逸。

酒は熱々。 アルコール蒸発温度は80℃ですから燗どうこなら大丈夫。熱の大半を上方へ逃がして、横方向の熱だけで湯温を上げるシステムは酒を沸騰させたりしません。だから酒が劣化しない。味がやわらかいんです。画像は「飛び切り燗」までいってますな。丁寧にお燗した日本酒ってホントにウマイです

花見の場所はこういう感じです。我々以外に誰もいない穴場。そこに清流が流れ、桜が3本。小川の対岸に芭蕉の句碑あり。 ドラム缶風呂に入るならこれくらい穴場でないとね。

ドラム缶風呂には灯油ランプが似合います

ウイスキーはカリラの12年 これサイコー
焚き火の横で味わうアイラモルトは格別です

そろそろドラム缶風呂のお湯を確認 大人が入浴するときの理想的な水位はこの線です。

お燗メータで湯温を計測 39℃ まずまずですね。薪でこの温度にするのがウデの見せ所です。

さあ!風流ON!! 満開の桜の下で露天風呂だ
「野趣あふれる」とはまさにこれ。 酒は当然日本の酒!

暗い場所での入浴は自律神経の休息を促し、直下で薪を焚くドラム缶風呂はそこに遠赤外線効果も加わり体の芯まで温まる。おまけに桜が満開の中での入浴ともなれば癒し効果は絶大だ。運気も上昇と見て間違いない。入浴してるT君の表情がそれを物語る。缶ビールは札幌黒ラベル

この場所を発見したのはこのお方 ちなみにこの道は電柱もなくて、以前は時代劇の撮影でよく使われたそうです。夜はごらんの通り真っ暗。そこが風流

レッドツェッペリンのレインソングを演奏中 この曲は満開の桜に合うことが分かりました。風呂上りの男たちがビールでのどをうるおす。風流全開
宴会の〆は小野式製麺機でつくった煮込みうどん 地粉100%でコシがきいてます。

身もこころも温まって寝袋に入るだけ あとは熟睡

一夜明けても桜はまだ満開 花の下には昨晩のドラム缶風呂
春らんまんですなあ
使わせてもらった場所はみんなで徹底的に清掃活動。 この花見会は現地集合、現地解散。会費なし。よくぞ日本に生まれけり
だれかここで落語とか三味線とか、やってほしいなあ。ギャラは呑み放題とテント泊(露天風呂つき)でどうでしょう。最寄駅は東上線の小川になるのかな。
そこで一句 『月をまて 桜の下のドラム缶』
この夜演奏された曲です。桜が風に舞う夜に合うレッドツェッペリンのレインソング。これ聴きながら一杯やるのは最高でした⇒https://www.youtube.com/watch?v=qU9HiwmcLWQ&nohtml5=False