ワカサギの骨酒 燗銅壺で風流ON | James-kozoのブログ

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今年の名栗湖はこの通り、4mくらい水位が低下してます。この水量では魚が活性化していないのでなかなかエサを追いません。よって、釣り人もほとんどいません。 こういうときに岸の様子を見ておくと、満水のときの釣りに役立ちます。

 

今回の狙いは「ワカサギの骨酒」です。 燗銅壺をつかって芸術的なワカサギの炭火焼きに挑戦してみます。前日、紅サシ2袋(140円×2)を釣り具屋さんで買って準備OK。仕掛けは去年使ったものが、キレイに巻いてあったので、そのまま使えます。予備も去年のストックあり。 


 

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現地着は午前7時15分。 ゆっくり到着しても、釣り人は少ないので好きな場所で釣れます。水はだいぶ少ないですね。竿を橋にセット。エサは紅サシ。

このポイントは中央部の深い場所で釣れることが多いようです。しかしこれもやってみないと分かりません。この日は珍しく岸沿いのポイントが良かったようです。と言ってもその差は5匹くらい。

 

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20年も使ってる自作の竿掛け台。 竿は3本掛け可能。L字型金具を引くことにより、竿を上下させてワカサギを誘う仕組み・・・しかし・・・・さすがは名栗湖です。今日もさっぱり釣れません(笑)。

 

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↓今年も発見!!!スゴイ釣師!! 自作ロッドのグリップに「貝」が埋め込まれています。アワビの殻だそうです。塗料はカシュー。こちらもまだ釣果はゼロだそうで、お互い「自分で工夫した道具で釣りに来てるだけで楽しいもんですね」と意見の一致を見る。橋釣りの愛好家には創意工夫を凝らす自作ロッド派がたくさんいます。というか、ここは工夫しないと釣れません。

 

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それにしても見事な仕上げです。塗装と貝殻の表面をツライチにするために、ペーパーで1個ずつ磨いたそうです。これぞ日本人!モーター内蔵のベルトドライブ、単三電池2本で駆動、マグネット固定方式、 魚は静かに素早く上がってきます。

 

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午前7時半に釣り開始。午前11時終了。 その間にアタリの波が2度来て、釣果は13匹。これでも今日は釣れたほうです。名栗湖のワカサギ釣りは半日で2~3匹という釣果も普通です(笑)。

さあ帰ってから骨酒だ!!

 

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燗銅壺スタンバイ 燃焼部の面積が大きい「飛龍」をチョイス。炭火を熾します。

この炭の火加減が燗銅壺愛好家の腕の見せ所です。炭量は適宜、大きめの消しゴムくらいのサイズで、炎が上がらないように。

 

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名栗湖のワカサギは本当にきれいで良い匂いがします。ちなみに、名栗湖のワカサギからは、セシウムはまったく検出されてないそうです。 


 

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魚はじっくり焼けてきました。湯煎室のお湯も温まってきたので、チロリも入れます。燗銅壺は魚の焼け上がりと酒のお燗が同じタイミングで仕上がります。ここが実に風流なポイントです。

 

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ワカサギは小さな魚なので、キレイに焼くのが難しいんですが、燗銅壺の炭火は理想的な火加減が得られます。 尾ひれまでキレイに残ったまま火は通ってます。黒くこげた場所もありません。そこに、熱めの酒を上から注ぎました。

 

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ワカサギの骨酒、イケます。旨いです。

今回の酒は精米歩合70%の純米酒、麻原酒造の「琵琶のささ浪」。あまり精米してない米でつくる酒には深みがあります。そしてお燗に合います。この酒を今夜は熱めの温度で骨酒にしてみました。

★やはり骨酒は、ほんの少しだけ塩をふって焼くのが美味しいと思います。魚の旨みを引き出してくれるようです。ワカサギの場合、1匹につき塩5粒くらいかな(笑)。

 

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さて、まだ残ってるワカサギも焼いちゃいます。 ついでにのせた缶詰は「ブリのアラ炊き」。燗銅壺は温まってるので酒は速攻お燗OK。 湯煎室の水温が上がりすぎたら炭を1個出すか、吸気口を閉めて調整します。

 

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今度はグイ呑みにワカサギを束で入れてみました。そこに純米酒の熱燗。

見た目はなんですが、味が濃いです。 骨酒好きにはたまらない味です。

何杯か呑んだら純米酒の沁みたワカサギを1匹ずつ食べました。これがまた旨いです。

名づけて「ワカサギの束酒・タバダバダ」


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名栗湖のワカサギ釣りは、とにかく釣れない日が多いので、数を釣りたい人はボート釣りが良いようです。橋の上の釣り人は、1日やって5~6匹しか釣れなくても気にしない風流な釣り師ばかりです(笑)。