ランチに出かけた、ある日のこと。
このTシャツを着た、ガタイのいいお兄さんたちが、いっぱいいた。
Head Hunters (ヘッド•ハンターズ)
ニュージーランドの暴走族である。
時々大きな声でバカ笑いしているけれど、大人しくランチを食べている。
彼らは、バイクを乗り回すギャンググループ。
変な薬を製造して売ったり、窃盗、暴力沙汰、売春などのあらゆる犯罪に関わっている。
ギャング関係の家庭環境にいる子供たちが、最大の被害者かもしれないな。
ヘッドハンターズの人たちがランチを食べている間、12歳くらいの子供たちが、店の外で自転車に乗りながら待機している。
まだ子供だからね、バイクに乗れないから自転車っていうのが、ちょっとかわいい。
でも、この小ギャングたち、いっちょ前に悪そうな顔をして、悪態をついている。
ナイフや拳銃を隠し持っている可能性があるので要注意、関わらないように気をつけ、何事もなかったように振るまう。
でも、なかなかこんな間近で見ることがないから、ついつい見てしまう。
気を付けよう、変な言いがかりでもつけられたら、たまったもんじゃない。
あれっ?
そりゃそうと、私何食べたっけ?
ギャングに気を取られて、味を覚えていない…
お店の方、すみません。
確か、美味しかったと思います。








