至る所で見かける、オレンジ•コーン。
渋滞するから違う道を行くべきか、それとも渋滞覚悟で並ぶか。
そしてコーンを倒さないよう、慎重な運転が要求される。
運転するのも大変だけど、歩くのも大変。
私の住んでいる街では、あちこちにcycle lane (サイクル•レーン、自転車専用道路) を作っている。
しかし自転車を利用する人は、決して多くない。
その理由の1つに、安全性の問題がある。
自転車とは、自分で転がす車。
車扱いとなり、歩道ではなく、車道を走らなければならない。
そして車と一緒に走るとなると、当然事故の確率が高くなる。
多くの人に、安心して自転車に乗ってもらおうということで、専用レーンを作り始めた。
自転車は、自然環境にやさしく、健康にもいい。
もっと多くの人が利用すれば、将来的に渋滞や温暖化が緩和され、医療費の削減に繋がるという、立派な目論みがある。
ガソリン代の節約にもなり、一石三鳥。
なるほどね。
でもね、わずかな自転車人口のために、莫大な税金を使う必要があるのかしら?
もっと、他に使うところがあるような気がするんだけど。
去年、市長選挙があった。
税金を有意義に使うと公言した彼が、見事当選。
特に、自転車に乗らない人にとっては、無意味なサイクル•レーン設置についての疑問を、熱く語っていたじゃない。
がんばれ、市長さん。
サイクル•レーンに、決して反対ではないけれど、とりあえずこのオレンジコーン、どうにかしてくれません?
渋滞で仕事には遅れるし、道路は渡りにくいしで、とっても大変なんです!







