私には、合わせて5人の姪っ子と甥っ子がいる。
帰国するたびに、彼らの成長には驚かされ、会うのがとても楽しみ。
昨日は、1番下の姪っ子のお誕生日だった。
そして、それを忘れていた。
仕事中に、今日は何日だっけ?っとカレンダーを見た時、んんっ?と思った。
9月のこの時期、何かあるんだけど何だっけ?
そう言えば、1番下の姪っ子ちゃんのお誕生日がそろそろじゃない。
でも何日なのか、はっきり分からない。
確か、去年もその前の年もそうだった。
上の子たちのは覚えてるんだけど、下の子のは、何回聞いても覚えられない。
まあ、これが下の子の運命なのさ。
妹ちゃんに聞いてみると、今日だよ!っという返事。
よかった、間に合った…
さっそく昨夜、お誕生日ビデオコール。
晩ごはんを食べ終わった、8時くらいがいいかな。
日本との時差は、3時間。
こちらは11時まで、暇をつぶす。
そろそろかけようかなっと思ったら、妹ちゃんから" 今からお風呂に行きます"とのメッセージ。
えっ、今から?
オッケー、オッケー…
向こうは、向こうの段取りがあるからね。
明日も学校だし。
でも私、風邪気味で調子がイマイチ。
すでに眠いけど、お風呂なら仕方がない。
フェイスブックに上がっている、どうでもいいビデオを、半分寝ながら眺めて、さらに時間を潰す。
よし、もうあがったでしょ。
ハロ〜、もしも〜し☎️
向こう側では、ビデオコールという物珍しさで、自分が映りたいがために、携帯の争奪戦が繰り広げられる。
映るのは、子供たちのおでこだったり、鼻の穴だったりと、顔のパーツばかり。
もしくは、後ろの室内干しされた洗濯物。
もうちょっと離れたら?と言っても、聞く耳持たず。
とにかく、ひたすら覗き込む。
今回のお誕生日ケーキ。
お誕生日ケーキの写真は、私が食べた気分を味わうための恒例行事。
大粒で、美味しそう〜。
ん~、たまらん。
彼らのドアップの顔のパーツを眺めながら、どうでもいい会話をして、叔母の役目を果たす。
あれっ、1番上の子が映っていない。
あっ、いたいた。
でももう中学生、どうでもいい叔母からのビデオコールなんかに、見向きもしない。
ケッ、かったるい。
誰、それ?
知らんわ。
そこには、私の知っている甥っ子の姿はない。
成長するって、こういうことなのね。
喜ばしい半面、ちょっと寂しい…


