1970年代初頭に公開された「エクソシスト」から、50年の歳月を経て作られた「エクソシスト ビリーバー」をサブスクで観た。
ワシをホラー映画の泥沼に誘った名作シリーズの最新作、否が応でも期待する。
一作目で母親役を演じていたエレン・バースティンが歳90代にして出演してるのも目玉の一つ。
作中ではリーガンは家出して音信不通との設定になっていたが、部屋にはリーガンの写真が沢山飾ってある。
そこでワシが抱いた予感。
ん?ほな、リンダ・ブレアも出てくるのでは?
この演出でリーガン役のリンダ・ブレアを出さないのは片手落ちやん。
劇中のある人物のセリフに、
「人は希望と幸せを求めて生まれてくるが、悪魔の目的は、それを諦めさせること。」
人生に於いて、希望や幸福の追求を断念したら、犯罪に走るか余生を垂れ流すしかない。
詳細はネタバレになるので避けるが、このシリーズに一貫して流れてるテーマは献身と自己犠牲。
人は時として過ちを犯す。
繰り返さぬこと、他者を羨まぬこと、己のことのみを考えぬこと、他人の為に祈ること、そして信じること。最後にどんな現実になろうが受け入れること。
改めてこの作品群に出会い良かったと思う。
さて、ラストシーンでワシの読みは当たるのだが、それはナイショの話。