私と620A Monitor | オーディオが趣味の20歳

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オーディオが大好きな大学3年の若造のブログです。
ブログを通して、深くオーディオを探求していきます。ご意見・ご感想大歓迎です。


こんにちは

今日は我が家のALTEC 620A Monitorを紹介します。

数年前のブログでチラッと触れましたが、しっかりと触れるのは今日が初めてですね。


この620とは3年程の付き合いです。


いいスピーカーが無いかあちらこちらを探しをしていた頃、とあるオーディオマニアの方の耳に私の話しが入り、破格でユニット(604-8Gとネットワーク)を譲って頂きました。

ちょうど秋葉原のラジオ会館かどこかで品良く鳴っているオンケン箱に入った604を聴いていた直後であり、別の候補であったJBL 4343やTANNOY SRMよりも興味が深くありましたので有り難く譲って頂きました。

エンクロージャーは620型を数ヶ月ヤフオクでウォッチし、新藤ラボ製と思われる国産箱を3万円程で落札しました。612型ですと、スタンドや低音の量感の問題が出てくると考えたため、620型に候補を絞っておりました。一般的な家では620が一番鳴らしやすそうですね。

エンクロージャーが到着後すぐにユニットをインストールし、最初の音出しをしてとても驚いたことがあります。A7のときには大味過ぎてとても聴けなかったマーラーが、朗々となるのです。しかも床にベタ置きで、全くセッティングをしていない状態で。
それに低域もしっかりと聴覚上、十分と思えるところまで伸びており、驚愕しました。

しかし、数ヶ月聴いていると次々と気になるところが出てきて、アンプを変えたりネットワークを自作したりと試行錯誤を繰り返しながら2年ほど一緒に過ごしました。

そして大学進学のため、一人暮らしをすることが決まり実家に置いて来ましたが、アルテックのことが忘れられず半年ほど経ってからマンションに運び込みました。

マンションでは最初にNS-10Mを聴いていましたが、不満があり、NS-1000M、Lo-D HS-500と入れ替わっていきました。

NS-1000Mは同じヤマハの超弩級パワーアンプ 101Mでドライブし、そこそこ満足していましたが、ツイーターの固有の音色が気に入らず売却。

HS-500はずっと気になっていたときにエンクロージャーがボロボロのもを10000円(!)で購入し、しばらく使っていましたがウーファーユニット内部のスポンジが加水分解し、ボイスコイルと接触し「ガサガサ」というようになったので知人にあげてしまいました。

HS-500は私好みの音で、繊細で粒子の細かい音(フィルムに例えるとNS-1000MがISO 400のネガで、HS-500がISO 50のリバーサルフィルム)が魅力的でした。
状態の良いものに出会えれば、もう一度手に入れたいスピーカーです。



そんなこんなでスピーカーが無くなってしまい、ちょうど良い機会とばかりに、実家からアルテックを持ってくることにしました。

もちろん大型スピーカーですので、1人で輸送することはできません。

そこで地元の軽トラを持っている悪友T君に手伝ってもらうことにしました(感謝)。
ユニットを外してしまえば、さほど重量がありませんのでスイスイと実家の2階から玄関まで降ろし、横付けした軽トラにすんなりと収まりました。もちろん、それ相応のお礼を忘れてはいません笑笑。 

一人暮らしのマンションまで下道でマニュアルの軽トラを運転し、今度は部活の同期のS君に手伝って貰って部屋に入れました。S君は僕と同じく長渕剛の熱狂的ファンで、一緒に富士山麓で行われたオールナイト・コンサートにも行きましたね。

元々僕と友達S君は体育会系ですし、S君の方は引越しのアルバイトをしておりましたので、3階の部屋まで階段を使いすんなりと上げることができました。(T君、S君ありがとうございました)

すぐにセッティングをし、出てきた音は実家のときと同じ感じでした。

HS-500の音に慣れていた私の耳には、とても雑味が多く感じられ、業務用だからこんなものかとがっかりしていましたが、秋葉原で聴いた604のことを思い出し、しっかりと鳴らしきることを決意させました。



ここから、長い試行錯誤の日々が続きます......。