ウディ・アレン「六つの危ない物語」 | ** jameのつれづれ日記**

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ウディ・アレンがテレビドラマを撮った、しかもAmazonでしか見られない、と。

もちろん、Amazonプライムに加入しました。

 

「六つの危ない物語」(ネタバレあり)

 

 

時は60年代、ヒッピー文化が盛んな頃、

ウディ・アレンが扮する気が小さくて冴えない夫と活発な妻のところに

政治犯の若い女性が転がり込んでくる。

古い知り合いの妻は快く受け入れるが

夫はことあるごとに衝突し出て行ってくれ、と言う。

しかし妻、同居している友人の息子、妻の友人達はどんどん彼女に感化されていく。

 

ツィッターで本人が

「どう言う経緯で作る事になったか覚えてないが、やらなければ良かった。」と。

それにしては80過ぎているとは思えない程、突っ込んだ見事な仕上がり!

(まあいつものウディ節全開ですが..。)

この時代に、まさに!!というストーリーなのでは?

 

いつの時代も、ポリシーを持たない人、洗脳されやすい人が

世の中を決めてしまっているのでは?という話。

リーダーになる人の強引なくらいの力強さ、魅力的さ、それに惑わされていく。

そして夫のような事なかれ主義の人も知らない間に巻き込まれてしまう。

そんな話を滑稽に描いている。

 

後半のカオス状態、くだらな〜いラスト。

これもウディらしくて大満足。

(ウディ・アレンには甘いです。(笑))