仮面 | あみぃ のブログ

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仮面

生温い赤い水が私の手を通り落ちた。
静かな水音が聞こえ、イエローのくぐもった呻き声が聞こえる。
「っぐ…」
イエローは血がついた手で私の首にゆっくり締めようと首に触れた瞬間、イエローはドサッと倒れた。
「イエロー!」
叫ぶHERO達に、こっちは仲間意識はあるのかなんて思い口元を歪めた。
ドクン ドクン
唇の端から端までを舌で潤し目を細める。
ここにHEROがいるのならvillain(悪者)がいないといけないんじゃない?
怒ったFBIに銃を連射させられたのを避けながらも笑みが止まらない。
あれ?ローエ・ビリアンってスコッチじゃなかったっけ?私を追いかけてきたビリアン?あぁいいや。どうでもいい。
私がローエ・ビリアン。
それでいい。
この仮面がちゃんと着くようにローエ・ビリアンにならないと。
口元で笑い、銃の連射の中東京タワーから飛び降りる。
その様子を驚いて見ようとHEROが近寄る前に、OREHのメンバーは飛び降りた。
「HEROの皆さん。中々面白い一日でしたよ。グッバーイ」
ヒッポポタムスは笑って、全員揃ったヘリに飛び乗りドアを閉める。
バタンッ!
それを見て、レッドは叫ぶ。
「ヘリだ!ヘリ!ヘリを出せ!」
声は虚しく響き、OREHは去って行こうとする。
「ヘリはどうしたっっ!」
用意していたヘリはどこにもなかった。
「クソまて!」
グリーンは銃で連射するがビクともしない防弾用のドアになっている。
「クソっっ!!」
悔しさの声が響く深夜の東京タワーには味方のヘリは上空にはなく、特別展望台にはHEROだけが残り、HEROの一人と黒服の男一名尊い二人の灯火が消えた。
ローエ・ビリアンの仮面は少しずつ出来て行く。
ゆっくりと誰かの灯火が消える時とともに…。