仮面 | あみぃ のブログ

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仮面

ここで会ったが100年め…って違うか。
スコッチことオポッサムことローエ・ビリアンめ!
異名あり過ぎだろう。
しかし、本当にそうなんだろうか?
一瞬焦ったが良く見てるとそっくりだ。
本当にオポッサムなら…完璧な仮面。
引っ掛けてみるか?

「くそッ!また渋滞だ。どうなってやがるヒッポポタムス」
プッププー
クラクションを何回もならし片手で電話をするが、相手は出なかったらしい。
車に携帯を投げつけた。
機嫌悪っ…顔を青ざめてしまいそうになる。
やっぱり少し怖いのか、武者震いなのかよくわからない思いで手が震える。
その手を噛み、痛みで震えを消す。
ドクン ドクン
私が何かを言おうとした時、車の後ろの方でドンッと音がした。
一瞬前のめりになり急いで振り帰る。
車の後ろに誰かが居た。
私は咄嗟に買っていた小刀をコートから出す。
その瞬間空いていたドアから全身黒い服の男が来て、ドアのない車の屋根を両手で持ち、屋根から降りてくる反動を利用し、私のお腹を思いっきり蹴る。
その衝撃で力が抜け、手から剣が落ちる。
「ゔぁっ…」
血を吐き、相手を思いっきり蹴るが、それを相手の男は腕でよけ、私の首を絞める。
硬い…腕に何か入れている。
丸腰の私に勝てる訳が無い。
そう思った瞬間、私の首を絞めていた男は後頭部に何度も肘鉄を食らわされ、倒れる。
私はその光景をスローモーションの様に見ていた。
だって助けたのは、オポッサムだと思っていた…スコッチだった。
殴った衝撃でグラサンが傾き顔が見えた。明らかにあの時に居たスコッチだ。
「ったく。だからドアなくすなって言ったんだ。全く…」
デブ男スコッチは、デブに思えないスピードでいつの間にか後ろに来て助けてくれた?
「どんくせーローエ・ビリアンだな」
見下ろすように文句を言われ、けなされ、終いには唾を吐き捨てられた。
このオタクデブ!!
罵声を心の中に押し込み下を向く。
確かにこの先、いくつあっても命が足らない。スコッチが、運転席に戻り運転を再開させた。
一回車を止めてわざわざ来たのか。