仮面 | あみぃ のブログ

あみぃ のブログ

基本好きなことや思いついたことを書いてます。

仮面

一英は、机に肘を置き顎に手を乗せ店長を見る。
「(一番あの店長がくさいな)それよりお前このメモどこで拾った?」
「机の上よ。違和感がしたけど火がついたでしょ?だからそっちに気がいっちゃって…」
一英はハッと顔を持ち上げ和風の個室を見る。
「確かに…あそこからだったよな」
「え?た…多分」
茉央も和風の個室を見て頷く。
一英は和風の個室にわざとライターを忍ばせ、閉め切った個室にノックをする。
とんとん
「(もしかしたら…複数かもしれないな)すみません。ライター落としちゃって…」
一英は時間の与えないようすぐに引き戸を開ける。
「はい?」
そこにいたのは飲んだくれを起こすサラリーマンは、一英が席に着く前に見たオポッサムの横を通り過ぎた男だった。
その男こそエレファントである。
「(あれ?おかしいな。俺の予想では、何かパソコンをいじってると思ったんだが)す…すみません。ライターを」
一英は申し訳なさそうに入って行く。
「ライターですか?」
エレファントは周りを見る。
その様子を一英は観察し、自分も探す。
「あ。その茶色のライターです」
一英は、茶色の木製ライターを指差し取ってもらう。エレファントは右手で床に転がってあった木製ライターを取り渡す。
「はい」
「有難う。助かるよ(とりあえず何でもいいから情報をGETしないといけない)」
一英は慎重に何気ない話をしながらとりあえず指紋と右利きかもしれないという情報を目で取り入れた。