仮面 | あみぃ のブログ

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仮面


東京の商店街でゲームセンターから走って出てきた私はすぐに追いつかれる事を知っているので、辺りを見回し隠れる所を探す。
そして、ゲームセンターの端の路地にある自動販売機の後ろに隠れた。
すると、一英が直ぐに追いかけて来る様にゲームセンターから出て来る。
一英は辺りを見回して立ちつくす。
私はジッと自動販売機の後ろから一英を見る。一英の後ろから一英の脇を風馬が走って通り過ぎようとするが、一英は風馬の腕を持つ。
「おっさん邪魔!」
風馬は行く手を阻まれて一英を睨む。
「なんなんだ?君たちは?李夜の知り合いか?」
「(うわ。マジか。なんでこっちに来るんやクソ探偵)たったさっき知り合ったんや!離せって!」
一英の腕を離そうとするが強いのかなかなか離せなさそうに暴れり風馬。
「おい。風馬離せや」
後ろからついて来た寛太は一英を睨み、風馬を取り返し自分の後ろにやる。
「たったさっき知り合った相手にわざわざ走って追いかける事はないだろ」
その言葉に、風馬は一英を見る。
「(こいつ…気付いてる?)いや。俺の一目惚れの相手ほっとけれるわけないやん!おっさんこそ誰や」
寛太の後ろで風馬は叫ぶ。
誰が一目惚れだ。
風馬を見て一英は落ち着いて汗をハンカチで適当に拭い言う。
「俺は李夜の保護者だ」
え?いやいや。ないから。
何言ってんのあのおじさん。
「!?(え?ちょっ…聞いてへんオポッサムには親居らんやろ?え?あいつオポッサムやないの?)…若すぎやろ」
「いやそっちやないやろ!そうやなくて…似てへんやん!やろ」
寛太が風馬にツッコむ。
「それはどうも。まだ三十路手前だからな。ところで、一目惚れ出来るほどウチの子は可愛くないぞ」
おい。
「ええねん。その可愛くない所が気に入っとんねんから」
おい。お前等。人が居ない所で可愛くない連発しないでよ。