一番星 | あみぃ のブログ

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一番星

そんなママの笑顔が僕は大好きだ。
「何故一番に慣れないの?坊や」
僕の肩を寄せながらその手の平で僕の髪を撫でる。黒髪に茶色がかった僕の髪をママは上から下に撫でる。
癖っ毛の僕の髪は撫でた瞬間にまた外側に跳ねてしまう。
「だって僕。何も一番になれないんだもん」
また俯く僕にママは首元をこしょばかす。
「やめてよ。ママ」
僕は口元を緩ませ、擽られた右肩をあげる。
「坊や。一番星の周りにいる星はなんだと思う?」
一番星を指差しママは僕を見て聞く。
「星だよ星。なぁーんもない星!」
僕はママの方に向け、星を見ない。