籠もり姫 | あみぃ のブログ

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籠もり姫

女の子は言葉も知りません。
文字もかけません。
女の子が過ごす毎日の暮らしは、魚を獲り、蹲り、呟くように歌い、岩を意味もなく叩いたり、上を向き横になる。
たまに指遊びをする。
それが女の子の毎日でした。
女の子は1人でした。
ずっと1人だったのでさみしいとも思いません。
外に出ようとも思わず、ずっと洞窟の中に居ました。

ある日、いつものように歌っていたら、誰かが湖の水が流れて来る穴から落ちて来たのです。
女の子はビックリして、急いで、ボコボコの茶色の岩の上を裸足で走って、岩陰に隠れました。
金髪の青い目をした王子様は泳いで、水のない岩場まで上がり、息を荒く酸素を取り込みます。