『キューピッドちゃんのお家』❶
「離してっ…」
香奈は、まだ握ったままの手を見て言う。
どんどん指先が真っ赤になる。
香奈の指先は痺れてかなり痛い。
「やめろ」
冷たく低い声が姫宮の耳に響く。
「(その声は私に向けられているの?…初めてね。あなたが私にそんな目を向けるだなんて)」
いつも姫宮に向けられていた夢や希望に満ちた宮野の目は、今や怒りを溜めた目をしていた。
「…っ…あなたまでそんな目をするの?」
近くにいた人でも聞こえないくらいのか細い声で呟いた。
姫宮の目は赤くなり、香奈の手を離した。
姫宮は下を向いた。
「もう行こうぜ」
「うっ…うん」
「姫宮がそんなことするとは思わなかった」
「離してっ…」
香奈は、まだ握ったままの手を見て言う。
どんどん指先が真っ赤になる。
香奈の指先は痺れてかなり痛い。
「やめろ」
冷たく低い声が姫宮の耳に響く。
「(その声は私に向けられているの?…初めてね。あなたが私にそんな目を向けるだなんて)」
いつも姫宮に向けられていた夢や希望に満ちた宮野の目は、今や怒りを溜めた目をしていた。
「…っ…あなたまでそんな目をするの?」
近くにいた人でも聞こえないくらいのか細い声で呟いた。
姫宮の目は赤くなり、香奈の手を離した。
姫宮は下を向いた。
「もう行こうぜ」
「うっ…うん」
「姫宮がそんなことするとは思わなかった」
