長岡弘樹 「巨鳥の影」(徳間文庫)

 

とある事務所で現金300万円が盗まれた事件の容疑者と浮上した、工場の現場で働いているスペイン人のエルナンドに事情聴取~逮捕する為に向かったが、途中に立ち寄ったガソリンスタンドで奴の友人のハビエルと遭遇した時に聴いた、大きな鳥の鳴き声が引っ掛かる・・・

表題作の他、様々な状況・境遇に於ける人間模様と心理の奥底を元に、巧みなトリックを組み合わせた短編推理小説音符

大胆に・ながらも繊細で臆病な犯罪者たちの嘘が暴かれ、白日の下となった時、作者の巧妙な罠に陥る、令和の短編の名手が手掛ける仕掛けをアナタはッ!?

 

 

決して図った訳じゃないんだけど、偶然「短編ミステリ集」が連続するコトとなった

実は、そんなに短編は・特にミステリに於いては得意と言うか好物じゃなかったりする

モチロン、今迄にもたくさん読んできているし持っているし、好きな作品&作家もいるし、長編がメインな方が書いた短編集も同様なんだけど・・・

でも、やっぱり個人的にはじっくり事件を描き、容疑者&犯人を追い詰めながらトリックなり動機なりを暴いて、Edに於いて虹ッと解決する爽快感が好きだったりはする

じゃ短編わッ?というと、前回も書いたが「キレ味」が重要で、短い中で起承転結を完結させないといけないので、難しさがある分作者の腕の見せ所が必要となってくる

ソノ点、長岡は現在、国内では正に「短編の名手」とも言える様な存在ではないかと思っており、筆の性質上(てへぺろ)長い物語よりも短い中で綺羅っとピカっと光るモノを魅せるのが上手く、コレからも期待したい

今作内に於いてもソレらの腕の冴えが見え、充分に満足たる1冊となっているし、ナニかとせっかち・時短がコスパが時流な現代では、非常にウケが宜しいかなと言う感じだグラサンハート

 

 

森村誠一 「科学的管理法殺人事件」(角川文庫)

 

社員を従業員を単なる「歯車」・「部品」・「働き蜂」と見做し、社畜とするのが「科学的管理法」で、現代的な会社運営法であり、激しい競争を勝ち抜く『唯一の』方法であるッ雷

そんなマニュアル&上司に添い、部下を厳しい管理下に敷いていた猛烈課長が殺されたッ

犯人は登山ナイフを握りしめ、現場に呆然自失となり突っ立っていた男性で、彼は被害者となった課長が同衾していた女の夫だった・・・

しかし、余りにも仕組まれた現場に違和感を抱いた刑事は、執念の捜査を始めると・・・

過酷な現代モーレツ社会をテーマに、残酷ながらも意外な結末を待ち受けている傑作短編社会派推理小説十字架

 

うぅ~ん・・・ナンと、表題作が発表されたのはS45で、その後に雑誌などに掲載され短編を1冊に纏めた作品で、文庫化されたのはS50なのだが、↑のカバーはS63の33刷目()のモノ

幾ら当時、森村が売れっ子の一人だったとはいえ、13年もの間重版され続け、33回もとなると、しかも短編集で話題になったとか受賞作とかでもないのにッびっくり コレはホンとナンか時代を感じますなぁ

文庫と言う形態が完全に世の中に定着して、誰もが気軽に気楽に求めるコトが出来、通勤の車内とかでも読めたりするのが大きいし、ナニより『読書』が趣味のメインポジションにいた証しなのかなと思ったりする

現在では、(電車内で)スマホを眺めてる人が大半だが、昔は新聞か文庫を読んでいる人が多勢を〆ていた そりゃ~版も重なる訳だ

今作は、多作な森村の中でもかなり初期の短編集で、主戦場としていたカドカワのラインナップの中では1stとなる短編集であった

また森村の過去から来る【昏い恩讐ネガティブ】が込められたサラリーマンをメインに据えたモノであった為、当時の鬱屈しながらも現状に甘んじるしかない悲哀を背負った同胞の人達への、ある種のエールでありうっぷん晴らしとなっていたのではと思うムキー

S63と言うコトは大3~4の頃であり、粗方の森村長編は読み尽くした感があったので、ソレまで殆ど読んでいなかった古めの短編を・となった時期に購入した読んだ・と言う記憶がある

 

 

 

さて・・・昨日はAwayで名古グラとの一戦

Homeでの国立では惨敗を喫していた為、是が非でもリベンジを果たさなくてわッムキー

だったが、結果は「1-1」のドロー

いつもだとドローだと記事をUpしないが、同点ゴールを決めたのがユース上がり→一旦放牧→でも出戻らせたチバカンだった

なのでせめてものシーンだけでもッチョキ

 

 

チームの調子もあるが、FW陣の陣容が非っ~~~常に厳しいので、チバカンに期待頼る部分は大きいお願い

次節も活躍・期待し待ってるゾ爆弾

Go~Go~エスパドンッ 勝つんだ・エスパキラキラ