篠友子 「うえから京都」(ハルキ文庫)

 

高知県庁職員の坂本龍子は表立っては普通の一公務員だが、裏では「凄腕の交渉人」と知られ、数々の難しい問題を解決に導いたと名を馳せ評価を得ていた

そんな龍子に新たなミッションが下るッ

秘かに、未だに『京都遷都』を諦めていない府知事が、ウィルスにより停滞した日本を立て直す為、都を京都に移したいと言い出したのだッびっくり

大阪と神戸を巻き込んで大きなブロックを築き東京に対抗するという野望を掲げ、その交渉を龍子に任せたいという依頼だった

難問・と言うか無謀な試みに怯む龍子だが、我が故郷の英雄・同じ姓を持つ坂本龍馬の如く、国を救い、今一度日本を洗濯しようと奮起するDASH!

デビュー作となる救国エンターテインメントぜよッキラキラ

 

 

プロフィールによると、映画やドラマの宣伝活動をメインにされていた方の様で満を持しての作家デビューとなったのが今作で、モチロン出身は土佐波

主人公のヒロインも、そのものズバリな名前を付け、性格もそして下されたミッションも龍馬的なモノという、チョッとユーモラスな内容なのだが、中で語られているコトはソレ程筋違い・勘違いなモノではなく正鵠を得ていたりするから面白い

が、いきなり龍子がほぼ説明もなく、ただ「伝説の交渉人」として登場するのはどうかなぁ~・・・後で説明はされるが、にしても性急感があり、入り込みずらかったりする

また、『京都遷都』を言い出す府知事と取り巻きの県議員たちの気位・プライド・上から目線っぷりが、もっと厭らしく憎らしく描かれるとよかったかなぁ~グラサン

ソレに加えて、大阪陣営のイラチな部分や兵庫陣営のおっとりっぷりがあった方が良かったとは思うが、まぁ~デビュー作なら仕方ないかな

提言型な作品・内容だが、あくまでコレはエンターテインメントなので、もっとX2「各々の土地のイジリ」があってもと思ったし、京阪神から爪弾きにされた奈良&滋賀イジリも、もっとあれば盛り上がったとは思うんだけど・・・ソコからも弾かれた和歌山ネタとかウインク

Volが少し足りなかった感じもあるが、デビュー作となれば充分な出来だったとは思うグッ

 

 

清水義範 「金鯱の夢」(集英社文庫)

 

信長亡き後の覇者となるべく、奔走し戦いに明け暮れる羽柴秀吉に、天正10年・山崎の戦いの直後、待望の長男・秀正が誕生したッにっこり

慶長5年・秀正と後見人である家康の連合軍は、石田三成を関ヶ原で討ち、大坂城にいる異母弟である秀頼を破り、慶長8年・遂に念願の将軍となり、幕府を産まれ故郷に開く

ココに天下泰平の世・260年余にも及ぶ【名古屋時代】が幕を開けたラブラブ

共通語は当然の名古屋弁・みゃ~みゃ~うるさい名古屋時代は一体ど~なるのかアセアセ

生粋の名古屋人である清水の、積年の夢がついに華拓く夢物語流れ星

 

本作は’89に刊行され、’92に文庫化されている

丁度昭和が終わりを告げ、平成と言う新しい時代が始まった時期に書かれているのは意図したコトではないかもしれないが、以前から似たような内容のモノを清水は書いていたのだ

ソレが遂に1冊の本となって刊行されたのは、「歴史上一度も『王の地』となったコトがない地」「三英傑を産み出しながら全員に去られた地」「人口は多く文化も多種あり、土地は肥え人柄は温厚・・・だけど、ナンでも味噌味って田舎臭ゃ~わ」

などと散々に揶揄されてきた名古屋人の悲願なのであるクラッカー

そんな地に生を受けた生粋の名古屋人・一時期文壇に名古屋弁を流行らせ賑わせた、その張本人にして名古屋弁マスターの清水が、ソレらの思いのたけを吐き出し思うまま描いた夢の物語花火

モチロン、「パステーィシュの清水」と呼ばれた作者なので、素直に褒め讃えるコトはせずに茶化して引っ掛けてこんがらがらせて楽しんでいるニヤリ

そ~した世界をクスX2と笑いながら読み進めて欲しい1冊である爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

*水曜と昨日は共にAwayだったが・・・

連敗ネガティブ

攻め込みながらも決定力を欠き、一瞬の隙を突かれて先制され、その後は・・・

が、水曜にはダービーがあるし、土曜にもリーグ戦が

頼むよぉ~ホンと・・・えーん