北村薫 「中野のお父さんの快刀乱麻」(文春文庫)
『文宝出版』で、文芸誌の編集者をしている田川美希の実家は中野にある
そこには優しい母親と、国語の教師をしている博覧強記の父親がいて、相も変わらず炬燵の周りに本を積み上げていて、美希が疑問に思ったコトがあると、忽ち鮮やかな回答を・解消させてくれる書物を見つけ出してくれる![]()
大岡昇平の傑作の名付け親・古今亭志ん生の不思議な一面&息子の古今亭志ん朝と古井由吉の奇妙な関係
更には、菊池寛と将棋小説・瀬戸川猛資の幻の映画評論・小津安二郎と里見弴との以外な関係・・・
など、文学界の謎を豊富な資料と共に、楽しく面白く解き明かしてくれるビブリオミステリのシリーズ第3弾![]()
小説雑誌の編集者である娘の美希が、仕事上で担当作家などと語らう内に浮上してきた疑問を、立ちどころに鮮やかにスッキリと解決してくれるのが、中野の実家にいる国語教師のお父さんで、家には書庫だけでは足りずに居間も
に占拠されているだけあって、様々な問題にもすぐさまヒントに・答えに繋がる本を探し出してくれる![]()
と言うのがシリーズの基本的な内容なのだが、問題はナニも文学関係だけに留まらず、映画であったり、今回は将棋であったり映画であったり、そして作者お得意・大好きな落語に関する<チョッとした謎>が呈される
特に今回は、私の苦手・というかほぼ無知識な純文学系のお題は少なく、落語系が2話あり、他のも文学界の文豪系のお話しよりも、より柔らかいモノが多く、前の2作よりも興味深く楽しめた
にしても・・・一体、作者の北村の知識量と読書量・そして棚や書庫の在庫量はど~なっているのか サブにも書いたが歌丸師匠じゃないけど、一度でイイから覗いて見たいモノだ![]()
ソレは今は立教大内にある乱歩の蔵の中と同じ位に興味があるし湧いてくる
また当時はまだ若く売り出し中だったりした、今では文豪などと呼ばれる歴戦の強者も、只の一青年だったりしたシーンが分かり、微笑ましくなってくるのが![]()
そして、ナンと言っても北村の優しい文体とリズムが読み手のコチラ側を温かく包み込んでくれるのが嬉しい![]()
「空飛ぶ馬」(創元推理文庫)
念願叶って文学部に入学した<私>も、も~じき二十歳になる
かと言って各別な意識の変化もなければ、環境にも変化は・・・実はあったのだッ
担当の加茂教授との繋がりから、噺家の春桜亭円紫師匠との縁が出来たのだ
日常のふとした些細な疑問や問題・小説や文学、果ては絵本にも感じ生じた謎を、名探偵の如く、師匠は鮮やかに答えを導きだしてくれる
系5話からなる連作短編で、北村のデビュー作となる、心穏やかに暖まるコージーミステリの傑作![]()
単行本は’89に出ており、文庫化が’94にされ、↑のは’98の20刷(
)となる北村のデビュー作
コレは例によって「BO」で購入したのだが、買ったのはソノ20刷目よりかなり後になってからで、正確には年代は覚えていないのだが、多分10年前位・・・だろうか
最初に買ったのも実はコレではなく、シリーズ4作目となる「六の宮の姫君」がソレで、他の人の、しかも解説でソレに触れているのが合って興味を惹かれて探して購入し、以後、遡って探して買い集めて行った次第で、ソレが↑の「中野の~」シリーズに繋がっている・という形
でナンですが・・・いやぁ~内容を全く覚えてないんですよねぇ~ サッパリと![]()
いえいえ、シリーズの『円紫師匠と私』シリーズ自体のコトは覚えてますし、全巻「BO」で揃えて、棚の一か所に纏めて置いてあるので例によって棚とか押し入れの奥をひっくり返さなくてもチャンとあるんですが・・・1話ごとの内容が、ネ も~ですワ
んじゃ、そんなに面白くなかったんかぁ って訳でもなく、充分に楽しんだ筈だし、だからこそチョコX2とこまめに、時間は掛かれども集めたんだし・・・
とまぁ~今回はナンとも中途半端な関連感想になってしまいました
まぁ~たまぁ~にゃ(ホンとか
)んなコトもありますわいネ![]()
先日、1か月以上も空いてしまった「11月分の仕入れ」に市内のY島書店へ
で、10月分はかなりSaveして減らしたんですが、寄ったらコレがまた面白そうなのが山積みとなってて・・・また、タップリと買ってしまったんですよ![]()
こりゃ~全部、読了すんのは「年越し」になるナ しかもまだ未購入の12月分もあるのにィ![]()
でも、仕方ないのゆっくり&ソレでも急いで読み進めなければならないですナ
で、コレも平台に積まれてたんで即買いッ 売れ行きも好調の様です
隣のレジに並んでたお兄さんも買ってたし
さぁ~来年はJ1だッ
*先月載せたのは「サカダイ」の方で、コチラはタイトルにある様に「J1復帰&J2優勝
」記念号の「サカマガ」の方です


