松岡圭祐 「高校事変16」(角川文庫)

 

夏休みが空けた初日、全国各地の小中高校で大規模な爆発事件が発生爆弾

しかし、平和ボケ・というか事件慣れしてしまっている為かも1つ緊張感に欠ける事態となっており、ソレは瑠那と凜香が通う日暮里高校でも同じだった

他の学校と同じくココにもEL累次体により改良されたC4・プラスチック爆弾が埋め込まれていたが、二人と教師の蓮実による機転で間一髪回避された

しかし、掲げる変革の為に瑠那と凜香の抹殺を諦めない彼らは、打ち上げ直前の民間ロケットをジャックし、標的を二人がいる日暮里高校へと変え発射するッロケット

中国工作員を炙り出し捉え、尚且つ邪魔者を排除するという一石二鳥を狙った狡猾かつ残虐な作戦の前に、二人・いや三人は立ち塞がるが・・・敵の目的は更に邪悪なモノだったドクロ

益々闘いは苛烈さを増す、シリーズ16キラキラ

 

 

とまぁ~、も~細かい説明は不要であろう・なシリーズの16作目で、コレまた御馴染みとなった新シリーズの新たな敵・EL累次体との攻防が描かれるのだが、こ~した「バトルもの」の展開・宿命として敵を打ちのめす・叩き潰す毎に相手はスケールアップし、ソノ規模というか仕掛けは派手にインフレしてスカレートしていくアップ

今回はロケットが撃ち込まれるわ、核が搭載された人工衛星に狙われるわ、と、も~一般人の手に負える範囲を超えているびっくり

ソレを、確かに異次元の能力を持ってはいるが『JK』に対峙させ、退治させなければならないのだから、松岡の苦労も偲ばれるってモンですナ

ともすると荒唐無稽な展開にならざるを得ないのでネ

ってか、も~既にソノ域に達している様な気もする

そのせいか・・・いつも巻末に次回予告が載っているのだが、今回にはないアセアセ

事変シリーズじゃなくっても、他のシリーズものや新作の刊行予告があるのだが・・・

サスガの松岡も息切れかアイディア切れか まぁ~ここまでハイスパート・スピードで出し続けてきているので、少し休んだ方がE~と思うんだけどネウインク

 

 

小川竜生 「誘惑 「窓際の狼」シリーズ」(光文社文庫)

東阪広告第二SP局部長である舘脇一輝は、社長の種田に突如呼び出され、新たな辞令を・命令を受けた

営業成績は抜群だが、支社長の神鳥にナニやら不穏な動きがみられる横浜支社へと出向し、ソノ裏を暴いてくれ・というモノだった

横浜へ乗り込んだ舘脇は、支社ぐるみの陰湿な妨害工作に遭いながらも、徐々に、隠されたプール金・怪しげな女の存在に築き、真相に迫っていく

只独り、味方もないまま敵陣へと乗り込む舘脇は、果たして不正と陰謀に辿り着けるのかッDASH!

大手企業に属しながらも無頼を貫くサラリーマンの闘いを描くシリーズ4

 

と今回も関連でこのシリーズを取り上げるが、前回にUpした3作目の「崩壊」が’99の書下ろしだったのだが、今作は「東スポ」に連載されており、纏められて’02に文庫化された作品

そ~した経緯もあってか表紙のテイストがガラリと変わったし、約550Pにもなるヴォリュームとなっている

刺激が求められるスポーツ紙・特にナニかと・な東スポなだけに・という訳ではないだろうが、内容的に過去作で最もエロティックなシーンが盛り込まれているラブラブ

またソレに伴って、今迄の様な舘脇が腕力で・拳で局面を打開する・打ち破っていくシーンが減っているのも特徴的パンチ!

まぁ~主人公の舘脇がいくら強い・腕に覚えがある・とは言え、年齢も年齢だし、コレまでほぼほぼ皆無だった倫理観みたいなモノも備えつつ有る為なのだが・・・

サラリーマンながら背負うモノがなく、傍若無人に気ままに振る舞う彼の姿が共感・というか憧れを感じさせ、爽快感を得ていたので、そ~した点では少々物足りなさもショボーン

ストーリーの方も現実世界とLinkさせてきており、バブルが弾け、その余韻すらも失ってしまった時期なだけに、より陰鬱な展開となっている

だからこそ舘脇には、もっと大暴れしてほしかったんだけど・・・もぐもぐ