竹宮ゆゆこ 「いいからしばらく黙ってろ!」(角川文庫)

 

共に6歳離れた双子(姉兄と弟妹)に挟まれ、ソノ世話をしている内にいつしかソノ調整役として育ってきた龍岡富士は、大学卒業後に実家の会社(結構大きめ)の従業員と結婚するコトになっていた

親の言うまま、「そんなもの」としてさして疑問を持たずきたが、突如ソノ彼から婚約破棄をされてしまうガーン

茫然自失のまま大学をそ卒業した正にその日に、偶然観た劇団に衝撃を受けるッ爆弾

脚本(ホン)の演出も・そして肝心の役者と芝居も凄いのだが・・・決定的にマネージメント能力が欠如し、トラブル続き解散目前の劇団「バーバリアン・スキル(通称・バリスキ)」

運命に導かれるかのように、コレ迄自己主張とは無縁だった富士だが、遂に自分の意志で立ち上がるッ 「私がいなければコノ劇団は潰れてしまう」

衝撃に衝き動かされ、ナニも知らない厳しい現実に翻弄される女性の荒ぶる青春小説ドキドキ

 

 

今作では「演劇」なのだが、やはりLiveには人を惹きつけ止まないモノがある・らしい

歌でもそ~だし、芝居とか落語とか、生でしか味わえない世界があり、ソレにどっぷりと浸かってしまうと抜け出せなくなり魅力がある・という

私生活で「お産どん」に追われ、遂に自己主張が出来ずさせてもらえず、流されて生きてきたコが、遂に自分の居場所を見つけソレに賭けて飛び出そうとする、テーマ&ストーリー的にはよくあるお話しなのだが・・・

ある意味「没個性の塊」の様なお嬢様が、個性しかない・Wildな面々に面食らってという部分・シーンが面白いし、劇団が舞台というのも楽しい

田舎にいると生の観劇の機会などはほぼないし、そもそも興味がないと公演があってもわざわざ足を実際に運ぶ人も少ないと思う

よく「役者だけじゃ喰えない」などと言うセリフを聞いたりもするが、その辺りの実在が分かるのも楽しいニコニコ

ソレなりのVolがある作品なのだが、熱に浮かされて勢い溢れるまま展開されるので、コチラもその流れに乗って楽しく面白く読み進められた、エンターテインメント作だったキラキラ

 

まぁ~唯一言うトコがあるとすれば・・・表紙のイラストのテイストはどうも

オジさんにはキツいモノがある、かな汗うさぎ

相変わらずコノ社の編集者のセンスはショボーンですナ

 

 

五木寛之 「四季・奈津子」(集英社文庫・上下)

 

北九州に暮らす次女の奈津子は、女だてらに軽トラックを転がし配送をしている

3年余の付き合いとなる恋人の達夫と、もうじき結婚するコトになっていた

しかし、とある夜に観た劇団の公演・道中でのカメラマンとの出会いが、彼女の中に潜むナニかに火をつけた雷

安住の地を捨て独り奈津子は上京するが・・・新幹線内での詩人との邂逅・東京での有名俳優との逢瀬・そして再び巡り合ったカメラマン

何より自由奔放に逞しく自分の意のまま生きる女性・ケイとの出会いが奈津子を変えていく

新しい時代・新しいオンナの生き方を大胆に・そして瑞々しく描いた大河ロマン4部作の1stにして、氏を代表するベストセラーキラキラ

 

私らの世代だと、も~ホンとにど真ん中の話題&大Hit作

大量に流れた(チョッと・・・というかかなりエロティックなドキドキ)TVCMの影響もあって、思春期の中高生たちを刺激したモノだ音譜

S56の1刷目のだが、少し遅れて購入したのは多分中3の頃だと思う

コノ前に「青春の門」を落丁本をタダで貰っていたので、五木は知っていたし興味を持っていた(但し、「自立編」と「放浪編」でメインとも言える「筑豊編」はかなり後になってから・という変則な形での読書体験となっている)

そしてコノ時期の中坊とかの脳内は、ほぼほぼそ~いったエロで占領されているのでてへぺろ、コノ話題作を逃す訳にはいかなかったのである

とは言え、映画ではなく原作の方を選んでいる・というのが本好きらしいトコ

 

世間的には「女性の幸せ=結婚」という価値観でほぼほぼ〆られていて、一部ではウーマンリブ的な運動などが盛んに喧伝されてはいたが、あくまでソレはごく一部・進歩的な考えであって、異端であったと思う

しかし、徐々に徐々にではあっても時代は当然のコトながら動き始め、そ~した安定・安住を捨てても自分の生き様・価値観を大事にする風潮が生まれ始めていたと思う

そ~した意見・空気感を先取りし、大胆に描いてみせたのが今作だと思う

またコチラは4姉妹の物語で、「布由子→波留子→亜紀子」と続く大河モノで、コノ3部の中でも、その時代の「女性ならではの生き方」を問う物語となっている

*最後の「安紀子」だけポプラ社 前の「波留子」から間隔が空いており、店頭で見かけた時には思わず声が漏れましたネ晴れ

 

個人的には「観劇経験」はないのだが・・・

大学時代の友人のYと一緒に新しいサークルを起ち上げた

文化系・というか文学部大学だった関係もあって、同人誌を創ったりしてた

高校時代は文芸部だったので(しかも部長だった)、その経験を買われて・という感じで

で、そのYが演劇もしたい・というので脚本(ホン)を書き、演出をするというので、何故か私が役者としてスカウトされた

まぁ~私がYと一番親しかったから・というのが一番の理由なのだが

で数回、本読みとかをしたコトがあったのが唯一の演劇体験

*結末としては、そのサークルに入って来た1年生のコとYがくっ付いてしまいラブラブ、劇はおろかサークル自体のなし崩し的に雲散霧消してしまった・という、「あるある」的なオチに

劇はそんな感じだったが、同人誌は数冊造り、校内で販売してたりはした コチラもその後は・・・となりましたけどネ照れ

 

 

で、コレを関連でUpしたからにはコノ画像を貼らない訳にゃいかないらッ虹

ってコトで

 

後にTVで観たし、レンタルして観た

でもDVDは持ってないんですよねぇ~

「BO」とかで探してるんですけどネニコ