藤崎翔 「モノマネ芸人、死体を埋める」(祥伝社文庫)

 

『マネ下竜司』こと関野浩樹は、NPBやメジャーでも活躍した伝説の名投手・竹下竜司のモノマネ1本で喰っているモノマネ芸人

始球式のイベントや地方営業に加え、ご本人からのお墨付きもいただいており、呼ばれて酒席のお供につけばお小遣いなども貰え、ソレなりの収入を得いている爆  笑

しかし、ある夜を境に全ての状況が一変してしまったッ

竹下が酔った勢いで殺人を犯し、ソレを隠蔽する為に呼ばれた浩樹は、一緒に遺体を埋めに行くコトにッアセアセ

彼のモノマネしかできない浩樹は悩みながらもスコップを握り、立派な共犯者となる道を往くのだが・・・

元芸人ならではリアリティがある・・・のかぁはてなマークとなる二転三転のサスペンスミステリDASH!

 

 

と、ココんトコ、彼の作品を読む機会が増えた

というのも、前にUpした「逆転美人」がNiceな出来で、一旦は離れていたのだがソレを契機にまた手を出し始めた

今回は「モノマネ芸人」の世界が舞台で、作者は元芸人なのでソノ生態とか習性なども熟知しているだろうし、思考回路も良く分かるのではないだろうか

普通以下(ガーン)の芸人の生活とか、番組や営業などのリアリティも真に迫っている

実際に、地上波ではほぼ見かけないけどBSやCSなどではチラっと見たコトがある芸人が、犯罪を犯して捕まる・といったニュースを見るコトがある

なので今作の場合、やったコトは許されざるコトではあるのだが、同情というか一蓮托生の気持ちとか切羽詰まり様などは、理解できたりはする

また従来の藤崎作品らしく、Edにはまた「仕掛け」が施されていてるのがOK

パタX2と目まぐるしく展開と場面が変わる様は面白いし緊迫感に・・・は、ど~にも欠けるかな 笑わせて笑われてナンぼ・の芸人の話しだけにコミカルになってしまうのだが、ソレがまた面白さを増している爆  笑

読みやすくて面白い・藤崎はホンとにナカナカやってくれる注目株だグッ

 

 

松野大介 「芸人失格」(幻冬舎文庫)

人を笑わせるのが大好きな芸人志望の青年・路木と、アイドルになりたくて田舎から上京してきた桜小路の二人は、コンビを組み芸人として活動を始める

程なく国民的番組に起用されると人気を得る様になったッ花火

が、路木はど~しても売れる為にはナンでもあり・ナンでもするという方向に馴染めない

一方、桜小路の方は望んだ方向ではないものの、天性の愛想・調子の良さを発揮し伸し上がっていく

やがて路木のみがレギュラーを外され、コンビは運命は風前の灯火となる・・・

元お笑いコンビ「ABブラザーズ」の片割れが描く、自伝的痛切な自伝的小説

 

私らの世代は、お昼に8chのアレを観た後、その流れでアチラも観ていたのだが、ソコで前説というかコーナーというか、賑やかしで活躍していたお笑いコンビを覚えてる方も多いと思うし、ナンなら未だに名前は・だけど顔はナンとなく覚えてる・という方もいると思う

一方の元相方は、今もTVで司会やバラエティ番組などに出ているので殆どの方は知っていると思う

*「好き嫌い」は別としてネ・・・てへぺろ

ソノ華々しい、アイドル的な人気や活躍をした栄光の時代から、コンビ解散→芸人引退までの流れ、ソノ最中の痛ましいまでの傷の数々などを、そのままに描いている

そしてソノ痛烈な痛みがコチラにまで伝わってくるのがナカナカに辛いモノがあるムキーッ

ただ・・・芸人に限らず、エンタメやスポーツの世界などが顕著だが、スーパースターとなるのはホンの一握りで、例えソコ迄輝けなかったとしても一度はかなり強烈なスポットライトを浴びているのだから、ソレだけでも素晴らしいとは思うのだけどネ・・・拍手

 

 

ファッションとか髪型とかも懐かしいなぁ~・・・照れ