山本甲士 「迷犬マジック3」(双葉文庫)

 

怪我でオリンピックの夢を絶たれ、今はしがないバイト生活の陸上選手

務める会社に蔓延する<おやじ病>に辟易している女性技術職の会社員

地味で冴えない家の仕事と自分にも1つ自信が持てない小5の女子

市民からのクレームと頼りない・頼れない上司との板挟みの市役所職員

人生お先真っ暗って訳じゃないけど、快晴って感じでもない曇り空の心模様を抱く人達の前に、ひょっこり姿を現す黒柴系の迷い犬のマジック

でも彼と一緒にいると、ソレ迄の悩みが雲散霧消し心もウキウキとなるんです虹

絶対一度は出会いたい・散歩をしたいマジックはいつの日にかきっとやって来るッ乙女のトキメキ

書下ろしの人気シリーズ第3弾ビーグルしっぽビーグルからだビーグルあたま

 

 

いいの、いいんだよッ・・・ソコに小さなノでもあればッ! | みかんjamのブログ (ameblo.jp)

既に人気で直ぐにコノ第3弾が書き下ろされた

2と1についても↑の時にUpしている

今回も内容的展開的には同様で、心に「小さなとげ」が刺さっていて、ど~にも冴えない毎日を送っている市井の普通に人達のトコへ、ナンの予告もなくひょっこりと現れては、名は体を表すじゃないけど、不可思議な体験と経験と心持を与えてくれる音譜

ソレが黒柴系の中型犬のマジック

よく躾はされているし、ナンと言っても愛嬌が抜群だし賢いんだからッチョキ

昔、子供の頃に犬を飼っていたコトはあったが(チャウチャウ系の雑種で名前はペロパグ)、その時一度だけで、ずっっとウチは猫派だったし、オレンジが逝ってしまった今でもソレは変わらない

けど・・・マジックだったら未だに癒えぬ『オレンジロス』を拭い去ってくれそうな気がする

 

 

「ダイナマイト・キッドなんて大嫌い」(中公文庫)

ちょっぴり・ホンのチョッとだけ「ポッチャリ体型」な女性警官と、身体を鍛えるコトが趣味の中年ムキムキオヤジがコンビとなって、迷宮入りしそうな難解な事件に挑む

見た目も中身も凸凹な急造コンビが、マッスルしながら犯人を追うが・・・ピリピリ

筋トレ理論にも詳しくなれて、しかも推理力もムキムキとUpUpな連作短編ミステリOK

 

とまぁ~表紙イラストからもタイトルからもユ~モアな香りが漂ってくるが、まぁ~その通りの作品で、ミステリではある推理であるとか犯人であるとか、動機がどうのトリックがど~のの前に、今作で最も重要視されているのが筋肉&トレーニング

コレは作者の趣味が全開マッスルになっており、以降の作品でもちょいちょい登場するし、↑の「3」でも少し出てくる

元々、山本はミステリ畑の出なのだが、ソコではも1つ芽が出ずに、色んな方向を探っているウチに「ご近所トラブル」に端を発するリアルホラー作や、今回のマジックの様なハートウォーミング系なエンタメに活路を見出し、今「ウケ」に入ってきたトコの作家

でもやっぱりミステリに未練はあるようで、時々隙を伺っては(ゲラゲラ)こ~したのを出している

いつかは「推理作家協会賞」にノミネートされる位のが出来るとE~んですが・・・

ま、難しいかもしれないけど・・・ゲッソリ