松岡圭祐 「ecritule 新人作家・杉浦李奈の推論Ⅶ レッド・へリング」(角川文庫)
24歳となった李奈は、前回の事件から心機一転とばかりに引っ越しをした(でも同じ阿佐ヶ谷)
新たな1歩となる新作の評判も上々で、自分では望んでいない『業界探偵』も返上し、いよいよ一本で・とい意気込んでいたが、突如アマゾンのレヴューは軒並み1つとなり、行った覚えのないホスト店での痴態が晒され、書いてもいない官能小説がソノ道の専門レーベルに送られ出版目前になっていたり・・・![]()
そんな混乱の中、呼びだされたKADOKAWA編集部へかかってきたで、李奈と友人で作家の優佳は、明治初期に発刊された幻の本を探す羽目にッ![]()
書く本は売れないし人気はないが、業界の謎・問題には滅法強い新人作家・李奈が遭遇するシリーズも遂にⅦ
前のⅥから少し間隔が空いたし(と言っても前は10月だけど)、いつもの巻末に次回予告がなかったので、暫くは・というか勝手に終わったのかな・などと思っていたが、やっぱりきっちり2か月置いて年末に出ていた
で今作では、とある世界一売れている本を巡る騒動で、幻というか多分現在では現存していないだろうと思われる本を探し求めている内に、殺人は起こるは拉致はされるは、挙句には国家的陰謀が隠されていて・・・
と例によってテンコ盛りの内容で、毎回松岡の博識さに驚かされるし、ソレを毎回2か月しか時間がない中でまとめ上げる筆力には脱帽するしかない
そして当然ながら面白いというのが、も~ネ![]()
稀覯本を巡る物語だった筈なのに、いつの間にか違う展開に持ち込まれ、ソレが300p内に収まってるのも凄いし、本好きなら思わず
としてしまうのもお約束![]()
そして「お約束」と言えば、巻末には3月の新刊の予告が載っていたし、KADOKAWAを巡る一連の騒動・というか・・・犯罪(
)にもキッチリ触れてくれる辺りは、人気作家ならではの皮肉・というか余裕で、作内では新人作家が語っているが、本当の新人さんでは言えないコトも松岡クラスなら、ソレもOKなんでしょうナ![]()
アーヴィング・ウォーレス 「イエスの古文書」(扶桑社ミステリ・上下)
広告業界で若くして成功を収めたランダルの元に、ある宗教書の出版社から宣伝の依頼が持ち込まれたが、その内容にランダルは驚愕し戦慄を覚えた
イエス・キリストの実弟が書き残した古文書が発見されたというのだ![]()
近親者によって書き残された新な福音書により、『人間イエス』が2000年もの時を超えて真実が明らかにされようとされてしており、更にソコには<第二の復活>が予言されているというッ
そうした内容の新たな聖書が発売され、そのPRをランダルに任せたいという前代未聞の大プロジェクトが始まろうとしていた
しかし、新たに発見された『救世主の真実』は混乱を巻き起こし、卑劣で凶悪な妨害工作に襲われる・・・
大混乱に陥った中、ランダルは独り、本当の真実を求めて旅立つッ![]()
聖書学の博識な知識を活かし、文字通り「神をも恐れぬ」息する間もない展開が繰り広げられる世界的ベストセラー
まぁ~日本でも、そ~した「聖遺物」ってのはあって、日蓮の曼陀羅とか空海の方杖やら、ナンやらとかがあったり噂されたり、発見されたり・・・などがあるやらないやら&本物やら創作やらと、ナニかと騒がしかったりする
が、やはりそ~したのの本場(
)は、欧米・というかヨーロッパでしょう
特にそういったのを狂信的に蒐集している「テンプル騎士団」の存在などは、某陰謀論好きTVなどで散々喧伝されているし、何度も物語にもなっている
嘘か誠か分からないからこそ、ソコにはロマンがあるし騒動があるんで、ミステリ&サスペンスのテーマとしてはうってつけで、特に真贋が怪しければ怪しい程・ソノ遺物が尊ければ尊い程、時代が古ければ古い程、ストーリーは盛り上がる
新刊で上下とも購入しているが、初出が’05の3月で、コレが5月で6刷と、当時かなり話題になった・・・と記憶・・・してはいないかな![]()
でも充分に楽しんだ記憶はある![]()
私らの世代で「聖遺物」と言えば、も~コレでしょう!
中学の頃に上映され、私には珍しく映画館で観ている
・・・でも同時上映だったんで、メインのついでに・ででした
中学卒業後に封切りで、部活の友達皆なと朝一にチャリで繁華街へ行き、先ずコレを観て→同時上映のコレを観た後→持参した
を喰った後に、も一度メインを観直すという・・・
サスガに若くて元気でも、最後は頭がチョッとフラx2しちゃっいましたネ
そのメインがコチラ
も~当時は大ブームでした
同時上映がコレ!
今にして思えば、ど~ゆ~カップリングなのよ![]()



