森功 「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社文庫)

 

国内でもTopを走る住宅総合メーカーである積水ハウスが、土地取引に於いて50億以上ものお札を騙し取られたッガーン

都内五反田を舞台に、とある旅館の土地建物を巡る事件は日本中を震撼させた

しかしコノ事件の氷山の一角であり、近年の土地バブルの再来で一度は地下へ潜り消えた筈の詐欺集団・所謂『地面師』たちが蘇り、跋扈し始めたのだ

プロである筈の不動産や住宅などの業界会社を始め、弁護士や司法書士などの資格者も騙されしまったのだガーン

グループとなり集団で詐欺を行う複雑怪奇で功名な手口を炙り出す渾身のルポもの

アナタの土地の登記は大丈夫なのかッ!?

 

 

作者の森は硬派を任じている誠実で確実な取材が「ウリ」のルポライター

特に事件モノが好きな私も好きな作家の一人で、既にココでもUpしている

*ソノ時のは事件モノじゃなくって「高倉健さん」のだったけど

で今回のテーマは「地面師」と、一般では聞きなれないが、事件モノが好物な方なら

「ははぁ~ん・・・うん、アレね」となるんじゃないだろうか

今作ので1話目がTVなどでも散々ニュースになった、五反田駅前の一等地にある老舗旅館を舞台にした事件で、コレがまぁ~ホンと実に手が込んでいる

先ずは大物プロデューサーがいて、ソコに手配師に偽造屋や道具屋が絡み、更に成りすまし役がいて怪しげな弁護士や司法書士が存在した上に、お約束のヤクザやアンダーグラウンドな勢力までが揃うという世界・・・

今作では他にもアパホテルが騙された赤坂事件や、遂には白骨死体までが登場する新橋事件など、世間を騒がせた事件の表と裏を丁寧で情熱的な取材により克明にしている

コレを読んだ土地持ちさんは、改めて気を付けましょうネ叫び

ウチも爺さんから受け継いだ土地があるんだけど・・・ダイジョブかなぁ~アセアセ

ま、田舎の農地なんで利用価値はかなり低いんですけどネウインク

 

 

一橋文哉 「餃子の王将社長射殺事件 最終増補版」(角川文庫)

’13の早朝、一番に出社した(当時)社長の大東氏はいつもの清掃を始めたが、ソコに待ち受けていたのは4発の銃弾だった

凶弾に倒れた人物は全国にチェーン展開する「餃子の王将」の社長であった為、様々なトラブルが予想された

閑静な住宅街に突如として響いた銃声と凶行に京都府警も全力で捜査を進めるも、進展は見込めず、このまま「迷宮入り」になるかと思われた・・・

何故社長が襲われたのかはてなマーク創業者一族・暴力団とマフィアの影がチラつく中、著者の一橋は単身、闇の中へ斬り込んでいくッ雷

文庫化に際し、新たな(当時の)最新情報を加えた渾身の事件ルポ

 

最初は森の他のルポものを関連でUpしようと思っていたら・・・

いきなりコノ事件に関するニュースが飛び込んできたので、コチラも急遽差し替えた次第びっくり

上の一橋の本の中でも触れられているが、物証は実は結構残っており、割と早い段階で容疑者の絞り込みは出来ていたという

なのに逮捕までに時間が掛かったのは、公判維持の為にもっと証拠をきっちりと固めたかったからなのだろうし、後、犯人(といっても「見張り役」&「見届け人」だけど)が既に収監されていたので逃亡の恐れがないんで、じっくり検証した末なのだろうと思われる

ただ実行役はまず・というか絶対に国内にはいないし(ナンなら犯行が行われた日には既に飛んでいたと思われる)、請け負った大元も特定はできても逮捕までには至らないと思われる

しかし事件が進展したのは間違いないので、今後の捜査の行方が気になる

 

と、今回は作者の一橋本人についての言及はなしってコトで

まぁ~以前にもしてますしネてへぺろ

今回は珍しく記事と現実がLinkした・というかさせた回となったお願い

 

 

 

そしてまた偶然にもLinkしたかのようなドラマが始まった

特に森の作品の詐欺師・地面師などはこの原作である漫画で詳細に語られいる

例によって、今回のも・以前のも映像の方は全く見ていないが、漫画の方は全巻持っている

事件モノが好物なモンにとっちゃ、絶対に見逃してはいけない作品の1つだったりするグッ